■今回の東京宝島事業スタディツアーで、
特に震えるほど面白いと感じたのが「場活堂」でした。
ここまで一つのイベントに参加して感動した記憶は久しくない気がします。
そこで学んだことはとても言葉にしづらいのですが、とても面白く、
島で実施してもかなり面白い成果が生まれると確信できたので、
ここで少し紹介してみたいと思います。
場活堂の代表、泉さんはその類希なるセンスで
各地域や企業などの人のあり方を根底から変えてしまい、
そこの場の人々がそれぞれ自分のセンスを発揮して活躍するきっかけやテクニックを伝えている、最高に面白い方でした♪
泉さんが日本の各地域や企業に出向いてやっていることは、
「イベントを企画する」ことではなく、「人を掘り下げてつなげる」ことだそうです。
島に限らず、多くの人が集まり活動する組織や団体、チームがありますよね。
その図式というのがあって、2種類あるといいます。
ひとつは
「主従の関係」
これは誰かがトップに立ちリーダーシップを発揮する構成です。
今の世の中に溢れている図式ですね。
力関係はまさにピラミッド型と言えます。
それに対してもうひとつは
「共同体の関係」
こちらはその構成するメンバーが対等で、お互いの力関係で成り立つのではなく、
協力関係で成り立つ図式です。
形で言うなら誰もが同じ距離の丸が適当でしょうか。
それらを紐解いていきます。
【主従の関係】は言わばMUST命令の関係性です。
トップとその下には大きなギャップがあります。
しかし、強力なリーダーシップを発揮する人がみんなを引っ張り、
結果を出していきます。
しかし、これはある特定の人に負担が大きくなり、強制力が働いています。
長期的に見ると持続可能でない図式です。
誰かが無理をする構図とも言えます。
それに対して【共同体の関係】はどうでしょう?
こちらは言わばWANT求める関係です。
お互いが自発的に求めて、共感し共鳴し、結果が生まれていきます。
これはやりたい人が勝手にやりたいことを自由に進めていく構図なので、
疲弊する構図ではない事がポイントです。
場活師はこの世の中に溢れる「MUSTの関係」を「WANTの関係」に変えることで、
その場が活き活きとし、勝手に楽しく動いていくと言います。
ここまで聞いて、僕はワクワクが止まりませんでした(笑)♪
そして、それらを変えていくのはある技術があるというのです。
■ここで例え話があります。
①小魚食べないと大きくなれないよ。
②小魚を食べると大きくなれるよ。
どうでしょうか?
この二つは結果として同じことを言っています。
小魚を食べることが成長に繋がると言っているのですが、このふたつの印象はかなり違います。
① は言わばネガティヴ・ワードです。
強制力があり、不安を煽っています。
② は逆にポジティブ・ワードです。
自主性があり、可能性の動きです。
同じことを言うのに、言い方一つでこうも印象が違います。
話し合いの場でみんなが楽しくなる、活き活きするのはどちらでしょうか?
こうした事を意識化して繰り返すことがポイントなのだそうです。
何度も何度も反芻して繰り返すことで、
それはその人の技術になると言います。
それが場活の根底にあるようです。
■人類が今悩まされている昨今。
多くの子供や大人、企業で鬱病が問題となっています。
しかし、これらは太古の昔からあったものではなく、言わば現代病と呼ばれます。
では、それがいつ頃から人類で発生したのか?
それは不安が原因と言われています。
そして、それは何かができてから、それは始まったと場活師は語ります。
わかりますか?
