ゴエモンのつぶやき

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郵便の障害者割引悪用1500万通 6億円超の料金逃れ

2008年10月26日 23時59分04秒 | 障害者の自立
 大手印刷・通販会社「ウイルコ」(東証2部上場、石川県白山市)などが、障害者団体の「低料第3種郵便物」制度を悪用してダイレクトメール(DM)広告を格安で郵送していた問題で、この手法を使ったDM広告の郵送が05年以降、全国で少なくとも1500万通にのぼることが朝日新聞の調べで分かった。支払いを不正に免れた郵便料金は少なく見積もっても6億円を超える。(上沢博之)

 低料第3種郵便を悪用したDMの具体的な部数や郵便料金の逸失額が明らかになったのは初めて。一般の郵便利用者の負担で成り立っている低料第3種が広く悪用されている実態が裏付けられたが判明分はなお一部とみられる。

 約1500万通のうち約1150万通はウイルコと今回新たに明らかになった印刷会社「アド印刷」(福岡市)が、残る約350万通は両社以外の数社が関与。ウイルコなどは低料第3種の利用を広告主に持ちかけてDM広告の印刷業務などを受注していた。

 発注側は次の6社で、部数と受注側をそれぞれ明らかにした。福岡市の健康飲料メーカー(約560万通、ウイルコとアド印刷)▽名古屋市の通販会社(約419万通、ウイルコと別の2社)▽同市の健康食品メーカー(約273万通、アド印刷と大阪市の広告会社)▽愛知県安城市の調味料メーカー(約196万通、アド印刷)▽広島市の薬品メーカー(約30万通、アド印刷)▽東京都世田谷区の大手飲食チェーン(約25万通、ウイルコ)。計約1500万通となる。

 取材に対し、6社とも具体的に低料第3種の利用を認め、ウイルコ側やアド印刷から「格安でDMを郵送できる」などと営業を受けて契約したと説明。コンプライアンス(法令順守)上の問題を認め、今後は、この制度を利用しない方針を決めたという。

ウイルコの説明や関係者によると、同社やアド印刷がDM発送を格安でできたのは、広告会社「新生企業」(大阪市西区)などを介して低料第3種が適用される障害者団体を利用していたからだった。低料第3種が認められるのは、発行部数の8割以上が有償で購読されている障害者団体の定期刊行物が対象だが、取材に対し、6社とも、郵送先のほとんどは障害者団体発行の定期刊行物の購読者ではなく自社の顧客だったことを認めている。

 これに対し団体側も「(発行を任せることで)寄付などの名目で月に数十万円を得ていた」などと証言していた。

 郵便料金は、はがき以外では1通80円が通常の最安値。10万通規模の広告郵便物に適用される最大の割引率40%を受けたとしても最低で48円は必要だが、低料第3種を使えば8円。免れた40円が1500万通で6億円になる。

 一方、ウイルコは低料第3種による自社の郵送量を「調査中」とし、他社からの受注量については「取引先のことなので公表できない」と言っている。アド印刷は複数回の取材依頼に対し、「応じられない」としている。



紛争解決援助:横浜の障害者施設常勤嘱託、待遇格差で申し立て--県内初 /神奈川

2008年10月26日 23時56分47秒 | 障害者の自立
 横浜市の聴覚障害者の施設で常勤嘱託職員として働いている女性が24日、正規職員と賃金などの待遇が異なるのはパートタイム労働法に反するとして、神奈川労働局(森岡雅人局長)に紛争解決援助を求める申し立てをした。申し立ては4月の同法改正で設けられた制度で、県内で初めてという。

 女性は同市神奈川区の喜多村光江さん(60)。03年から障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(港北区、岸本孝男理事長)の聴覚障害者情報提供施設で常勤嘱託職員として手話通訳者の派遣調整業務をしている。

 申立書などによると、この業務には喜多村さんを含めて4人の常勤嘱託と正規職員2人で実施しているが、クレーム処理など一部を除いて仕事内容は変わらないのに、常勤嘱託には昇給も退職金もないという。喜多村さんはこの処遇の違いは同法が禁じる「差別的な取り扱い」にあたり、「パート労働者の賃金は職務内容や成果などを考慮して決定する」とした努力義務に反していると主張している。

 横浜ラポール総務課の担当者は「職員や組合と話してきたが、主張が平行線に終わった。申立書の中身を見ていないのでコメントできない」と話している。

 神奈川労働局は今後、双方から話を聴き、必要があれば助言や指導、勧告を行う

映画:「おそいひと」賛否呼ぶ 「障害者と犯罪」テーマに--福井で30日 /福井

2008年10月26日 01時10分05秒 | 障害者の自立
 障害者と犯罪(殺人)をテーマにした映画「おそいひと」(柴田剛監督)が30日、福井市中央1の響のホールで上映される。作品は脳性まひで重度身体障害者の住田雅清さん(大阪府在住)が本人役で主演するフィクション。

 同ホールで来月3日まで開かれる「映像フェスティバル5days」の一つ。介護を受けながら一人暮らしをしている「住田」のもとに、卒論研究のために女子大生が介護に訪れたことから平穏な日々の歯車が狂い出す。04年の発表後には上映の賛否両論が巻き起こった。

 フェスティバルを主催する「まちなか映画祭」実行委員会事務局の鈴木雅紀さんが、出演者の一人と交流があったことから上映が決まった。鈴木さんは「障害者と犯罪の組み合わせはタブー視されがちだが、障害者も酒を飲んで酔っぱらう。一般人と変わらないということを映画を通してわかってほしい」と話している。

 午後6時からと同7時半からの2回上映で、前売り券1000円、当日券1500円。問い合わせは同ホール(0776・30・6677)。

個人情報:障害者の情報入りメモリー紛失--四日市の授産施設 /三重

2008年10月26日 01時07分01秒 | 障害者の自立
 四日市社会福祉協議会は24日、運営する市の知的障害者通所授産施設「共栄作業所」(四日市市西日野町)で通所者約40人分の個人情報が入ったメモリースティック1個を紛失したと発表した。

 紛失したのは、健康診断に使う通所者の名前、生年月日、連絡先を記した07、08年度の名簿。介助を含む5人分の支援実施計画や健康診断に関する計画なども含まれていた。

 メモリースティックを普段使っている50歳代の女性職員が9月26日、紛失に気づいた。内規で記録媒体の持ち出しは禁じており、施設内部での紛失とみて探している。通所者らには10月8日ごろから謝罪、説明をしたという。進士久雄事務局長(59)は「記録媒体の使用を禁止するなどの措置を取っていきたい」と話している。【

健やかわかやま:障害者自立支援法見直しを考え交流 福祉大会に580人 /和歌山

2008年10月26日 01時04分39秒 | 障害者の自立
 障害者自立支援法の見直しを考える「第47回近畿知的障害者福祉大会」(NPO法人県手をつなぐ育成会など主催)が、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館などであった。近畿各地から知的障害者や保護者ら約580人が参加し、交流を深めた。

 シンポジウムでは、保護者や事業所、行政などの代表者が、同法の成果や課題について議論。同法の抜本的見直しや障害者の所得保障の充実などを大会決議に採択した。別会場では、障害者による寸劇や演奏会があった。

 同会の奥信篤事務局長(77)は「自立支援法による現場への影響は深刻。障害者福祉の増進のために、大会を通して当事者同士が心を通わせ、団結を強めることができた」と話していた。【