■「そういえば今日、ホクレア号のクルーの人の話を聞くオンラインZOOMがあるらしいけど、興味ありますか?」
友人からこんな話を聞いたのがカヌーを漕いでいる最中の話です。
海の上ですよ(笑)。しかも当日の数時間前(*^_^*)
こういう流れが、とても島らしくて大好きなんですが♡
9/5の記事にも書きましたが、先日、ホクレア号の日本人クルーのたみこさんのお話しを聞く機会に恵まれました。
カヌーを漕いでいた時に聞いて、急いで連絡をしてもらい、
家についてすぐの状態でした(笑)
8月、9月と2回に渡り、
沢山の心にしみるお話を聞かせて頂きました。
2回目は父島の高校生とカナダ留学中の長女も混ぜてもらいました。
2回目はスターナビゲーション・マスターのナイノア・トンプソン、
そしてナイノアに星の航海術を伝えたサタワル島のマウ・ピアイルック師匠についてでした。
■そのトークの中で何度も出てきた言葉。
「クレアナ」。
これは去年参加したハワイ研修プログラムSHIPで初めて知った言葉ですが、
クレアナとはハワイ語で責任、役割、権利を意味します。
ハワイアンスピリットでは自身のクレアナを常に意識していて、
自分が今どの立ち位置において、何をすべきかを常にフォーカスしていると感じました。
たみこさんは今の自分のクレアナは「伝える事」と言っていました。
沖縄出身で子どもの頃観たあの美しい海が、
気付いたときには汚れていて、
何とかしたいと思って悩み、海上保安署へ入ったそうです。
しかし、そこでの数年間は海の保安にはなっても、
美しい海を取り戻すことにはならないと気付き、
その後、結婚でアメリカに移住したそうです。
※写真は母島の近くにある無人島・平島です。
海のない大陸での暮らしの時に、
以前、雑誌で見て気になっていたハワイのホクレア号が自分の故郷、沖縄に来る!と聞いて、
一気に覚醒し、家族でハワイに移住したとのこと。
そこからホクレアに関わり、クルーになって様々な航海をしたそうです。
現代の航海機器を使わずに自然の力だけ、
人間の感覚だけで島から島へ渡るホクレア号。
たみこさんが次の寄港地に着いてしまうのが、寂しいと思えるほど、
船上での暮らしは素晴らしい気付きの連続だそうで、
話を聞いていて、こちらも沢山の気付きを頂きました。
ホクレアで気付く、
自分たちが暮らす島が一つのカヌーと同じである事。
ハワイのことわざに
He Moku he Wa'a,He Wa'a he Moku(島はカヌー、カヌーは島)
という言葉があるそうです。
ホクレアも航海するのに、一人ではできません。
沢山の人の協力があって、初めて航海を成功に導く事ができます。
違う国籍、違う価値観、違う人生、
その人々が互いに気を遣い、協力し、調和することで、航海を成功させる。
以前から幾度となく、記事に書いていますが、
このカヌーを島の暮らし、日本の暮らし、地球の暮らしに置き換えて考えてみる。
ホクレアを何度も乗るたみこさんから、この同じ話を聞けたのがとても嬉しく、感動しました♪
■伝えるという事。
これは凄く大切な、そして素晴らしいことだと思います。
たみこさんが雑誌でホクレアを知るのも、誰かが伝えようと記事を書いてくれたから。
僕がたみこさんの話を聞けたのも、そんなオンラインZOOMを開催してくれたからですし、
その事を僕に伝えてくれた友人がいたからです。
そして僕は次の世代の高校生にそれを伝えて行く。
Mahalo♪
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
小笠原は太平洋戦争後の占領のお蔭で、
伝統と文化が途切れてしまっている歴史、背景があります。
しかし、戦前に母島で暮らした人の話をギリギリ、今聞けています。
僕はそれをこうして伝えて行くのを自分のクレアナと思っています。
ただの忘れんぼさんの覚え書きの様なブログ(笑)が、後付けて意味を持ってきました♪
■文章の途中で差し入れたカヌーの写真は8/9に父島~母島60km横断カヌーの見送り時の写真です。
これは母島のOC6「ベルーガ」の姉妹船でもある、
父島の「イケカイ」がたった6人の漕ぎ手だけで伴走船なしで渡ってきたのです。
去年はエンジンで動く伴走船に僕も乗り、
父島から母島の横断カヌーの漕ぎ手として参加させてもらいました。
今年もその企画はあったのですが、
新型コロナの影響で大人数が関わる形でのイベントは自粛し、
今回は漕ぎ手航海なしで凄腕パドラー達が母島に渡って来たのです。
確か早朝に出て、昼過ぎにはもう母島に着いていた記憶があります。
母島に着いた翌日の朝にはもう父島に向けて出発したのですが、
翌日から海が悪くなったので、奇跡の様なタイミングでした。
ホクレアのZOOMはまさにイケカイが父島に辿り着くタイミングでした(笑)。
父島の参加メンバーは扇浦のレストハウスでZOOMに参加しながら迎えていて、
とっても不思議な感じでした(*^_^*)
いつか、母島メンバーも頑張って父島への往復をベルーガでやってみたいですし、
イケカイとベルーガで競漕とかもやってみたいですね!!
