■毎年、秋に飯田不久先生というヨガの先生が小笠原に来島して来てくれて、
いつもとても面白い沢山の学びを伝えてくれます♪
母島は11/3に終了し、現在は父島で開催中!!
今回のテーマは「精神の自立」でした。
自立してますか?と聞かれれば、
ほとんどの大人は「自立しています」と答えるでしょう。(そうでもないかw?)
ですが、そのほとんどは生活、経済の自立を指します。
今回フォーカスしているのはそのどちらでもなく、精神の自立。
実は簡単なようで非常に難しいものなのです。
要は、
いかなる状況に置かれても、
他人や外の状況に自分の心が大きく左右されない状態を「精神の自立」と言っていると思います。
普段の日常の中で、
職場や家族、学校や地域で人は他人に大きく影響されます。
それは互いに依存関係になるからで、
精神が自立していると、いちいち他人に左右されず、安定しているので何も問題にならないというわけです。
しかし、精神の自立というのは簡単にできるもんじゃないというのがミソです(笑)。
■飯田不久先生は世界一周、16年の小学校の教員を経てヨガに出逢い、
インドのスワミ・ヴェーダを師としてヒマラヤ伝統ヨガを30年教えています。
フク先生のヨガの醍醐味は日本のヨガの先生の中でも数少ない、
インド哲学を分かりやすく楽しく話してくれるところです♪
ヨガの4000年の歴史の教えで「幸せに生きること」を目的に、
様々な教えがあり、体を緩めるポーズもその一つだそうです。
ヨガは本来、馬と馬を繋ぐという意味があるそうです。
そして、その馬は人間の暴れまわる自我(エゴ)の事を差すそうです。
ラージャ・ヨガは
体を緩めて、学びを続けて、瞑想の質を得ることで、
自我(エゴ)に振り回されないようにしていくといった感じでしょうか。
ちなみに不久先生、現在超元気な75歳!
今も得意技は一輪車というスーパーな方です(僕は乗れない…)!!
2年前からは父島でサーフィンにも初挑戦して、
去年は立つこともできたそうです!!
■9月に不久先生は「本当の自立と心の平和」をテーマに小笠原に来島し、話をしてくれました。
その時は1航海だったので父島のみで開催し、僕も行きたかったのですが叶わず、
今回それについて聞きたい事ばかりでした。
その時のちらしによると
【平和を望まない人は、ほぼ居ない。
だけど戦争も犯罪もなくならない。
「戦争反対」と活動する人は、戦争する人を敵にしてしまう。
本当に戦争を無くすには敵を作らないこと。
一人一人の心の中にある、小さな敵が…
憎しみが、恐れが、妬みが、貧りが…
戦争や犯罪へと繋がっています。
一人一人の真の心の平和とは何なのか?
何か団体に属して特別な事をするとかではなく
個人個人が築く心の平和は、
パートナー、子ども、家庭、地域、世界を平和にする種なのです】
とあります。
なるほど。
スーッと入ってきます。
そんな一人一人が本当の自立(精神の自立)を得るためにはどうすればいいか?
先生は、
・責任を持つこと
・ヨガを続けること
と言いました。
「責任を持つ」ということは自分の行動に自分ですべて責任を持つという事、
言い換えれば、自分の置かれている状況を誰のせいにも、何かのせいにしないで、自分の責任で受け止めるという事。
子どもでも分かるこのシンプルな方法。
でも実際にはなかなか難しいものです。
つい上手くいかないことがあると、人は何かのせいにしてしまいます。
でも、それを選択しているのは紛れもなく自分自身。
誰に何を言われたって、何をしたって最終的には自分で決定し動いているのですから。
本当の自立を得た人は依存をしないので、問題が生じないという事でした。
これは子育てでも言えることで、子どもを精神的な自立をさせるように育てるのが大事だと分かりました。
親があれこれ老婆心でおせっかいを焼くことが、逆に子供の自立を妨げる害となるのです。
究極には親は子供の死すら恐れずに、子どもの自立を教えるべきと言いました。
インド哲学では死は大きなことではなく、魂が宿っている体を変えるだけの話なので、何も恐れていないのです。
■不久先生の話は多岐に渡ります。
・子供の反抗期は親の理不尽へのお返し
→親に理不尽な扱いを受けてない自立した親子には反抗期が来ない。
・親とは何か?