僕は分かりませんでしたが、参加したメンバーが一言「情報?」と呟きました。
そこでピンと来ました。
そう、この世の中に「新聞」という外の情報との関わりが生まれてから、鬱病などの現代病が始まったそうです。
外の情報が沢山はいることになってから、自分たちの暮らしを比較できるようになり、
深刻な不安というものが生まれ、鬱病などが併発するようになったというのです。
今はまさにインターネットやSNSで無限の情報が飛び交う世の中です。
自分が家でTVを持たないことを選んでもう17年になりますが、
それを考えた原因も、よけいな情報に家庭の雰囲気を壊されたくないことから始まったことを思い出しました。
そう、沢山の情報そのものに原因があったというのです。
■場活師は語ります。
世の中は95%の常人と5%の変人で構成されていると(笑)。
その変人が場を活性化するセンスを持ち合わせているというのです。
しかし、その変人は変人が故に周囲から浮いていて、
話を聞いてもらえなかったり、
話をする意欲を無くしていたり。
心当たりがある人は、ビンゴですね(笑)。
すごい可能性を秘めた人です☆
例えば、
一つの難しい事があったとします。
95%の常人はそれに対して「大変」「苦しい」「失敗するかも」など不安をイメージします。
しかし、5%の変人は、「やりがいがある」「達成感を得られる」「成長できる」と考えるのだそうです。
あなたはどちらになりたいですか?
そして、これは意識化して繰り返し、技術となれば身につくというのです。
ここで面白い例え話があります。
あの有名なユニクロの話です。
ある日、ユニクロに問屋から「話があるから来てほしい」と連絡が入ります。
社員は心配し、社長が問屋に出向きます。
そこで問屋はこの価格での取引の限界を伝えます。
他社と比較してもユニクロは安く、継続が難しいと。
会社に帰った社長は社員に伝えます。そして、どう思うか訪ねます。
社員は言いました。
「それは酷い!うちらも頑張ってるのに!頭に来ます!」と。
そこで社長は語ります。
「うん、俺もそう思う。ちょうどいいからこの際、問屋を通さないで自分たちで流通させようと思うんだがどうだろうか?」
社員はみんな賛成だったようです。
大変な改革の後、ユニクロはまたひとつ問題が発生します。
薄利多売になった結果、商品の質が低下し、店舗がユニクロのタグを外して売るようになってしまったそうです。
社員はその現場を目撃し、社長に伝えます。
すると社長はこう言います。
「そりゃ丁度いい!この際、クレーム・キャンペーンを行おう!!
その中で一番すごいクレームに賞金50万円だ!!」
そこで前人未踏のクレームキャンペーンが始まります。
ユニクロの本社には気が遠くなるほどの無数の手紙の山が積まれます。
社員が言います。
「社長、これだけの手紙にすべて目を通すのですか?気が遠くなります。」
そこで社長は言いました。
「このクレームの手紙の中にかならず何かいい提案があるはずだ。
それこそが我が社を救うアイディアだと思う。それを見つけよう。」
そしてその提案から生まれたのが、ユニクロの革命的商品「ヒートテック」なのだそうです。
どうでしょうか?
ピンチをチャンスと捉える、まさに5%変人が成せる偉業ですね(笑)。
他にも売り上げが低迷していたコクヨーでの起死回生の話も、
すごく為になりました!!
