ゴエモンのつぶやき

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わかやま大会の手話PV 小西さん企画

2015年08月02日 01時03分34秒 | 障害者の自立

開幕まで80日余りとなった障害者スポーツの祭典「紀の国わかやま大会」を盛り上げようと、同大会のイメージソング「明日へと」の手話プロモーションビデオの制作が進んでいる。和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場周辺での収録には約200人が参加し、歌詞を手話で表現しながら、軽快な音楽に合わせて笑顔でステップを踏んだ。

呼び掛け人は田辺市出身の俳優・小西博之さん(55)。小西さんは同大会開会式のオープニングプログラムなどに参加を予定している。3年前から手話を習っており、「明るく楽しい、躍動感ある手話DVDを」「障害がある人もそうでない人も垣根を越えて通じ合えるような映像に」と企画し、県などに働き掛けて実現した。

映像は「驚き」や「感動」をコンセプトに、那智勝浦町や湯浅町、田辺市など県内10カ所で撮影。聴覚に障害のある人や手話サークルメンバーの他にも、陸上や車椅子バスケットボールの選手など、さまざまな障害のある人が協力し、出演しているという。

小西さんは「私たちがよく目にするような手話映像ではなく、格好いいものにしたいと思った。興味や関心がなかった人にも、『手話は楽しい』と感じてもらいたい。『国体・大会ってこんなに楽しい』と希望や勇気が湧くような感動の映像を和歌山から発信したい」と意気込んでいる。

5分程度の物語性のあるDVD映像に仕上げ、近く同大会実行委員会ホームページなどで公開される予定。

収録に参加し、開会式にも出演予定の橋本市の土井ふじ子さん(65)は「歌って踊って、みんなで参加している気分になって楽しかったです。全国からたくさんの人においでいただきたいです」と手話で喜びを表現。紀の川市貴志川町の手話サークル「ポケット」の稲葉由美子さん(61)は「こんな体験は一生に一度きり。皆さんが感動できる大会になるよう、本番に向けて頑張ります」と笑顔で話していた。

 
小西さんも手話で表現豊かに


映画「野火」で問いかけ 豊岡劇場で来月15日から、2日は塚本監督ら招き /兵庫

2015年08月02日 00時53分51秒 | 障害者の自立

 豊岡劇場(豊岡市元町)は8月15日〜9月4日、第二次世界大戦末期のフィリピンをさまよう日本兵を描いた映画「野火」を上映する。8月2日には、塚本晋也監督らを招いて特別上映会を開く。豊岡劇場の石橋秀彦代表は「戦後70年を迎え、戦争経験者が数少なくなる中、戦争の恐ろしさを再度確認し、現代の世界の状況に問いかけ、考えさせる力作」と話す。

  「野火」は大岡昇平原作。かつて市川崑監督も映画化しているが、今回の塚本監督作品はそのリメークではなく、原作を基にしているという。主演も塚本監督。

 塚本監督は映画「鉄男 TETSUO」で1989年にローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得している。

 2日の特別上映会では、午後4時半から塚本監督があいさつ。「野火」上映後、塚本監督と映画評論家・塩田時敏氏とのトークがある。

 豊岡劇場ではこの夏、他にも戦争をテーマにした作品を企画しており、イラク戦争をテーマにした「アメリカン・スナイパー」(アメリカ)が上映中(8月7日まで)のほか、シリアの民主化に立ち上がったサッカー選手をテーマにした「それでも僕は帰る」(シリア、ドイツ)を8月中旬から上映する。

 特別上映会の料金は通常と同様で一般1800円、大学生1500円、3歳以上高校生まで▽60歳以上▽障害者手帳を持つ人は1000円。問い合わせは豊岡劇場(0796・34・6256)。

毎日新聞 2015年07月31日 地方版