【江別】障害者とお年寄り、地域の子どもたちが交流できる共生型施設「風の音(ね)」(西野幌92)が今月中旬オープンした。札幌市のNPO法人スマイルリンク(田頭美奈子理事長)の運営。障害者を職員として雇い、隣接する農地でお年寄りと一緒に農作業するほか、冬場は託児所も開設、地域の子育ての手助けをする。(竹内桂佑)
風の音は木造平屋建て約190平方メートル。厚生労働省の交付金を活用、約3千万円かけ建設した。常勤職員は5人いる。
計画では夏場は、障害者100+ 件2人と農業経験があるお年寄りを雇い、隣接する約1・5ヘクタールの農地で野菜を栽培。収穫物は市内野菜直売所で販売する。障害者2人の雇用は6月以降の見通し。お年寄りは非常勤の有償ボランティアの形態を考えているという。さらに絵本や将棋などを備えた「多目的ホール」も併設し、地域の子どもやお年寄りが気軽に訪れ、交流できるようにする。
一方、冬場は障害者とお年寄りは、収穫した野菜を使ったジャムなどの加工品づくりに当たる予定。
託児所開設は12月~3月。農家の子どもたちの保育を担う野幌季節保育所は4月~11月の農繁期のみで、兼業農家から冬期間の営業を望む声に応えた。同保育所を運営する市社会福祉協議会は「保育の受け皿は不足しており、本当にありがたい」と話す。
市福祉課によると、障害者向け共生型施設は市内2件目だか、農作業や農産品加工をするケースは珍しい。
田頭理事長は、将来は多目的ホールで英会話やヨガなどの教室も開きたいといい「お年寄りと子ども、障害者100+ 件と一緒に、大家族のような温かい施設にしたい」と話している。
北海道新聞
風の音は木造平屋建て約190平方メートル。厚生労働省の交付金を活用、約3千万円かけ建設した。常勤職員は5人いる。
計画では夏場は、障害者100+ 件2人と農業経験があるお年寄りを雇い、隣接する約1・5ヘクタールの農地で野菜を栽培。収穫物は市内野菜直売所で販売する。障害者2人の雇用は6月以降の見通し。お年寄りは非常勤の有償ボランティアの形態を考えているという。さらに絵本や将棋などを備えた「多目的ホール」も併設し、地域の子どもやお年寄りが気軽に訪れ、交流できるようにする。
一方、冬場は障害者とお年寄りは、収穫した野菜を使ったジャムなどの加工品づくりに当たる予定。
託児所開設は12月~3月。農家の子どもたちの保育を担う野幌季節保育所は4月~11月の農繁期のみで、兼業農家から冬期間の営業を望む声に応えた。同保育所を運営する市社会福祉協議会は「保育の受け皿は不足しており、本当にありがたい」と話す。
市福祉課によると、障害者向け共生型施設は市内2件目だか、農作業や農産品加工をするケースは珍しい。
田頭理事長は、将来は多目的ホールで英会話やヨガなどの教室も開きたいといい「お年寄りと子ども、障害者100+ 件と一緒に、大家族のような温かい施設にしたい」と話している。
北海道新聞