■これを技術として身に付ける為に、
簡単なワークショップを場活堂で行いました。
これがまたすごく楽しかった(*^_^*)
まず大事なのは、そこの場の人同士がよそよそしい間柄ではうまくいきません。
アウェイの人間関係をホームに変える必要があるというのです。
人は相手が何者か分からないとき、身構え、不安を感じます。
場活堂では、そんなときのテクニックとして、いくつかのオリエンテーションを実施しているようです。
そこで関係が気心の知れたホームになると、その後の対話がだんだんと主従の関係が共同体の関係に変わっていくというのです。
今回はふたつの試みがありました。
①共通項探し
まずは二人一組になります。
そしてお互いの共通項を2つだけ探します。どんな内容でも構いません。
2つ見つかったらメンバーを交代しながら続けます。
僕の場合は「子供の数」「海が好き」「ゲームが好き」「音楽が好き」などでした。
終わってみるとあら不思議。
さっきまで少し緊張していた場の空気が和んでいます。
アイスブレークの効果があったようです。
さらに2つ目の試みです。
②斬新会社員ゲーム
まずは3人ひとチームになります。
Aさんは社長役、BさんCさんは社員役です。
これはチームの誰でも構いません。
これでどんどん交代していきます。
まず何でもいいので会社を決めます。
そして、社員のひとりが社長に向かって言います。
「大変です社長!○○な問題が発生しました!」
○○はアドリブです。
会社にとってのピンチが発生します。
そこで社長は「それ丁度いい!!」と必ず言います。
そして社長はアドリブでその会社のピンチを乗り切る提案をアドリブでします。
その提案に対して、社員は二人とも「さすが社長!!」と言って褒めます。
これの繰り返しです。
※このゲームにはルールがあって、ピンチ発生に関して、
人が死んでしまっただけはどうやっても「それは丁度いい!」にならないので使ってはいけないワードです。
僕はたまたま最初、社長になり考えた会社はサーカスでした(笑)。
社員が言います。
「大変です社長!ライオンが逃げ出しました!」
おお!そう来るか!と思いました。
とっさに「それは丁度いい!」そして考えます。
「最近お客が離れていたから、なんとかライオンを見つけだして、その場で調教師のすごさを見せつけて話題を集めよう!」
社員は言います。
「さすが社長!!」
これは結構気分がいいもんです(笑)。
なにを言っても否定されない安心感。ピンチを楽しめる前提です。
大事なのは内容よりも、肯定する、アイディアを自らひねり出すことであると体感できるのです。
このゲームをすることで、参加者は一気に親近感が湧き、その後の会議や対話でこれまで緊張して生まれなかったアイディアや発言が連発するというものでした♪
これは体験的にすごく面白かったです!
色んなメンバーの面白さを感じれて、
どんどん色んな前向きなものが溢れ出てくるのを感じました☆
アウェイをホームに変えるテクニックはこれか!!と感動すら覚えました。
時間の都合でわずか30分程度しかできなかった、場活体験ワークショップ。
びっくりするほどその場にいたみんながアウェイからホームに変わりました。
もうこれは奇跡の魔法としか思えないほどすごいです。
■この場活師のワークショップは本来もっと時間をかけてやるものなのだそうです。
今回は時間の都合もあり、講義も含めわずか2時間で終わってしまったのですが、
これを島でやってみたらどうかと思うとワクワクします♪
全然通用すると感じてしまったのです!
色んなしがらみや緊張、人間関係で話せなかった人が、
島の未来に向けて話す場でフランクに楽しく話せるとしたら?
もの凄い可能性を感じました♪
一度だまされたと思って体験して欲しいものです。
そしたらどんなものが生まれるのか?
考えただけでワクワクしてきます!
僕はその後飛行機で新島、式根島に渡る予定があったので、
場活師の泉さんに母島に来てくれる約束だけ取り付けて、
もっと話したい、体験したい気持ちをこらえて、その場を後にしました。
こんな楽しい貴重な出会いと体験をさせてもらえて、本当にありがたいです。
宝島のスタディツアーは島の地域力を上げたいというヴィジョンに対して、
見事な提案がされたと思っています。
年々下がっていると感じている島の地域力。
これを根底から覆し、今いる素敵なみんながより島で活き活きと活動できる様に、