→保護者である。支配者ではない。親を通して生まれてくるが、完全に魂は他人である。
・甘えさせると、甘やかすは違う。
→甘えさせるのは時として必要だが、甘やかすのは時として虐待より悪影響な場合がある。(自立を妨げる)
・ダライラマ法王の言葉、1年でどうしようもない日が2日だけある。それはいつか?
→それは、昨日と明日である。今日だけは自分の力でどうにかできる。
■先生が問いかけます。
「みなさん、【有難い】の意味の反対を知っていますか?」
一生懸命考えたけど、
…僕は分かりませんでした。
答えは........
なんと「当たり前」なのだそうです。
有ることが難しいほど貴重な事だから「有難い」。
それって、実は日常の「当たり前」の中に沢山あるのです。
あまりに身近すぎて忘れてしまいがちだけど、
こうして母島で家族と暮らせて、気のいい仲間がいて、美しい自然の中で暮らせる当たり前の毎日が本当に有難いことに気付きます。
■今年の母島の不久先生のヨガが終わりました。
今回も本当に素晴らしい学びの連続でした!
昨日の見送りの後はなんだか母島の日常の景色すべてが輝いていて、天国のようでした♪
こちらの気持ち次第でこんなにも
当たり前が幸せに感じれるなんて…
そんな中、不久先生は次の舞台である父島へ。
船が苦手なのにこうして毎年小笠原へ来てくれる…
本当に有難いです。
先生とお話しすると、悩んでいたことがスーッと晴れて、気持ちがとても軽くなります♪
そしてそれが不思議と持続します。
僕自身も本当の自立を目指していきたいですし、
本当の平和というものを確立していきたいと思っています。
そして、それがきっと辛くて悩んでいる身近な人にとっても本当の自立になれることを信じて…
不久先生どうもありがとうございました!!
いつもとても面白い沢山の学びを伝えてくれます♪
母島は11/3に終了し、現在は父島で開催中!!
今回のテーマは「精神の自立」でした。
自立してますか?と聞かれれば、
ほとんどの大人は「自立しています」と答えるでしょう。(そうでもないかw?)
ですが、そのほとんどは生活、経済の自立を指します。
今回フォーカスしているのはそのどちらでもなく、精神の自立。
実は簡単なようで非常に難しいものなのです。
要は、
いかなる状況に置かれても、
他人や外の状況に自分の心が大きく左右されない状態を「精神の自立」と言っていると思います。
普段の日常の中で、
職場や家族、学校や地域で人は他人に大きく影響されます。
それは互いに依存関係になるからで、
精神が自立していると、いちいち他人に左右されず、安定しているので何も問題にならないというわけです。
しかし、精神の自立というのは簡単にできるもんじゃないというのがミソです(笑)。
■飯田不久先生は世界一周、16年の小学校の教員を経てヨガに出逢い、
インドのスワミ・ヴェーダを師としてヒマラヤ伝統ヨガを30年教えています。
フク先生のヨガの醍醐味は日本のヨガの先生の中でも数少ない、
インド哲学を分かりやすく楽しく話してくれるところです♪
ヨガの4000年の歴史の教えで「幸せに生きること」を目的に、
様々な教えがあり、体を緩めるポーズもその一つだそうです。
ヨガは本来、馬と馬を繋ぐという意味があるそうです。
そして、その馬は人間の暴れまわる自我(エゴ)の事を差すそうです。
ラージャ・ヨガは
体を緩めて、学びを続けて、瞑想の質を得ることで、
自我(エゴ)に振り回されないようにしていくといった感じでしょうか。
ちなみに不久先生、現在超元気な75歳!
今も得意技は一輪車というスーパーな方です(僕は乗れない…)!!
2年前からは父島でサーフィンにも初挑戦して、
去年は立つこともできたそうです!!
