小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ついに母島に夏が来た!!夏と一緒にトランジションがやってきた☆

2021年07月02日 | 母島 日常 日記
■今年は時化や台風のお蔭か、
例年より梅雨明けの雰囲気が遅れましたが、
6/29は完全に海の色と空の色が違いました!!

来た来た来た!!!!夏が来た!!!!
この日を待っていましたっ(*^_^*)

湿気が高く、
曇りや雨の時期が過ぎて、
雷の気配と共に、
ある日突然やってくる、
海と空の色が一気に青くなる日。

この明確に梅雨明けした!っていう日があるのです。
僕はその瞬間がいつも大好きです♪

小笠原は梅雨ではなく、雨季とかなんとかはどうでもよくて、
とにかく大好きな夏の到来!!

最近は便利屋さんの外仕事が続いてヘトヘトですが、
もちろん可能な限り、昼も夕方も海で泳いでます(*^_^*)


■昨晩は「トランジション・タウン講演会」というとても興味深い事を学ぶ機会がありました。
近年、色々と地域の課題を考え、母島部活堂などで活動していた所ですが、
まさにこのトランジションタウンというのが実践していて、
さまざまな参考になるものでした。

トランジションタウンは2007年イギリスの南部、トットネスという地域で産声を上げたそうです。
現在、神奈川県の藤野で活動している、今回講演をして下さった榎本英剛さんが
当時イギリスの有名なエコビレッジ、フィンドホーンに家族で生活していた時に学ぶ機会があり、
鳥肌が立つほど「これだ!!」と思ったそうです。

今回、
「僕らが変わればまちが変わり、まちが変われば世界が変わる
 トランジションタウンという試み/ 著・榎本英剛(地湧の社)」

という本を出版して全国を回って活動しているそうですが、
この本がまた興味深いのです(*^_^*)

詳しくはHPや本を参考にしてほしいのですが、
【持続可能なコミュニティ(外部にしかない資源に過度に依存した状態)】

【持続可能なコミュニティ(市域に元々ある資源を活用している状態】
にシフトする活動がトランジション・タウンなのだそうです。

本来、トランジション(transition)という言葉は「移行」「変わり目」「過渡期」の様な意味があるそうです。

そしてキーワードとして「脱依存」「レジデンス」「創造(想像)力」があるそうです。

■小笠原は過度に外部資源に依存して暮らしています。
食料は95%は内地や外国に依存していると言われています。
そして、近年は世界遺産になり、生態系保全の予算や活動は活発になってきていますが、
人間の生活、地域力などは年々低下している状態だと感じています。

母島では人口の4分の1が65歳以上となり、
少子高齢化が進んで来ています。
次世代不足も各分野で顕著になってきており、
都住の新規募集が実質約10年間停止という衝撃の方針が合って、
若者の定着が難しい現実に直面しています。

今まさに過渡期なのです。
そんなタイミングでトランジションタウンと出逢えたことはとても画期的でした(*^_^*)
※実は10年前くらいにも聞いてはいたのですが、ピンと来ていませんでした☆

■そんな榎本ひでさんが話す講演の中で、
とても興味深かったのが[大事にしてきたこと]でした。

それは
・やりたい人が、やりたい事を、やりたい時に、やりたいだけやる
 (自分たちが楽しんでやる、自発的にアイディアがでてきている)
・そこに熱意があるのか?

・[自分たちにできないかも]を[自分たちにはどうにかできる]に発想を変える

・3人以上、同じおもいの仲間を見つける
でした。

ふ~む、興味深いですね。

父島のメンバーからは、
「過去に色々実施しても、なかなか継続できなかったが、最近は自然と流れが出来て、
こうして多様な人がこの話を聞きに集まって来ていて、機が熟して来ていると感じた」
「実際にミニソーラーシステムを実践しているので、興味のある人は声かけて」
「経済が大事と思っているので、この活動をはじめて振り回されて終わりでなく、
 いかにしっかりと定着して、丁寧に地域の身になる活動にしていくかが大事だと思う」
などの声があがりました。

