ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者 白熱プレー ブラインドサッカー全国大会開幕

2011年05月23日 00時58分51秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が鈴入りのボールでプレーする「ブラインドサッカー」の全国大会が21日、福岡市東区香椎浜の福岡フットボールセンターで開幕した。大会は10回目で、九州では初開催。7都府県から8チーム、選手96人が参加した。

 選手たちは、スペイン語で「行くぞ」を意味する「ボイ!」という掛け声を発し、激しく体をぶつけながらボールを奪い合っていた。

 九州から唯一参加する「ラッキーストライカーズ福岡」の監督、彌富(いやとみ)圭一郎さん(30)は「プレーを通して来場者に勇気を与え、優勝を目指したい」。主将の三原健朗(けんろう)さん(36)は日本代表の主将としても活躍しており、「全国大会はレベルが高く、練習の成果が出ると達成感がある」と息をはずませた。

 初めて観戦した福岡市南区の会社員(26)は「想像以上に迫力があって驚いた」と語り、声援を送っていた。22日に準決勝と決勝がある。

=2011/05/22付 西日本新聞朝刊=

『ブラインド』キム・ハヌル、デビュー13年で初の視覚障害者演技

2011年05月23日 00時56分11秒 | 障害者の自立
俳優キム・ハヌルがデビュー13年目で初めて視覚障害者の演技に挑戦した。キム・ハヌルは「視覚障害者の目撃者」という新鮮なスリラー映画『ブラインド』で、警察隊出身の視覚障害者ミン・スアに扮して、殺人事件現場の唯一の目撃者であり、事件の核心を握る人物を演じた。

キム・ハヌルは初めての視覚障害者の演技のために、撮影前から多くのことを準備した。まず外見を派手に美しく装うよりは、素朴な素顔とありのままの姿を見せることに努力した。またキャスティングが決定して彼女が最初にしたことは、目をとじて歩いてみることだった。前に何もないと知りながらも、前が見えないという恐怖感で簡単に前に進むことができなかったこの経験は、彼女がスアを理解するための最初の一歩だった。

その他にも視覚障害を体験する展示「闇の中の対話」を訪ねたり、クランクインに先立って約一ヶ月間、毎日龍山にある特殊学校を訪れて点字読む方法、盲導犬と共に歩く時と杖(ケーン)をついて歩く時がどのように違うのかなど、細かい部分を直接体得した。また撮影しながら視覚障害者で重要な「目の演技」は、生活の中で自然に視覚障害者であることを認知できるように表現しなければならなかった。

NGが反復するときはキム・ハヌルは「見えることが今回の演技で最も大きな困難」と、苦労を吐露したという。

映画『ブラインド』は韓国映画プロデューサー組合(PKG)が主催する「2009 Hit By Pitch」で、最高の人気プロジェクト賞を受賞して忠武路の期待を集めた作品で、今年の夏に封切られる予定。[写真=NEW]



innolife.net

なるほドリ:身体障害者野球ってなぁに? /福岡

2011年05月23日 00時50分45秒 | 障害者の自立
 ◇ルール、用具工夫し楽しく 北九州のチーム、春の日本一に

 なるほドリ 今年もプロ野球のセ・パ交流戦が始まったけれど、北九州市にとっても強い身体障害者野球チームがあるって聞いたんだけど?

 記者 「北九州フューチャーズ」のことですね。「障害者の甲子園」と呼ばれる第19回全国身体障害者野球大会が神戸市で14、15日にあったんだけれど、15連覇を目指していた強豪の「神戸コスモス」(神戸市)を決勝で5-2で破り、初優勝を果たしたんだ。

 Q へぇ、全国一なんてすごいね。

 A フューチャーズは秋の全日本選手権では2度優勝したことがあるんだけど、春の大会は優勝に手が届いていなかったんだ。三宅繁嘉監督(49)も「春に優勝して日本一の胴上げをするのが夢だった。秋も連続して優勝して本当の日本一だと思うのでこれからも頑張りたい」と感激しきりだったよ。

 Q 選手たちは腕や足を失ったりしたんでしょ。それで野球なんていう激しいスポーツができるの?

 A 一口に野球って言っても、年齢によって使っているボールや道具は違ったりするよね。例えば、子供は軟球を使うけれど大人は硬球を使うし、子供は金属バットを使うけれどプロ野球選手は木製バットしか使わないよね。同じようにルールや用具を工夫すれば障害があっても野球を楽しめるんだよ。

 Q なるほどね。選手たちはどんな工夫をしているの?

 A 手首から先のない投手は手首にグラブをかけたり、あごと肩でグラブを挟んだりして、投げた後にすぐ投げた手にグラブをつけて打球を処理するんだ。米大リーグでかつて活躍した隻腕のジム・アボット投手を思い出してもらうと分かりやすいかな。打者だって腕一本でも大きな打球を飛ばすよ。とにかく障害を感じさせないスピーディーな動きにはきっと驚くよ。

 Q 特別なルールもあるのかなぁ?

 A 足に障害がある選手が打者となった時は「代走」が認められて、「代走」の選手は打者の後ろに待機し、打ったら「代走」の選手が代わりに走るんだ。また、盗塁やバントは認められていないんだ。使うのは軟球で、あとは野球のルールと同じだよ。

 Q そうなんだ。障害があっても、打って、投げて、走ってと野球が楽しめるなんて本当にすてきだね。

 A 有延忠剛前監督(46)は「障害のある子供たちに『自分たちも野球ができる』という夢を与えられるし、けがで野球をあきらめた人がもう一度野球ができる生きがいを感じることができる」と身体障害者野球の魅力を話しているんだ。

毎日新聞 2011年5月22日 地方版