押しつけや責任感でなく、それぞれがワクワクして楽しく生きれるようにしていくエッセンスが満載でした♪
そのエリアの変人たち(笑)をより生かし、
目覚めで勝手に動き出してどんどん場が活性化するというやり方。
色んな困難が迫ったとき、
「それは丁度いい!!」と言えること、
なんてカッコいいのだと思います。
発想と気持ちの転換で楽しく乗り切る様はまさに僕が目指す「Master of Life」。
母島みたいな僻地でも全然できると確信を持つほど、
挑戦してみたい場活堂のノウハウ。
どんどん楽しくなる予感にワクワクしてきています☆
前日の金沢文庫の弾さんと繋がって、
より具体的にヴィジョンが鮮明になってきました。
今年の春にハワイに行ってから、
どんどん島の未来へのインスピレーションが沸いて止まりません♪
どもありがとうございました☆
特に震えるほど面白いと感じたのが「場活堂」でした。
ここまで一つのイベントに参加して感動した記憶は久しくない気がします。
そこで学んだことはとても言葉にしづらいのですが、とても面白く、
島で実施してもかなり面白い成果が生まれると確信できたので、
ここで少し紹介してみたいと思います。
場活堂の代表、泉さんはその類希なるセンスで
各地域や企業などの人のあり方を根底から変えてしまい、
そこの場の人々がそれぞれ自分のセンスを発揮して活躍するきっかけやテクニックを伝えている、最高に面白い方でした♪
泉さんが日本の各地域や企業に出向いてやっていることは、
「イベントを企画する」ことではなく、「人を掘り下げてつなげる」ことだそうです。
島に限らず、多くの人が集まり活動する組織や団体、チームがありますよね。
その図式というのがあって、2種類あるといいます。
ひとつは
「主従の関係」
これは誰かがトップに立ちリーダーシップを発揮する構成です。
今の世の中に溢れている図式ですね。
力関係はまさにピラミッド型と言えます。
それに対してもうひとつは
「共同体の関係」
こちらはその構成するメンバーが対等で、お互いの力関係で成り立つのではなく、
協力関係で成り立つ図式です。
形で言うなら誰もが同じ距離の丸が適当でしょうか。
それらを紐解いていきます。
【主従の関係】は言わばMUST命令の関係性です。
トップとその下には大きなギャップがあります。
しかし、強力なリーダーシップを発揮する人がみんなを引っ張り、
結果を出していきます。
しかし、これはある特定の人に負担が大きくなり、強制力が働いています。
長期的に見ると持続可能でない図式です。
誰かが無理をする構図とも言えます。
それに対して【共同体の関係】はどうでしょう?
こちらは言わばWANT求める関係です。
お互いが自発的に求めて、共感し共鳴し、結果が生まれていきます。
これはやりたい人が勝手にやりたいことを自由に進めていく構図なので、
疲弊する構図ではない事がポイントです。
場活師はこの世の中に溢れる「MUSTの関係」を「WANTの関係」に変えることで、
その場が活き活きとし、勝手に楽しく動いていくと言います。
ここまで聞いて、僕はワクワクが止まりませんでした(笑)♪
そして、それらを変えていくのはある技術があるというのです。
■ここで例え話があります。
①小魚食べないと大きくなれないよ。
②小魚を食べると大きくなれるよ。
どうでしょうか?
この二つは結果として同じことを言っています。
小魚を食べることが成長に繋がると言っているのですが、このふたつの印象はかなり違います。
① は言わばネガティヴ・ワードです。
強制力があり、不安を煽っています。
② は逆にポジティブ・ワードです。
自主性があり、可能性の動きです。
同じことを言うのに、言い方一つでこうも印象が違います。
話し合いの場でみんなが楽しくなる、活き活きするのはどちらでしょうか?
こうした事を意識化して繰り返すことがポイントなのだそうです。
何度も何度も反芻して繰り返すことで、
それはその人の技術になると言います。
それが場活の根底にあるようです。
■人類が今悩まされている昨今。
多くの子供や大人、企業で鬱病が問題となっています。
しかし、これらは太古の昔からあったものではなく、言わば現代病と呼ばれます。
では、それがいつ頃から人類で発生したのか?
それは不安が原因と言われています。
そして、それは何かができてから、それは始まったと場活師は語ります。
わかりますか?
