ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

毎日農業記録賞:寺坂さんに優秀賞 優良賞に林さん /福井

2015年11月06日 01時11分09秒 | 障害者の自立

 ◇家族一丸で農園経営 寺坂律子さん(59)=越前町

 農や食、環境への思いなどをつづる第43回毎日農業記録賞(毎日新聞社主催、農林水産省・文部科学省・県・県教育委員会など後援、JA全中など協賛)の入賞者が4日に発表され、県内から一般部門の2人が中央入賞を果たした。優秀賞に越前町内郡、あさひ愛農園・手作りみそ工房代表、寺坂律子さん(59)の作品「おいしく笑って健康で〜地域の中で地域と共に生きる」、優良賞にあわら市二面、NPO法人ピアファーム理事長、林博文さん(60)の作品「障がい者と共にナシ・ブドウ栽培に挑戦!!」が選ばれた。また、毎日新聞福井支局長賞2人と地区入賞2人も決まった。【望月靖祥】

 勤め人だった夫の康夫さん(62)=あさひ愛農園園長=とともに30代で農業という未知の世界に飛び込み、苦労しながら夢を実現させてきた。「作品を書き進めるうち、思いはかなうんだなと改めて思った」と語る。

 障害を持った長男の誕生をきっかけに無農薬食材に興味を持った。31歳の時、周囲の反対を押し切って夫婦で農家に転身。今では「あさひ愛農園グループ」として無農薬米などを栽培するほか、6年前に越前町東内郡でオープンした手作りみそ工房で、自家製みそや米粉で作るスイーツなどを販売している。

 2003年、夫婦で「しあわせ宣言」に調印した。家族間で農業経営に関するルールを結ぶ「家族経営協定」の“夫婦版”で、「家事は協力し合う」「年に一度は夫婦で旅行する」などと取り決めた。そんな二人三脚で農業に取り組む両親の姿を見て、長女夫婦や次男、三男も農園に就職した。

 作品では、これら夫婦や家族の歴史を振り返ったうえで、「他の人たちから目標とされる農業が展開できるように、自分らしく幸せな人生を歩むために『しあわせ宣言』の改訂を目指していこう」と結論づけた。

 今の目標は、工房を全国から観光バスが集まるような人気店にすることだという。「夢は実現させるためにある。だから、もっともっと夢を見ていたい」。受賞をバネに家族一丸で目標に挑む。

 ◇みんなと働けて感謝 林博文さん(60)=あわら市

 2008年春、障害者の就農に取り組む「ピアファーム」を設立した。それから7年半。働く障害者は20人と倍増し、40アールだったナシ園は約6倍に増えた。「これまでの歩みを一度きちんと振り返りたいと思い、作品を書いた」と振り返った。

 障害者の稲作就農に取り組む社会福祉法人で働いていたが、果樹栽培の方が効率的だと判断。障害者10人、スタッフ3人で分社独立し、ナシ栽培を始めた。今ではあわら市や福井市など県内4カ所に農産物直売所を構え、認定農業者にも認定された。経営も順調で、ブドウ栽培にも取り組んでいる。

 作品では、これらの活動をまとめたうえで、「専業農家と同等レベルで栽培と販売に取り組みながら、高い品質で市場に参加していきたい」とした。

 「作物を作る喜びと、障害者のみんなと一緒に働けることに感謝している」と受賞を冷静に受け止める。今後はワイン開発、ジュースやスイーツ販売にも挑戦していくという。

==============

 中央入賞以外の入賞は次の通り。

 【毎日新聞福井支局長賞(地区入賞特別賞)】県立福井農林高3年、秦達也さん▽同2年、岩本鈴音さん=ともに高校生部門

 【地区入賞】坂井市坂井町福島、田中勇樹さん▽あわら市中番、藤田大介さん=ともに一般部門

 中央入賞の2人と福井支局長賞の2人については、12月に福井面で作品(要旨)を掲載する予定。

 

「しあわせ宣言」の調印書を手にする寺坂律子さん(左)と夫の康夫さん=福井県越前町東内郡のあさひ愛農園手作り味噌工房で、

毎日新聞 2015年11月05日


毎日農業記録賞:寺坂さんに優秀賞 優良賞に林さん /福井

2015年11月06日 01時11分09秒 | 障害者の自立

 ◇家族一丸で農園経営 寺坂律子さん(59)=越前町

 農や食、環境への思いなどをつづる第43回毎日農業記録賞(毎日新聞社主催、農林水産省・文部科学省・県・県教育委員会など後援、JA全中など協賛)の入賞者が4日に発表され、県内から一般部門の2人が中央入賞を果たした。優秀賞に越前町内郡、あさひ愛農園・手作りみそ工房代表、寺坂律子さん(59)の作品「おいしく笑って健康で〜地域の中で地域と共に生きる」、優良賞にあわら市二面、NPO法人ピアファーム理事長、林博文さん(60)の作品「障がい者と共にナシ・ブドウ栽培に挑戦!!」が選ばれた。また、毎日新聞福井支局長賞2人と地区入賞2人も決まった。【望月靖祥】

 勤め人だった夫の康夫さん(62)=あさひ愛農園園長=とともに30代で農業という未知の世界に飛び込み、苦労しながら夢を実現させてきた。「作品を書き進めるうち、思いはかなうんだなと改めて思った」と語る。

 障害を持った長男の誕生をきっかけに無農薬食材に興味を持った。31歳の時、周囲の反対を押し切って夫婦で農家に転身。今では「あさひ愛農園グループ」として無農薬米などを栽培するほか、6年前に越前町東内郡でオープンした手作りみそ工房で、自家製みそや米粉で作るスイーツなどを販売している。

 2003年、夫婦で「しあわせ宣言」に調印した。家族間で農業経営に関するルールを結ぶ「家族経営協定」の“夫婦版”で、「家事は協力し合う」「年に一度は夫婦で旅行する」などと取り決めた。そんな二人三脚で農業に取り組む両親の姿を見て、長女夫婦や次男、三男も農園に就職した。

 作品では、これら夫婦や家族の歴史を振り返ったうえで、「他の人たちから目標とされる農業が展開できるように、自分らしく幸せな人生を歩むために『しあわせ宣言』の改訂を目指していこう」と結論づけた。

 今の目標は、工房を全国から観光バスが集まるような人気店にすることだという。「夢は実現させるためにある。だから、もっともっと夢を見ていたい」。受賞をバネに家族一丸で目標に挑む。

 ◇みんなと働けて感謝 林博文さん(60)=あわら市

 2008年春、障害者の就農に取り組む「ピアファーム」を設立した。それから7年半。働く障害者は20人と倍増し、40アールだったナシ園は約6倍に増えた。「これまでの歩みを一度きちんと振り返りたいと思い、作品を書いた」と振り返った。

 障害者の稲作就農に取り組む社会福祉法人で働いていたが、果樹栽培の方が効率的だと判断。障害者10人、スタッフ3人で分社独立し、ナシ栽培を始めた。今ではあわら市や福井市など県内4カ所に農産物直売所を構え、認定農業者にも認定された。経営も順調で、ブドウ栽培にも取り組んでいる。

 作品では、これらの活動をまとめたうえで、「専業農家と同等レベルで栽培と販売に取り組みながら、高い品質で市場に参加していきたい」とした。

 「作物を作る喜びと、障害者のみんなと一緒に働けることに感謝している」と受賞を冷静に受け止める。今後はワイン開発、ジュースやスイーツ販売にも挑戦していくという。

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 中央入賞以外の入賞は次の通り。

 【毎日新聞福井支局長賞(地区入賞特別賞)】県立福井農林高3年、秦達也さん▽同2年、岩本鈴音さん=ともに高校生部門

 【地区入賞】坂井市坂井町福島、田中勇樹さん▽あわら市中番、藤田大介さん=ともに一般部門

 中央入賞の2人と福井支局長賞の2人については、12月に福井面で作品(要旨)を掲載する予定。

 

「しあわせ宣言」の調印書を手にする寺坂律子さん(左)と夫の康夫さん=福井県越前町東内郡のあさひ愛農園手作り味噌工房で、

毎日新聞 2015年11月05日


ロッテの今江が社会貢献で表彰 身障者の野球チームと交流など

2015年11月06日 01時05分41秒 | 障害者の自立

 積極的に社会貢献活動に取り組むプロ野球関係者に贈られる「ゴールデンスピリット賞」にロッテの今江が選ばれたと4日、発表された。

 今江は身体障害者の野球チームとの交流や児童養護施設の子どもたちの球場への招待、小児がん患者とその家族への支援に取り組んでいる。東日本大震災後は福島県いわき市内の小中学校を訪問するなど幅広い活動が評価された。

2015年11月5日    東京新聞