僕は最近、
入港の宅急便の配達、共勝丸の物資のINとOUT、ゴミ回収の仕事を通じて、
島のものの出入りに関わる機会が多くなり、
実際に母島で毎週捨てられるゴミの量や、大量のペットボトルのことをもっと島の人に知ってもらう機会を作りたい」
と話しました。

まずは気付き、知る事から始めて、
地域の持続可能に繋げて行ければと思うのです。

NPO法人のONE LIFEが創立当初から言っている言葉、
Tink groval.Act Local(考えは世界的に、地域活動はコンパクトに)
がすごく身に染みて大事と感じる事が出来ています。

今後も小笠原で様々な学ぶ機会、活動が増えていくと思います。
僕も積極的に関わって行こうと思います。


僕のブログをみて、今回の講演に誘ってくれた横山さん、
素敵で分かりやすい本を出版し、講演してくれたひでさん、
トランジションジャパンの小山さん、
講演に参加、企画した父島の皆さん、
素晴らしい機会をありがとうございました!!


■さて、6月下旬にやってきた台風5号。
畑、集落、港、家の周りと見回ってきましたが、
今回の台風は、目立った倒木もなく、
雨も全然降らずm
ほとんど無被害での通過となりました。

先週から時化で、水温が急激に下がり、
台風の勢力が弱くなり、
コースが少し西にそれたのが幸いでした。

結果、いわゆる
「そよ風台風」ってやつでした。

せっかくやった養生が台無しじゃん!と思いがちですが、
そんな養生して損したが一番いいのです。

2年前の台風21号の被害が忘れられません。
今年はこれで2つ目の台風でした。

島民は漁協の養生具合で、
台風養生の段階の目安にしています。

今回は船は陸揚げしたけども、
厳重にロープで縛っていたわけでもないので、
さほどでもないんだなということになります(*^_^*)

いずれにせよ、無事の通過で良かった~!


■そしてそんな台風通過後の6/27。
前日は小笠原返還記念日でした。

コロナ禍ですが、唯一実施できた花火大会。
台風5号の影響で1日延期しましたが、
久々のエンターテイメントにみんな感動していました。

港では小笠原太鼓を叩いていて、
まるでいつもの返還祭の様でした。

花火のクライマックスでは佐々木政治師匠も叩いたそうで、
関係者一同、感動の瞬間でした♪

今年は正月から島の花火師達が頑張ってコロナ禍に実施してくれ、
今回の返還祭の花火実施に繋がったと思います。

ほとんどのイベントがない中、こうしてできることを模索する姿勢は素晴らしいと思います(*^_^*)
本当にありがとうございました!

母島のナンバーワンYoutuberのミッチーが素敵な動画にまとめてくれています♪
ぜひどうぞ~



■台風通過後の先日は次女と二人で北港タイム♡
やっぱ北港は楽しいですね(*^_^*)

珊瑚も生き物の種類もとても豊富です。
個人的には身が引き締まる水温の場合が多いのが北港なので、
暑い日ほどいい感じにクールダウン&リフレッシュできます(*^_^*)

次女のバブルリングはまだ納得いく出来ではないらしいです。
親父にはこれですらできないので、尊敬の対象ざんす。

6月は過去に記憶がないほど海が悪い春でしたが、
できる限り毎日SUPしたいので、
行ける日は多少悪くても沖に出ています。

少し波乗りのコツを感じ始めているので、
少し大きなうねりがあるのはむしろ好都合(*^_^*)

どんどん楽しくなって来ています♪

最後に7月5日は東京都議会選挙です。

母島にも都議会選挙の掲示板が設置されました。
僕はどの政党でもポスターを貼るお手伝いが出来ます。

みんなに選挙に関心を持って欲しいからです☆
(世の中の現状をボヤくなら、きちんと考えて投票しよう!)
毎回、1~2枚は依頼が来ています。

ご希望の立候補者事務所の方、連絡お待ちしております(#^.^#)

トランジションタウンもそうですが、
色んな事を他人事ではなく、自分事にして、
楽しんでいく他ないと思います。

4月にターニングポイントを迎えてから、
どんどん自分の周りの動きが変わって来ました♪

僕が好きなhideちゃんの言葉、
「何にもないってことは、何でもありってこと」
ピンチを逆にチャンスに変えて、楽しく進んでいければと思います。

今日も楽しんじゃおう♡