ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

郵便割引悪用 仲介会社が障害者団体に「寄付」

2008年10月06日 23時21分55秒 | 障害者の自立
 大手印刷・通販会社「ウイルコ」(東証2部上場)がダイレクトメール(DM)広告の郵送に心身障害者団体を対象とした低料第3種郵便物の割引制度を悪用していた問題で、DM広告に使われた「刊行物」の発行元だった複数の障害者団体が、仲介した広告会社から多い月で数十万円を受け取っていたことが分かった。寄付などの名目で、発行部数に応じた歩合制などで支払われていたという。

 ウイルコのDM広告は、少なくとも大阪府枚方市、同吹田市、神戸市の各障害者団体が「発行所」となり、低料第3種郵便物の割引制度の適用を承認された「定期刊行物」として郵送されていた。

 このうち、枚方市の障害者団体は、団体とウイルコを仲介した大阪市西区の広告会社「新生企業」から、「寄付」として月に数十万円を受け取っていた。この金は団体の運営費や駐車場の用地購入費の負債返済などに使ったという。理事は「(新生企業からは)『雑費として計上している団体が多い』と言われたが、雑費では紛れてしまうので使途を指定した寄付として受け取っている」と話した。

 この団体は、月に3回以上(1回につき数万~10万部)の「福祉・環境・健康情報紙」を低料第3種郵便物として発行していたが、ほぼすべての作業を新生企業に任せていたという。

 同じように新生企業から持ちかけられ、1回につき平均で約10万部の「情報紙」を発行しているという吹田市の障害者団体の理事は「契約で、情報紙1部当たり1円に満たない額が振り込まれる」と証言。月に十数万円になる計算で、使途は「豪華な忘年会やレクリエーション代」だという。理事は、制度の趣旨に反して低料第3種郵便物の割引制度を利用していることについて「気持ちは半々。たえず迷っている」と漏らす。

 ウイルコの説明では、DM広告は過去に取引があった顧客に1回につき数万~10万部を郵送していた。郵送先が刊行物の購読者ではなかったことは認めているが、同割引を使って出したDM広告の総数は明らかにしていない。

 低料第3種郵便物の割引制度を使わず、一般の広告郵便を対象にした割引を使っていたとすると、10万通あたり数百万円の負担が増えていた計算になる。

 ウイルコは6日、「結果的に、制度本来の趣旨から逸脱した利用の仕方を行ったことにより、心身障害者団体はじめ、関係者の皆様には多大なご迷惑をお掛けいたしましたこと、心からおわび申し上げます。社内のコンプライアンス体制についても点検を行い、再発防止に努めます」などとするコメントを発表した。

学生障害者無年金訴訟、原告3人の上告棄却 最高裁

2008年10月06日 23時17分30秒 | 障害者の自立
 学生時代に重い障害を負った京都府と岡山県の元学生3人が、当時は任意加入だった国民年金への未加入を理由に障害基礎年金を支給しないのは違憲として、国に不支給処分取り消しなどを求めた学生無年金訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(津野修裁判長)は6日、原告の上告を棄却した。原告側敗訴とした2審判決が確定した。

 1991年3月まで、20歳以上の学生の国民年金は任意加入だった。3人は障害を負った時点で20歳を過ぎ、未加入だったため障害基礎年金を受けられなかった。

 判決理由で同小法廷は「未加入だった学生を配慮する立法措置を講じなかったことが違憲だとはいえない」として、国の責任を認めなかった。(

障害者の優遇制度を使いDMを郵送

2008年10月06日 23時15分18秒 | 障害者の自立
石川県の印刷通販会社が、障害者団体の定期刊行物を郵送する際に適用される料金の優遇制度を使って、通常よりも安い料金で、顧客にダイレクトメールを送っていたことがわかり、会社側は「制度本来の趣旨を逸脱していた」として、この方法での郵送を中止しました。

この会社は、石川県白山市に本社がある印刷通販会社「ウイルコ」です。「ウイルコ」は、自社で取り扱っている化粧品などのダイレクトメールを顧客に郵送していますが、会社によりますと、4年前から、郵便料金が優遇される障害者団体が発行する刊行物を一緒に封筒に入れる方法で、送料を安く抑えてきたということです。この制度では、例えば、50グラムまでの定形外郵便物で郵送する場合、1通当たり通常120円かかる料金が8円になりますが、送り先の8割以上が、刊行物を有料で購読していることが条件になっています。しかし「ウイルコ」によりますと、送り先のほとんどは、刊行物を有料で購読していない自社の顧客だったということで、会社では「制度本来の趣旨を逸脱していた」として、この方法でのダイレクトメールの発送を中止したことを明らかにしました。「ウイルコ」は、「ダイレクトメールを障害者団体の刊行物といっしょに送る方法は、大阪の広告代理店から勧められた」と話していますが、広告代理店側は「送り先の8割以上は有料の購読者で問題はない」と主張し、食い違いをみせています。これについて郵便事業会社は「現在調査中で、制度が本来の趣旨どおり運用されていない場合には、必要に応じて是正などの措置を取ることにする」としています。


視覚障害者、街なかの自転車恐怖 子供たち、目隠しして体感--北区 /京都

2008年10月06日 23時11分11秒 | 障害者の自立
 ◇杖頼りの視覚障害者
 視覚障害者が街なかで恐怖に感じる場合が少なくないという自転車の利用マナー向上を目指すイベントが5日、北区の京都市立楽只小であった。参加した子供らは、目の代わりになる白杖(はくじょう)を初めて手にし、視覚障害者と共生できる社会の実現に思いをはせた。

 京都ライトハウスなどが毎年実施する「白杖安全デー」の一環。市内の小学生や保護者計約30人が参加した。まず恐怖を知ってもらおうと、全盲の今里弘美・府視覚障害者協会理事(64)が体験を披露。「自転車は音もなく急に現れ、心の準備ができない。駐輪中の自転車のペダルやハンドルがぶつかって痛いこともある」と訴えた。

 参加者は白杖を突いて駐輪した自転車の脇を歩き、何気ない駐輪が障害物になるのを体感。目隠しして体近くを自転車が通り過ぎるのを感じる体験では、風圧に「めっちゃ怖い」と耳をふさいだ。市立御所南小4年の伊藤奈緒さん(9)は「目の見えない人にとってどんなに自転車が怖いか分かった。駐輪する時はきれいに寄せます」と話した。

きょうされん全国大会が閉幕

2008年10月06日 00時33分19秒 | 障害者の自立
 広島県立総合体育館(広島市中区)などで開かれていた障害者関連施設でつくる「きょうされん」の全国大会は5日、利用者の負担増につながる障害者自立支援法の廃止などを訴える大会アピールを採択して閉幕した。

 公開講座では、作業所代表や被爆者ら5人が「障害と平和」をテーマに意見交換した。原爆小頭症に関する著書がある俳優斉藤とも子さんは「心の痛みを知る人同士がつながりを深めれば、平和や幸せが生まれる」と指摘した。

 21の分科会では、就労や生活支援のあり方などを議論。豆腐製造などで障害者に月7万円の賃金支給を目指す宮城県のはらから福祉会の武田元理事長は「低賃金は最大の人権侵害。質の高い仕事を創出するのが施設側の使命」と訴えた。