僕は分かりませんでしたが、参加したメンバーが一言「情報?」と呟きました。
そこでピンと来ました。
そう、この世の中に「新聞」という外の情報との関わりが生まれてから、鬱病などの現代病が始まったそうです。
外の情報が沢山はいることになってから、自分たちの暮らしを比較できるようになり、
深刻な不安というものが生まれ、鬱病などが併発するようになったというのです。
今はまさにインターネットやSNSで無限の情報が飛び交う世の中です。
自分が家でTVを持たないことを選んでもう17年になりますが、
それを考えた原因も、よけいな情報に家庭の雰囲気を壊されたくないことから始まったことを思い出しました。
そう、沢山の情報そのものに原因があったというのです。
■場活師は語ります。
世の中は95%の常人と5%の変人で構成されていると(笑)。
その変人が場を活性化するセンスを持ち合わせているというのです。
しかし、その変人は変人が故に周囲から浮いていて、
話を聞いてもらえなかったり、
話をする意欲を無くしていたり。
心当たりがある人は、ビンゴですね(笑)。
すごい可能性を秘めた人です☆
例えば、
一つの難しい事があったとします。
95%の常人はそれに対して「大変」「苦しい」「失敗するかも」など不安をイメージします。
しかし、5%の変人は、「やりがいがある」「達成感を得られる」「成長できる」と考えるのだそうです。
あなたはどちらになりたいですか?
そして、これは意識化して繰り返し、技術となれば身につくというのです。
ここで面白い例え話があります。
あの有名なユニクロの話です。
ある日、ユニクロに問屋から「話があるから来てほしい」と連絡が入ります。
社員は心配し、社長が問屋に出向きます。
そこで問屋はこの価格での取引の限界を伝えます。
他社と比較してもユニクロは安く、継続が難しいと。
会社に帰った社長は社員に伝えます。そして、どう思うか訪ねます。
社員は言いました。
「それは酷い!うちらも頑張ってるのに!頭に来ます!」と。
そこで社長は語ります。
「うん、俺もそう思う。ちょうどいいからこの際、問屋を通さないで自分たちで流通させようと思うんだがどうだろうか?」
社員はみんな賛成だったようです。
大変な改革の後、ユニクロはまたひとつ問題が発生します。
薄利多売になった結果、商品の質が低下し、店舗がユニクロのタグを外して売るようになってしまったそうです。
社員はその現場を目撃し、社長に伝えます。
すると社長はこう言います。
「そりゃ丁度いい!この際、クレーム・キャンペーンを行おう!!
その中で一番すごいクレームに賞金50万円だ!!」
そこで前人未踏のクレームキャンペーンが始まります。
ユニクロの本社には気が遠くなるほどの無数の手紙の山が積まれます。
社員が言います。
「社長、これだけの手紙にすべて目を通すのですか?気が遠くなります。」
そこで社長は言いました。
「このクレームの手紙の中にかならず何かいい提案があるはずだ。
それこそが我が社を救うアイディアだと思う。それを見つけよう。」
そしてその提案から生まれたのが、ユニクロの革命的商品「ヒートテック」なのだそうです。
どうでしょうか?
ピンチをチャンスと捉える、まさに5%変人が成せる偉業ですね(笑)。
他にも売り上げが低迷していたコクヨーでの起死回生の話も、
すごく為になりました!!