■9月に不久先生は「本当の自立と心の平和」をテーマに小笠原に来島し、話をしてくれました。
その時は1航海だったので父島のみで開催し、僕も行きたかったのですが叶わず、
今回それについて聞きたい事ばかりでした。
その時のちらしによると
【平和を望まない人は、ほぼ居ない。
だけど戦争も犯罪もなくならない。
「戦争反対」と活動する人は、戦争する人を敵にしてしまう。
本当に戦争を無くすには敵を作らないこと。
一人一人の心の中にある、小さな敵が…
憎しみが、恐れが、妬みが、貧りが…
戦争や犯罪へと繋がっています。
一人一人の真の心の平和とは何なのか?
何か団体に属して特別な事をするとかではなく
個人個人が築く心の平和は、
パートナー、子ども、家庭、地域、世界を平和にする種なのです】
とあります。
なるほど。
スーッと入ってきます。
そんな一人一人が本当の自立(精神の自立)を得るためにはどうすればいいか?
先生は、
・責任を持つこと
・ヨガを続けること
と言いました。
「責任を持つ」ということは自分の行動に自分ですべて責任を持つという事、
言い換えれば、自分の置かれている状況を誰のせいにも、何かのせいにしないで、自分の責任で受け止めるという事。
子どもでも分かるこのシンプルな方法。
でも実際にはなかなか難しいものです。
つい上手くいかないことがあると、人は何かのせいにしてしまいます。
でも、それを選択しているのは紛れもなく自分自身。
誰に何を言われたって、何をしたって最終的には自分で決定し動いているのですから。
本当の自立を得た人は依存をしないので、問題が生じないという事でした。
これは子育てでも言えることで、子どもを精神的な自立をさせるように育てるのが大事だと分かりました。
親があれこれ老婆心でおせっかいを焼くことが、逆に子供の自立を妨げる害となるのです。
究極には親は子供の死すら恐れずに、子どもの自立を教えるべきと言いました。
インド哲学では死は大きなことではなく、魂が宿っている体を変えるだけの話なので、何も恐れていないのです。
■不久先生の話は多岐に渡ります。
・子供の反抗期は親の理不尽へのお返し
→親に理不尽な扱いを受けてない自立した親子には反抗期が来ない。
・親とは何か?
→保護者である。支配者ではない。親を通して生まれてくるが、完全に魂は他人である。
・甘えさせると、甘やかすは違う。
→甘えさせるのは時として必要だが、甘やかすのは時として虐待より悪影響な場合がある。(自立を妨げる)
・ダライラマ法王の言葉、1年でどうしようもない日が2日だけある。それはいつか?
→それは、昨日と明日である。今日だけは自分の力でどうにかできる。
■先生が問いかけます。
「みなさん、【有難い】の意味の反対を知っていますか?」
一生懸命考えたけど、
…僕は分かりませんでした。
答えは........
なんと「当たり前」なのだそうです。
有ることが難しいほど貴重な事だから「有難い」。
それって、実は日常の「当たり前」の中に沢山あるのです。
あまりに身近すぎて忘れてしまいがちだけど、
こうして母島で家族と暮らせて、気のいい仲間がいて、美しい自然の中で暮らせる当たり前の毎日が本当に有難いことに気付きます。
■今年の母島の不久先生のヨガが終わりました。
今回も本当に素晴らしい学びの連続でした!
昨日の見送りの後はなんだか母島の日常の景色すべてが輝いていて、天国のようでした♪
こちらの気持ち次第でこんなにも
当たり前が幸せに感じれるなんて…
そんな中、不久先生は次の舞台である父島へ。
船が苦手なのにこうして毎年小笠原へ来てくれる…
本当に有難いです。
先生とお話しすると、悩んでいたことがスーッと晴れて、気持ちがとても軽くなります♪
そしてそれが不思議と持続します。
僕自身も本当の自立を目指していきたいですし、
本当の平和というものを確立していきたいと思っています。
そして、それがきっと辛くて悩んでいる身近な人にとっても本当の自立になれることを信じて…
不久先生どうもありがとうございました!!