小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

初めての式根島 前編(東京宝島スタディツアー③)

2019年11月22日 | 東京宝島
■あっという間に月日が過ぎ、初めて訪れた式根島に行ったのがもう先月末の話になってしまいました。
現在、僕は38歳ですが、年々月日が経つ速度が速くなっています。

子どもの頃の夏休みが永遠に思えるほど長かったのに、
今はその1月が一瞬で過ぎ去っていく不思議な感覚。

毎日毎日を大切に生きて行きたいですね(笑)。

さてさて、今回東京宝島のスタディーツアーとして、
横浜の「金沢文庫芸術祭」と大森の「場活堂」を訪れ、感激した後にどうしても島で学びたいと思って、今回は式根島を訪問しました。
夕方に着いて、翌日の昼過ぎには出発するという、超短い1泊の強行ツアーでしたが、
行ってみて本当に良かったです♪


ここは式根島の代表的な泊海水浴場。

僕が行ったときはとても泳ぐ気にはなれない寒い日だったけど、凄い綺麗でした☆

ここにGWに新島からデュークさん達のカヌーが入って来たそうです。
妻がそれを迎えて、一緒に乗せてもらったとのこと。

そんな場所に半年後に僕が来た不思議なご縁を感じます。


■式根島は人口約550人。
行政的にはお隣の新島(人口約2000人)と同じ新島村に属しています。

母島も人口約450人、行政的に隣の父島(人口約2000人)と同じ小笠原村に属しています。

おやおや?
こんな似た境遇の島(1行政2島)は東京の中では式根島と母島だけです。

ここに今回式根島を訪れた理由があります。

行政や議会のメインではなくサブとなる島の立ち位置から見えてくる目線と課題。
ここにこれからの母島の大きなヒントがある気がしたのです。

調布から飛行機で新島に渡り、小さな連絡船で式根島の港に入港した時、
ああ大好きな離島に来れたんだなという感覚を思い出しました。

20代の頃、小笠原や沖縄の八重山、家族で奄美や屋久島などを訪れた時の感覚です。

直感的に気に入れる島でした♡


■宿泊は式根島のSさんお勧めの「漁師宿かねやま」。

漁師宿で、旦那さんが漁師さん。
娘さん家族もおり、3世代が住む素敵な宿でした。


綺麗で過ごしやすく、
もう悶絶するほど、料理が美味しかったです♪

・天ぷらの盛り合わせ
・イサキのアクアパッツァ
・キハダマグロのなめろう
・紅イカの丸煮
・カツオのお刺身
・芋団子汁
なんでしょう?この素晴らしすぎる料理のクオリティ。

赤イカの丸煮、ヤバかったです。


カツオの刺身は超久しぶりでした♪

かねやまでは今回事前にお話を聞きたいとアポを取らせてもらっていたSさんと夕食しながらお話しました。
とても多忙で、活発に地域の活動も仕事もされている方です。

もちろん東京宝島も僕と同じく地域コーディネーターとして動いているので、
沢山の参考になるお話が聞けました。

やはり、サブとなる島における葛藤や、
今回宝島で式根島と一緒ではなく、敢えて別に扱ってもらえる意味などが
境遇の似た母島と共通しており、面白かったです。


宿の食堂には沢山の芸能人の色紙が。

TVのない人生を送ってきている僕には、そのほとんどが知らない人ばかり(笑)。

二人だけ知っている人がいました!

観月ありさとにしきのあきら位でした(笑)。

また、式根島出身の若いアーティストとして、人気の「みやかわくん」のポスターやCDが飾ってありました。

武道館公演とは凄いですね!!


朝食も美味しかったです!
ウメイロの塩焼き最高!
やはり和食は落ち着きますね~

宿泊した翌朝の釜の下海岸での朝日は最高でした♡



夜はSさんと丁度式根島に取材に来ていたリトケイのライターさん、式根島の皆さんと懇談会。

島出身、学校の先生、船長、和尚さん、元父島で働いていた方など、
ものすごく多様な方が集まってくれて、沢山の話を聞く事が出来ました。

やっぱり島が好きで大事に思っていて、
これからの島の未来を考えている人の話はとても熱意があり、
似たような気持ちを持っていることが分かったのがとても嬉しかったです♪


■式根島の社協さんにもお話を伺いに行かせて頂きました。

役場に併設された福祉センターがありました。

やはり離島の介護も問題は切実ですね。
小笠原と違い、過疎化が深刻な式根島では、老人ホームが式根島にはなく、
新島にある施設にいかなければいけないとのことでした。

自分が住んだ島で最期を迎えれない現実。
これも母島と同じです。

また、その新島の施設ではスタッフの数も足りておらず、
島外や外国の人材に頼るしかない現実であることも知りました。

どう生まれ、どう死んでいくのかが離島でも重要なテーマだと思うので、
これからも自分たちの住む島でのあり方をみんなで考えて行かなければいけないと思いました。

母島と同じく、お医者さんはひとり。(奥さんが僕と同世代で母島出身w)。

歯医者さんは定期的に内地から来てくれるそうで、
常駐している小笠原の有難みを再確認できました。

式根島も新しく福祉施設が建設される予定があるそうで、
人材確保が課題とされているようです。

うまく進んで行く事を祈るばかりです。


長くなってきたので、続きは後編へ(笑)。
後編は地域の青年団、少しの観光を織り交ぜていますヽ(^o^)丿

後編に続く