小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

うちなーローゼル出荷始まる!!

2018年11月13日 | ローゼル販売
■うちなーローゼル、11月下旬から出荷開始と言っていましたが、今年はなんともう仕上がってきました!!
ので、本日11/13より母島農協にてうちなーローゼルを少量ですが出荷開始します♪

去年の出荷を参考にすると、だいたい12月中旬頃までが収穫期間です。
色的にもまさにクリスマス・ローゼルですね(笑)!

うちなーローゼルは去年より栽培している晩生品種のローゼルです。
沖縄の森岡尚子さんに譲ってもらった品種。

母島ローゼルとは実の形が全然違く、スレンダーに長い感じです。
加工面から言うと、母島ローゼルよりも煮たときに繊維が残りにくい性質があります。


今年不作の母島ローゼルと違い、こちらは超絶好調です!
ジャムはもちろん、クリスマスのお菓子、日常のお弁当に添える塩漬け、お茶、酒漬け、酢漬けなど、色々日常的に使えます♪

こちらは栽培本数が50本と少なめなのと、
鮮度保持が母島ローゼルほど強くないので内地発送は厳しいかなと思っています。




■今年は6品種のローゼルを栽培しましたが、現段階で生き残っているのはうちなー、ルビー、母島の3種です。

みんな個性がありますね~♪


花もそれぞれ違いがあり、とても面白いのです♪


こちらはうちなーローゼルの花です。
まさにオクラ!って感じの花ですね~!
(オクラもローゼルもハイビスカスの仲間のアオイ科に属しています)

こちらは葉っぱを利用するルビーローゼルの花。

アダルトなハイビスカスの花の雰囲気です☆

密かにこの花の佇まいが好きなのです(#^.^#)

そして、母島ローゼルの花。

もうすっかり段階は「引き継ぎ期」なのですが、
幾つかは今でも毎朝、開花している様を見せてくれています!

実はより丸っこくなり、すっかり次の世代に命を引き継ぐステージ。

ガクも固くなり、葉っぱも落としてきました。


■そんなメインの母島ローゼルは種取りの時期を迎えています。

ローゼルの種取りに関しては幾つかの方法で行っており、
過去に記事を書いていますが、
種を絶やさない為にとても気を付けています。

天候次第ではこうしてガクの中で発芽してしまう事態も多く発生します。

圃場で直接種を取る場合は天気との勝負になります!!

先日はモロヘイヤも種取をして、無事に大量の種を取ることができました。

自家採種が成功すると、無事に命を次に繋げることができたと思うせいか、とても安心するのです♡


■様々なイベントも終わり、ホッとしつつもローゼルの収穫、種取り、冬野菜の作付けでそわそわしている母島の秋。
夕焼けなんて最近、見事なまでに焼けてくれています。

なんて見事な景色を毎日見せてくれるのでしょう。
とても有難いことです♪

島の秋は様々な渡り鳥も沢山来てくれていて、
今はサバクヒタキなんて珍しい鳥さんも来ています。

こんな小さな体で、一体どうやってこの大海原を渡ってくるのでしょう?
一体どんな気持ちで海の上を渡って行くのでしょう?

そんなことに思いを馳せる秋の母島でした♪