glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

国立オシフィエンチム博物館 元アウシュヴィッツ収容所

2009-09-21 13:57:42 | エスペラント
 アウシュヴィッツについて私が特別にかく事も無いように思いますが。しかし、強制収容所を訪ねると、現状に流され、平和から目をそらしそうになる自分の気持ちを引き締める事が出来ます。写真も専門家のものが素晴らしいに決まっています。しかしに現場に立つとそこに過って居たであろう人々の苦しみや悲しみを少しは想像できます。
 20数年でトレブリンカ・ダッハウ・ザクセンハウゼンと機会をとらえて訪れました。このような形で残っていなくても、中国や韓国も訪れたいと思うのですが怖気づいています。
 写真は私の心象風景と思ってください。
 

 クラコウから車を飛ばす。 


変哲もないのどかな田園地帯を約1時間半ひた走る。


 ビルケナウ:元アウシュヴィッツ2号収容所。入口から引き込み線に沿って歩いてみる事に。


15分ほど歩く。収容所の敷地の端には到達しそうもない。振り向くと通ってきた入口が遠くにありました。


 入口近くに在った監視所。


事務所のある建物から外を眺める。


ナチスはすべての施設を壊そうとしたが出来なかった。僅かに残された木造の建物。この中に寝所や集団トイレがある。


囚人の逃走を阻止するために柵には電流が走っていた。複数の電気線が有ったらしく錆びた大きなボルトが痛々しかった。 


寝所。一つの段にどれだけの数の人が横たわったのだろうか。


トイレ。なんという効率のよさ!内部は傾斜していて汚物を流すことができる。合理的に計算され尽くされている。


オシフィエンチム(アウシュヴィッツ第1収容所)。こちらはレンガ作りなので破壊できなかった。


 時間と体力ががなくなり、オシフィエンチムの方は1時間ほどの見学となった。ガス室内部は破壊されていた。これは裏側。


 見学時間は4時間余でした。休憩を取りながら歩き回らないと身体も精神も疲労します。行かれる方は1日費やするつもりで行かれると良いでしょう。二つの収容所の間は車で3分ほどです。バスが走っています。入場は無料。

 今年の夏はこれで十分と言う感じがし、エスペラント世界大会はのんびりと過ごしました。
 
 60歳代は体力があるうちに世界大会に参加し、エスペラントを楽しもうと思っていました。もう充分に楽しみました。これからはエスペラントで楽しむ別の方法がないかと思案中です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする