ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

サッカー協会は「感謝」新国立競技場整備計画

2015年08月29日 02時32分43秒 | 障害者の自立

 新国立競技場の新たな整備計画が28日決まり、スポーツ界からも期待の声が上がった。

 収容規模は五輪開催時は6万8000席だが、大会後に仮設席を設けることでサッカーのワールドカップ(W杯)招致に必要な8万席に増設可能となった。日本サッカー協会は「将来のW杯招致にも配慮していただき、心から感謝している。アスリートにとっても観客にとっても存分に楽しめる機能を備えた素晴らしいスタジアムが実現することを期待している」との大仁邦弥会長のコメントを発表した。

 日本障がい者スポーツ協会の山田登志夫常務理事は「本当は開幕1年前に完成して試運転ができれば良かったが、仕方ない。大会に間に合うようにしっかりやってもらいたい。障害者スポーツの、特にアクセシビリティ(利用しやすさ)に十分配慮して立派なものを造ってもらいたい」と話した。

2015年8月28日    日刊スポーツ


おおいた幸福考 第2部 共に生きる

2015年08月29日 02時23分58秒 | 障害者の自立

 「ただいま!」
 8月中旬、山あいの小さな中学校に男性たちの快活な声が響いた。
 玖珠町日出生中学校(佐藤明彦校長)の生徒7人がやや緊張した面持ちで出迎えたのは「瑞宝太鼓」(長崎県雲仙市)の団員。全校生徒がメンバーの「日出生大自然太鼓」の活動を通じ、2008年から交流が続いている。9月にコンサートで共演するのを前に、2日間の太鼓合宿に入った。
 瑞宝太鼓は知的障害者によるプロの和太鼓チーム。何度も同校を訪れている彼らは生徒たちがあこがれる太鼓奏者であり、先生だ。
 岩本友広団長(38)の掛け声で、まずは入念なストレッチからスタート。体と心をほぐした後、練習に入った。「左手も右手と同じ強さでしっかり打って」。大柄な高倉照一さん(34)が腹の底に響くような力強い音で手本を示す。生徒は、基礎的な打ち方から曲に合わせた姿勢や表情まで細やかに指導を受けた。
 「きつくなったらウオーッと声を出して。元気が出て、今以上のパワーが出るよ」。なかなか自分をさらけ出せない生徒たちに、励ましの声が飛んだ。
 夕食は保護者手作りのカレー。スイカやトウモロコシの差し入れもあった。生徒が出し物を披露し、教室は明るい笑い声に包まれた。翌朝起きると、朝食の仕上げと配膳は生徒と団員が協力。野菜を切り、みそ汁をよそうと、団員からは「お母さんの手伝いばしよらすけん、上手だね」。寝食を共にし、交流を深めた。
 2日目は発声練習からスタート。手にできたまめがつぶれ、大きな声が出せるようになるにつれ、音にも力がこもる。生徒たちの目の色が変わっていく。「本番は絶対緊張するから、ニコニコしながら打つ練習をしておくこと」。いくつかの“宿題”が課され、1カ月後の再会を誓い合った。
 リーダーの高名準君(15)=3年=は「瑞宝太鼓はあこがれであり、目標」ときっぱり。初参加の帆足拓実君(13)=1年=も「基本の打ち方から、プロに直接教えてもらってうれしかった。一つ一つの音や動き、声の出し方もやっぱり全然違う」と目を輝かせた。
 障害がある人が、いつも「してもらう」側にいるわけではない。ハンディを補って余りある太鼓の迫力に、ここでは障害のことを口にする人はいない。
 団員の辻浩一郎さん(35)は言う。「生徒たちは来るたびに変わってきている。自分にはないものを感じ、負けていられないと刺激を受ける」。違いを認め合う関係がそこにはあった。
 × × × 
 ハンディがある人もそうでない人も、暮らしやすい世の中とは。第2部では、障害がある人の地域との関わりや活動を通じ、さまざまな立場の人が共に生きていける地域の在り方を考えていく。 

瑞宝太鼓の団員からプロの技術と心得を教わる日出生中学校の生徒たち=20日、玖珠町の日出生中学校体育館

瑞宝太鼓の団員からプロの技術と心得を教わる日出生中学校の生徒たち=20日、玖珠町の日出生中学校体育館

※この記事は、8月28日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。


<LGBT>悩み共有 仙台で大規模イベント

2015年08月29日 02時17分47秒 | 障害者の自立

 同性愛者や性同一性障害者ら性的少数者(LGBT)のグループ「Anego」(アネゴ)が、仙台を拠点に、多様なセクシュアリティー(性的指向)が尊重される社会を目指して活動の輪を広げている。

 「同性の友人に自分が同性愛者と打ち明けた途端、距離を取られてしまった」
 青葉区の市市民活動サポートセンターで2日にあった「東北レインボーSUMMERフェスティバル」で、LGBTの当事者たちが悩みを打ち明けた。
 初めて企画した大規模イベント。約100人が市内外から集まり、トークショーやステージ、パネル展示を通じて互いの活動に理解を深めた。
 自身の性的指向と葛藤した両性愛者らの体験談やエイズウイルス(HIV)感染者の手記が紹介されたほか、女装によるダンスパフォーマンスがあった。硬軟取り混ぜたプログラムで日頃抱く思いを共有し、ネットワークを広げた。
 同性婚を合法化する動きが世界で広がり、東京都渋谷区は同性カップルを結婚に相当する関係と認めて証明書を出すなど、多様な性への注目が高まり、今回のイベントは過去の交流会にない盛況を呈したという。
 Anegoは2007年設立。セクシュアリティーを問わずに当事者や一般市民が年4回語り合うティーパーティーを活動の柱とする一方、LGBTへの理解を促すための講演会も開いてきた。東日本大震災の影響で一時活動を休止したが、昨年4月に再開した。
 「考えの違いを尊重し、一人一人の生き方を認め合って暮らせることが大切」と目標を描くのはメンバーの太田ふとしさん(40)。代表のキャシーさんは「垣根なく交流できる場を今後も積極的につくりたい」と意気込みを示す。

トークショーでは体験談が紹介された(Anego提供)

2015年08月27日     河北新報


過去最強のブラサカ日本代表がリオのキップを掴む!

2015年08月29日 02時08分41秒 | 障害者の自立

8月27日、『IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015』に臨む日本代表の結団式が行われた。9月2日(水)~7日(月)・国立代々木競技場フットサルコートで上位2チームに与えられる『リオパラリンピック』へのキップを目指す日本代表は初出場に向けて、自信を隠そうとはしなかった。 

魚住稿監督は「選手たちはひたむきに真摯に4年間戦ってくれた。今のチームが過去最強の日本代表だと断言できる。選手たちが『アジア選手権』で結果を出してくれると信じている。みなさんへの感謝の気持ちを結果で返したい」と言えば、落合啓士主将も「この4年間大変厳しい練習を積み、たくさんの経験をして、自信を持つことができた。今まで受けてきた応援や支えをプレーで返したい。リオへのキップを手に入れます」とキッパリ。 

ブラサカ日本代表は2度の挫折を味わった。2007年『IBSA視覚障害者サッカーアジア選手権』では中国、イランにスコアレスドロー、韓国に0-1で敗れ、『北京パラリンピック』の出場は断たれた。2011年『IBSAブラインドサッカーアジア選手権大会』では中国に敗れたが、韓国には勝利。しかし、イランに残り15分で2失点を喫し、掴みかけた『ロンドンパラリンピック』のキップはこぼれ落ちた。さらに『アテネパラリンピック』では、2003年『アジア視覚障害者サッカー大会』で日本は優勝を果たしたが、2位の韓国に本大会出場の権利を奪われたのだった。 

奈落に落ちてなお這い上がり、ブラサカ日本代表はたくましくなったのだ。昨年は東京で行われた『ブラインドサッカー世界選手権2014』で6位入賞を果たした。7月には強豪・スペイン、トルコと対戦するスペイン遠征を2勝2分2敗で終えた。監督、主将の自信も頷ける。 

ベテラン・黒田智成は「組織的な守備で、自信を持って0で抑えられる。僕自身試合を楽しみにしている」と4度目の正直へ意気込む。初めての予選に臨むエース・川村怜にも、気後れはない。「何も恐れることはない。初戦の中国戦で1点でもどんな形でもゴールを決めたい」。 

『IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015』の試合日程は以下の通り。
【9月2日(水) 】インド×韓国/マレーシア×イラン/日本×中国
【9月3日(木) 】マレーシア×インド/中国×韓国/イラン×日本
【9月4日(金) 】中国×マレーシア/イラン×インド/韓国×日本
【9月5日(土) 】イラン×中国/日本×インド/韓国×マレーシア
【9月6日(日) 】インド×中国/韓国×イラン/日本×マレーシア
【9月7日(月) 】5位決定戦/3位決定戦/決勝戦 

日本はリオのキップを争うライバル・中国、イランといきなり2連戦に臨む。厳しい日程だが、魚住監督は「我々のゴールはリオでメダルを取ること。そのためのキップを取る」と宣言した。機は熟した。ブラサカ日本代表とともに歓喜の瞬間を迎えたい。チケット発売中。

『アジア選手権』結団式に臨んだブラインドサッカー日本代表の選手・スタッフ一同

『アジア選手権』結団式に臨んだブラインドサッカー日本代表の選手・スタッフ一同

2015/8/27     @ぴあ


盲養老ホームの措置費 請求棄却

2015年08月29日 02時04分01秒 | 障害者の自立

 ◇高裁支部が逆転判決

 備前市が盲養護老人ホーム「鶴海荘」への措置費を低く算定したとして、運営する県視覚障害者協会が市に約1億2600万円の支払いを求めた損害賠償訴訟の控訴審で、広島高裁岡山支部は27日、市に約3000万円の支払いを命じた1審判決を取り消し、請求を棄却する判決を言い渡した。

 盲養護老人ホームは、入所定員の7割以上が視覚障害者の施設で、通常の養護老人ホームより手厚い措置費を自治体から受け取ることができる。

 協会側は、鶴海荘に配置している生活相談員2人について、市が1人を併設の特別養護老人ホームと兼務していると判断。2009~13年度の措置費を約1億2600万円低く算定したとしていた。

 1審・地裁判決は、市の判断は合理的根拠に基づいていないと指摘。約3000万円の支払いを命じた。これに対し、2審の片野悟好裁判長は「算定は、2006年に市と協会が協議した結果に基づいており、根拠がないとはいえない」と結論付けた。

 備前市は「主張が認められたので、県など関係機関と今後の事務手続きなどを協議したい」とのコメントを出した。協会は「年度ごとに算定基準を見直すべきで、非常に残念な判決だ」とした。

2015年08月28日 Copyright © The Yomiuri Shimbun