ゴエモンのつぶやき

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希望新聞:東日本大震災 Q&A 聴覚障害者に配慮した避難所運営は?

2011年05月20日 01時02分19秒 | 障害者の自立

 Q 聴覚障害者に配慮した避難所運営は?

 A 放送以外に文字でも情報発信を

 東日本大震災聴覚障害者救援中央本部で情報・広報担当を務める全日本ろうあ連盟(本部・東京都新宿区)の河原雅浩理事(50)に話を聞きました。

 聴覚障害は見た目では分かりにくい障害です。被災地の多くの聴覚障害者は、必要な情報が得られないうえ、自分が困っていることをなかなか伝えられず、支援の手が届きにくくなっています。

 避難所に手話ができる人がほとんどいないため、悩みを打ち明ける相手がおらず、孤独にも陥りがちです。この4月、中央本部から宮城県に医療メンタルケアチームを派遣し、聞き取り調査をしたところ、やはり心のケアを必要としている方がたくさんいることが分かりました。

 食料や水の配給などについて放送で伝えるときは、個別に紙に書いたり、掲示を見せるなどして、必ず聴覚障害者にも伝わるようにしてください。障害の程度はいろいろです。大きな声でゆっくり話せば分かる場合もあるし、筆談でもある程度のやりとりができます。

 一番大切なのは、聞こえない人とコミュニケーションしたいという気持ちです。手話が使えなくても、ぜひ身ぶりや手ぶり、文字などを使って伝えてください。自分から話しかけるのをあきらめてしまった被災者の方にも、気持ちはきっと伝わり、会話が始まるでしょう。


毎日新聞 2011年5月12日 東京朝刊

交流会:10施設の精神障害者、きょう香美の同仁病院で 手話コーラス披露 /高知

2011年05月20日 00時59分56秒 | 障害者の自立
 ◇「頑張り見てほしい」 地域バザーも開く

 県内のデイケア施設の精神障害者らが手話コーラスなどを披露する「春の交流会」が19日、香美市土佐山田町の同仁病院で行われる。手話コーラスの練習では笑顔が絶えず、メンバーは本番を心待ちにしている。手話コーラスメンバーの男性(61)は「最初は大変だったが、(手話を)覚えられるようになると楽しくなってきた。自分たちの頑張りを多くの人たちに見てほしい」と呼び掛けている。交流会では地域バザーなどの催しもある。交流会は正午~午後2時。入場無料。

 交流会は、土佐病院や南国病院、海辺の杜(もり)ホスピタルなど県内10施設が、精神障害者らに生きがいや自信を与えるきっかけになればと約20年に共同して始めた。これまで一般への呼び掛けはなかったが、障害者が健常者と隔たりなく、同じように暮らせることを感じてほしいと、今回から一般参加を募っている。

 高知市新本町2の土佐病院では、約10人が毎週水曜午前10時から1時間半、ドメスティックバイオレンスや虐待被害者の支援団体「高知あいあいネット」の青木美紀代表を講師に招き、手話コーラスを練習してきた。交流会では「いい日旅立ち」「およげ!たいやきくん」、韓国の歌「君は愛されるため生まれた」をハングル語でも歌う。

 土佐病院によると、活動を通してメンバーたちに本来の明るさや元気さが取り戻ってきたという。同病院の畠山隆広デイケアセンター長は「精神障害者は社会で避けられがちだが、実際は私たちと何も変わらない。彼らも私たちも同じ人間ということを知ってほしい」と話している。

毎日新聞 2011年5月19日 地方版