ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

無料法律相談:高齢者、障害者対象に--滋賀弁護士会 /滋賀

2008年10月05日 00時19分49秒 | 障害者の自立
 滋賀弁護士会は3日、高齢者や障害者らを対象に、無料の法律電話相談を開設した。12月までの試験的な運営だが、需要があれば続ける方針という。

 法律相談は面談が原則だが、高齢者や障害者は弁護士事務所を訪問することが難しい。従来は各自治体の社会福祉協議会を弁護士が訪れ、相談に応じていたが、法的サービスを受けやすくするため、電話相談を実施する。

 同会の「高齢者・障害者権利擁護センター」の弁護士が対応。一般的な法律相談だけでなく、福祉関連の法律問題も助言を受けられる。本人以外にも、社会福祉士などの専門職や行政機関の職員の質問にも応じる。

 同会は「電話では限界もあるが、本人はもちろん、家族や行政関係者も気軽に利用してほしい」としている。

 相談は毎週金曜午後1~3時で、専用回線(077・523・6761)で受け付ける。

知的障害者ケアホーム:賞味期限切れ食材を保存 県と松山市、改善指導 /愛媛

2008年10月05日 00時16分48秒 | 障害者の自立
 知的障害者ケアホームの「共同生活介護つくしホーム」(松山市堀江町)で賞味期限の過ぎた食材を保存したままにしていたなどとして、県と松山市が今年7月、施設を運営する社会福祉法人「松山手をつなぐ育成会」(岡部国男理事長)と同ホームに改善指導をしていたことが分かった。

 同ホームでパートで働いていた女性の相談を受け、同市が7月1日に立ち入り調査。市によると、賞味期限が2、3カ月過ぎたみそ、からし、マヨネーズなどが冷蔵庫に入っていた。また、入所者に対し「目つきが嫌い」など乱暴な発言があったことも判明した。

 同ホームによると、朝食と夕食の準備などを担当していた別の女性が、1、2日程度賞味期限が過ぎた食材を使って調理することがあったという。同ホームでは、30~50代の男性4人が共同生活しているが、食事による健康被害の報告はない。 県と同市は今月中に改めて立ち入り、改善状況を確認する。同法人は「利用者が安全、快適に生活できるよう努力したい」とコメントしている

綾瀬の障害者施設放火:所有の女を起訴 「殺人」は見送り

2008年10月05日 00時13分40秒 | 障害者の自立
 神奈川県綾瀬市の知的障害者施設「ハイムひまわり」が全焼し入居者3人が死亡した火災で横浜地検は3日、施設建物の所有者で近くに住む志村桂子容疑者
(64)を現住建造物等放火罪で横浜地裁へ起訴した。志村被告は殺人容疑でも逮捕・送検されたが、地検は「殺意を裏付ける証拠が不十分」などとして、殺人罪での起訴を見送った。

 殺人罪について地検は▽動機に殺意があったか疑問▽事件直後に自ら119番している--ことを重視、不起訴処分とした。志村被告は精神科に通院歴があり「軽度のうつ」と診断されていたため鑑定留置していたが、刑事責任は問えると判断した

心身障害者の歯科診療 医師との信頼関係重要 /奈良

2008年10月05日 00時11分13秒 | 障害者の自立
◇患者に声掛け、説明工夫

 障害を持った人たちは、握力が弱く歯磨きがうまくできない▽口の中に食べ物をためてしまう▽体が動いてしまう--などさまざまな理由から、虫歯や歯周病になるリスクが高い。しかし、専門器具や人員不足から、一般の歯科医院が障害者を診療するのは難しいのが現状だ。橿原市大久保町の県社会福祉総合センター内にある「県心身障害者歯科衛生診療所」は、県内では数少ない診療所の一つ。約30年続いてきた診療所の治療内容を取材すると、患者がスムーズに治療を受けられるような工夫が随所にあった。

 横並びになっている治療台で、体の不自由な女性が治療を受けていた。前にはカセットテープのデッキ。歌手、氷川きよしさんの演歌が流れている。「あの女性は彼の演歌が好きで、歌が流れているとリラックスするんですよ」。約20年間、診療を続けている西田晴彦歯科医師は、そう話す。

 同診療所は80年4月、障害を持った人の歯科治療をするために、県歯科医師会が田原本町の県総合リハビリテーションセンターに開所。94年に橿原市の社会福祉総合センターに移転した。

 診療日は毎週木曜と隔週日曜で、県内の歯科医師や県立医大の歯科医師ら約60人が輪番制で担当。1日9人の歯科医師が診療に当たり、9人の歯科衛生士が歯磨きの指導などをしている。訪れるのは平均1日30人。身体、知的、精神障害の他、自閉症など発達障害のある患者も通院している。

 診療所では、障害の特性に合わせた治療を実施。例えば自閉症患者の場合、「歯を削る」「うがいする」など、治療の工程を絵で説明する。自閉症の人は、絵やグラフなど視覚に訴えるものの方が、理解が進むからだという。対人コミュニケーションが苦手な場合は、個室の治療室を用意する。他にも、体が動いて治療に影響が出ないよう、ひざやひじを固定する器具なども活用する。

 いろいろな工夫をしつつも、最終的に大事なのは「医師と患者との信頼関係」と西田医師は話す。治療で一度でも嫌な思いをすると、治療を受けない患者もいる。「とにかく優しく接すること。治療は心と心のつながりが大事」という。

 実際に診療では、医師や衛生士が患者に親身に接する風景がみられた。車椅子の女性患者の横に衛生士の女性が寄り添い、「痛くない?」「大丈夫?」と声を掛けていた。歯石の除去に来た福井伸子さん(35)=橿原市=は「気持ちがすっきりしました。ここは優しい先生が多くていい」と笑顔で話していた。