■ちなみにこの美しい海岸は母島の属島である平島です。
先日、僕はここで大きな過ちを犯しました。
僕は無人島、平島・向島での調査のお仕事。
なんと同じ日に次女を含む小学生の校外学習も平島・向島でした。
せっかく小学生たちが無人島に校外学習に来ていたのに、
親がいるし(笑)、
無人島の美しい砂浜に子供たちより先に足跡をつけてしまいまいた…(ToT)/~~~
ごめん~~!!
歩いた後に気付きました。
罪深き大人の過ちをお許しくださいm(__)m
■小笠原に新型コロナウイルス感染者がついに発生したと放送があった9/18の翌日、
次女とバイクでウロウロしていると、海の潮汐がビックリするほど高くなっていました。
まるでポニョみたい!!
いつも遊んでいる脇浜の周りが水没しています。
こりゃすごい!!
大潮だからなのでしょうが、
僕はここまで凪の時に水没しているのを初めて見た気がします。
次女は
「地球温暖化の影響なの?」
と考える始末。
近年、異常潮汐と聞くことも多いです。
この大潮のタイミングと台風が重なったら、と思うと恐ろしいです。
潮汐は地球と月の引力が関係し、
月の引力が地球の海水を引っ張る事で、潮汐が発生するとのこと。
僕は島に来るまで、ほぼ潮干狩り以外は潮汐を意識した記憶がないので、
最初にこの事実を知った時には今さらながらビックリしました(笑)。
そんな海の変化を感じながら、
こうして伝えることに、
何か意味があるのだな、と思いながら今日も海に行きます(#^.^#)
こうして自然を味わいながら暮らせることに深く感謝します。
Mahalo!!
友人からこんな話を聞いたのがカヌーを漕いでいる最中の話です。
海の上ですよ(笑)。しかも当日の数時間前(*^_^*)
こういう流れが、とても島らしくて大好きなんですが♡
9/5の記事にも書きましたが、先日、ホクレア号の日本人クルーのたみこさんのお話しを聞く機会に恵まれました。
カヌーを漕いでいた時に聞いて、急いで連絡をしてもらい、
家についてすぐの状態でした(笑)
8月、9月と2回に渡り、
沢山の心にしみるお話を聞かせて頂きました。
2回目は父島の高校生とカナダ留学中の長女も混ぜてもらいました。
2回目はスターナビゲーション・マスターのナイノア・トンプソン、
そしてナイノアに星の航海術を伝えたサタワル島のマウ・ピアイルック師匠についてでした。
■そのトークの中で何度も出てきた言葉。
「クレアナ」。
これは去年参加したハワイ研修プログラムSHIPで初めて知った言葉ですが、
クレアナとはハワイ語で責任、役割、権利を意味します。
ハワイアンスピリットでは自身のクレアナを常に意識していて、
自分が今どの立ち位置において、何をすべきかを常にフォーカスしていると感じました。
たみこさんは今の自分のクレアナは「伝える事」と言っていました。
沖縄出身で子どもの頃観たあの美しい海が、
気付いたときには汚れていて、
何とかしたいと思って悩み、海上保安署へ入ったそうです。
しかし、そこでの数年間は海の保安にはなっても、
美しい海を取り戻すことにはならないと気付き、
その後、結婚でアメリカに移住したそうです。
※写真は母島の近くにある無人島・平島です。
海のない大陸での暮らしの時に、
以前、雑誌で見て気になっていたハワイのホクレア号が自分の故郷、沖縄に来る!と聞いて、
一気に覚醒し、家族でハワイに移住したとのこと。
そこからホクレアに関わり、クルーになって様々な航海をしたそうです。
現代の航海機器を使わずに自然の力だけ、
人間の感覚だけで島から島へ渡るホクレア号。
たみこさんが次の寄港地に着いてしまうのが、寂しいと思えるほど、
船上での暮らしは素晴らしい気付きの連続だそうで、
話を聞いていて、こちらも沢山の気付きを頂きました。
ホクレアで気付く、
自分たちが暮らす島が一つのカヌーと同じである事。
ハワイのことわざに
He Moku he Wa'a,He Wa'a he Moku(島はカヌー、カヌーは島)
という言葉があるそうです。
ホクレアも航海するのに、一人ではできません。
沢山の人の協力があって、初めて航海を成功に導く事ができます。