■これを技術として身に付ける為に、
簡単なワークショップを場活堂で行いました。
これがまたすごく楽しかった(*^_^*)
まず大事なのは、そこの場の人同士がよそよそしい間柄ではうまくいきません。
アウェイの人間関係をホームに変える必要があるというのです。
人は相手が何者か分からないとき、身構え、不安を感じます。
場活堂では、そんなときのテクニックとして、いくつかのオリエンテーションを実施しているようです。
そこで関係が気心の知れたホームになると、その後の対話がだんだんと主従の関係が共同体の関係に変わっていくというのです。
今回はふたつの試みがありました。
①共通項探し
まずは二人一組になります。
そしてお互いの共通項を2つだけ探します。どんな内容でも構いません。
2つ見つかったらメンバーを交代しながら続けます。
僕の場合は「子供の数」「海が好き」「ゲームが好き」「音楽が好き」などでした。
終わってみるとあら不思議。
さっきまで少し緊張していた場の空気が和んでいます。
アイスブレークの効果があったようです。
さらに2つ目の試みです。
②斬新会社員ゲーム
まずは3人ひとチームになります。
Aさんは社長役、BさんCさんは社員役です。
これはチームの誰でも構いません。
これでどんどん交代していきます。
まず何でもいいので会社を決めます。
そして、社員のひとりが社長に向かって言います。
「大変です社長!○○な問題が発生しました!」
○○はアドリブです。
会社にとってのピンチが発生します。
そこで社長は「それ丁度いい!!」と必ず言います。
そして社長はアドリブでその会社のピンチを乗り切る提案をアドリブでします。
その提案に対して、社員は二人とも「さすが社長!!」と言って褒めます。
これの繰り返しです。
※このゲームにはルールがあって、ピンチ発生に関して、
人が死んでしまっただけはどうやっても「それは丁度いい!」にならないので使ってはいけないワードです。
僕はたまたま最初、社長になり考えた会社はサーカスでした(笑)。
社員が言います。
「大変です社長!ライオンが逃げ出しました!」
おお!そう来るか!と思いました。
とっさに「それは丁度いい!」そして考えます。
「最近お客が離れていたから、なんとかライオンを見つけだして、その場で調教師のすごさを見せつけて話題を集めよう!」
社員は言います。
「さすが社長!!」
これは結構気分がいいもんです(笑)。
なにを言っても否定されない安心感。ピンチを楽しめる前提です。
大事なのは内容よりも、肯定する、アイディアを自らひねり出すことであると体感できるのです。
このゲームをすることで、参加者は一気に親近感が湧き、その後の会議や対話でこれまで緊張して生まれなかったアイディアや発言が連発するというものでした♪
これは体験的にすごく面白かったです!
色んなメンバーの面白さを感じれて、
どんどん色んな前向きなものが溢れ出てくるのを感じました☆
アウェイをホームに変えるテクニックはこれか!!と感動すら覚えました。
時間の都合でわずか30分程度しかできなかった、場活体験ワークショップ。
びっくりするほどその場にいたみんながアウェイからホームに変わりました。
もうこれは奇跡の魔法としか思えないほどすごいです。
■この場活師のワークショップは本来もっと時間をかけてやるものなのだそうです。
今回は時間の都合もあり、講義も含めわずか2時間で終わってしまったのですが、
これを島でやってみたらどうかと思うとワクワクします♪
全然通用すると感じてしまったのです!
色んなしがらみや緊張、人間関係で話せなかった人が、
島の未来に向けて話す場でフランクに楽しく話せるとしたら?
もの凄い可能性を感じました♪
一度だまされたと思って体験して欲しいものです。
そしたらどんなものが生まれるのか?
考えただけでワクワクしてきます!
僕はその後飛行機で新島、式根島に渡る予定があったので、
場活師の泉さんに母島に来てくれる約束だけ取り付けて、
もっと話したい、体験したい気持ちをこらえて、その場を後にしました。
こんな楽しい貴重な出会いと体験をさせてもらえて、本当にありがたいです。
宝島のスタディツアーは島の地域力を上げたいというヴィジョンに対して、
見事な提案がされたと思っています。
年々下がっていると感じている島の地域力。
これを根底から覆し、今いる素敵なみんながより島で活き活きと活動できる様に、
押しつけや責任感でなく、それぞれがワクワクして楽しく生きれるようにしていくエッセンスが満載でした♪
そのエリアの変人たち(笑)をより生かし、
目覚めで勝手に動き出してどんどん場が活性化するというやり方。
色んな困難が迫ったとき、
「それは丁度いい!!」と言えること、
なんてカッコいいのだと思います。
発想と気持ちの転換で楽しく乗り切る様はまさに僕が目指す「Master of Life」。
母島みたいな僻地でも全然できると確信を持つほど、
挑戦してみたい場活堂のノウハウ。
どんどん楽しくなる予感にワクワクしてきています☆
前日の金沢文庫の弾さんと繋がって、
より具体的にヴィジョンが鮮明になってきました。
今年の春にハワイに行ってから、
どんどん島の未来へのインスピレーションが沸いて止まりません♪
どもありがとうございました☆