違う国籍、違う価値観、違う人生、
その人々が互いに気を遣い、協力し、調和することで、航海を成功させる。
以前から幾度となく、記事に書いていますが、
このカヌーを島の暮らし、日本の暮らし、地球の暮らしに置き換えて考えてみる。
ホクレアを何度も乗るたみこさんから、この同じ話を聞けたのがとても嬉しく、感動しました♪
■伝えるという事。
これは凄く大切な、そして素晴らしいことだと思います。
たみこさんが雑誌でホクレアを知るのも、誰かが伝えようと記事を書いてくれたから。
僕がたみこさんの話を聞けたのも、そんなオンラインZOOMを開催してくれたからですし、
その事を僕に伝えてくれた友人がいたからです。
そして僕は次の世代の高校生にそれを伝えて行く。
Mahalo♪
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
小笠原は太平洋戦争後の占領のお蔭で、
伝統と文化が途切れてしまっている歴史、背景があります。
しかし、戦前に母島で暮らした人の話をギリギリ、今聞けています。
僕はそれをこうして伝えて行くのを自分のクレアナと思っています。
ただの忘れんぼさんの覚え書きの様なブログ(笑)が、後付けて意味を持ってきました♪
■文章の途中で差し入れたカヌーの写真は8/9に父島~母島60km横断カヌーの見送り時の写真です。
これは母島のOC6「ベルーガ」の姉妹船でもある、
父島の「イケカイ」がたった6人の漕ぎ手だけで伴走船なしで渡ってきたのです。
去年はエンジンで動く伴走船に僕も乗り、
父島から母島の横断カヌーの漕ぎ手として参加させてもらいました。
今年もその企画はあったのですが、
新型コロナの影響で大人数が関わる形でのイベントは自粛し、
今回は漕ぎ手航海なしで凄腕パドラー達が母島に渡って来たのです。
確か早朝に出て、昼過ぎにはもう母島に着いていた記憶があります。
母島に着いた翌日の朝にはもう父島に向けて出発したのですが、
翌日から海が悪くなったので、奇跡の様なタイミングでした。
ホクレアのZOOMはまさにイケカイが父島に辿り着くタイミングでした(笑)。
父島の参加メンバーは扇浦のレストハウスでZOOMに参加しながら迎えていて、
とっても不思議な感じでした(*^_^*)
いつか、母島メンバーも頑張って父島への往復をベルーガでやってみたいですし、
イケカイとベルーガで競漕とかもやってみたいですね!!
■ちなみにこの美しい海岸は母島の属島である平島です。
先日、僕はここで大きな過ちを犯しました。
僕は無人島、平島・向島での調査のお仕事。
なんと同じ日に次女を含む小学生の校外学習も平島・向島でした。
せっかく小学生たちが無人島に校外学習に来ていたのに、
親がいるし(笑)、
無人島の美しい砂浜に子供たちより先に足跡をつけてしまいまいた…(ToT)/~~~
ごめん~~!!
歩いた後に気付きました。
罪深き大人の過ちをお許しくださいm(__)m
■小笠原に新型コロナウイルス感染者がついに発生したと放送があった9/18の翌日、
次女とバイクでウロウロしていると、海の潮汐がビックリするほど高くなっていました。
まるでポニョみたい!!
いつも遊んでいる脇浜の周りが水没しています。
こりゃすごい!!
大潮だからなのでしょうが、
僕はここまで凪の時に水没しているのを初めて見た気がします。
次女は
「地球温暖化の影響なの?」
と考える始末。
近年、異常潮汐と聞くことも多いです。
この大潮のタイミングと台風が重なったら、と思うと恐ろしいです。
潮汐は地球と月の引力が関係し、
月の引力が地球の海水を引っ張る事で、潮汐が発生するとのこと。
僕は島に来るまで、ほぼ潮干狩り以外は潮汐を意識した記憶がないので、
最初にこの事実を知った時には今さらながらビックリしました(笑)。
そんな海の変化を感じながら、
こうして伝えることに、
何か意味があるのだな、と思いながら今日も海に行きます(#^.^#)
こうして自然を味わいながら暮らせることに深く感謝します。
Mahalo!!
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