ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者、あやぴぃバッジ製作 綾瀬市

2015年11月01日 04時24分34秒 | 障害者の自立

 綾瀬市のキャラクター「あやぴぃ」がデザインされた缶バッジが11月2日から販売される。製作するのは、市障害者自立支援センター「ばらの里」(綾瀬市深谷南)で働く人たちだ。市によると、あやぴぃのグッズ化は初めてで、関係者は障害者の社会参加と市のPRの双方につなげていきたいと期待している。 

 大部さんは、障害者の親らでつくる「市手をつなぐ育成会」の会長を務めており、喫茶室も障害者の社会参加支援が目的だ。会員らの間では、障害者が働く場の確保、賃金の向上を求める声が多く、自立支援活動の一助になればと、グッズ製作をばらの里に依頼することになった。

 ばらの里職員の水貝匡希さん(34)は「障害者施設は、安定した仕事を得るのが難しい。以前から縁のあった大部さんに相談していたなかで、缶バッジの話をいただいた」と喜ぶ。ばらの里では現在、15人の障害者が缶バッジ作りに励んでいる。販売開始に向けて、まずは240個を製作することにしている。

 水貝さんは「缶バッジが人気となり注目されれば、障害者が技術的にも良い仕事ができると分かってもらえる。これをきっかけに、企業からの他の仕事の受注が増えれば」と期待。大部さんも「障害がある方でも、やりがいを感じながら働ける機会が、どんどん増えていってほしい」と願っている。

 缶バッジは直径3・2センチで、色やデザインの異なる4種類を用意。喫茶室むーやばらの里などで1個100円で販売される。問い合わせは、ばらの里(0467・77・6005)へ。

2015年10月31日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

リリー・フランキー、障害者の“聖人化”を問題視「車いすの人だって性欲ある」

2015年11月01日 04時18分45秒 | 障害者の自立

[映画.com ニュース] リリー・フランキーと女優の安藤玉恵が10月29日、東京・シネスイッチ銀座で行われた、障害を持った少女の成長と母親との絆を描いたインド映画「マルガリータで乾杯を!」のトークイベントに、NPO法人ノアール設立者・くましのよしひこ理事長とともに出席した。

イラストレーター・小説家・俳優などマルチに活躍するリリーは、脳性まひを患うくましの氏が行っている、身体障害者のセクシュアリティを通して、障害者の権利の理解を広める活動に賛同。長年に渡り、ノアールのグッズデザイン、執筆など様々な活動で協力してきた。リリーはくましの氏とともに、人々が「車いすに乗っている人を聖人化している」ことに異議を唱えており、「車いすの人だって性欲がある。そんな基本的な欲求をボランティアの人でさえ認めない」と、人間としての権利が侵害されていることを問題視した。

映画は、生まれつき脳性まひを持つ少女ライラが、持ち前の明るさとチャレンジ精神でどんなことにも体当たりで挑戦していく姿を描くとともに、性への目覚めに対する周囲の戸惑いを映し出す。今作をひと足先に鑑賞したくましの氏は、「自分が障害者なので、つい荒を探しちゃう。でも最初に予告編を見た時に騙されました。プロでしたね」と主人公ライラを演じた女優カルキ・ケクランの演技に脱帽した様子。ケクランの仕草に「脳性まひあるある」をいくつも発見したと興奮気味に語った。

さらに、過去に製作された障害者のセクシュアリティを描く作品の主人公は男性だったといい、「女性が主人公でこういう内容の映画が上映されるのは、おそらく初めてに近いんじゃないかと思う」と題材に新しさに言及。リリーも「障害者とかの前に、女性の性欲求をこんなにチャーミングに描いている映画ってめずらしい」「性意識が甘酸っぱい。『アメリ』(2001)っぽいんですよね」と同意し、「本当いい映画。今年見た映画でベスト5に入る」と大絶賛した。

マルガリータで乾杯を!」は、若手女性監督ショナリ・ボーズがメガホンをとり、第39回トロント国際映画祭でNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞するなど、高い評価を得ている。

(映画.com速報)   2015年10月30日


障がい者と健常者の間にいる「ボーダー」への支援不足

2015年11月01日 04時12分14秒 | 障害者の自立

障がいの定義は「医療モデル」から「社会モデル」に転換を!

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
本日は自身のお子様が、知的障害者と認定される程度ではないが、
健常者と同じ生活はできないレベルの所謂

「ボーダー」

である方と意見交換を行いました。

以前にもこうした「ボーダー」を数多く受け入れる
私学「星槎学園」の視察に行った際にお伝えしましたが、
我が国ではこうした人々に対する「すこしだけの支援」がほとんどありません。

「あと少しだけの支援」で頑張れる人を、支える仕組みがないという現実の中で 
http://otokitashun.com/blog/daily/8026/

現在東京都では、身体障害者には「障害者手帳」、
知的障害者には「愛の手帳」が交付され、一定の支援を受けることができます。

しかしながら、医療的な診断やIQ検査などでその水準を満たさなかった場合、
「障がい者」とは認定されず、ほぼすべての行政支援から排除されてしまいます。
例えば特別支援学校は、障害者手帳mまたはそれに準ずる医療診断書がなければ入学できません。

こうしたボーダーの当事者は就学では普通学校と特別支援学校の狭間に落ち、
就労してからも十分なサポートを受けることができず、社会的な困難に直面します。

正確な統計はありませんが、こうしたボーダーの方が女性なら
水商売に入ってしまう、そちらに誘導されてしまう人も非常に多いと言われています。

そしてそれを支える家族の負担は、
計り知れないほと大きなものになっているのが現状です。

こうした我が国の社会システムを作り出している要因の一つが、
障害に対する「医療モデル(個人モデル)」と言われる考え方です。

これについては以前にも、一部分だけ解説したのですが、
本日は別の側面から詳述します。

「変わらないことを望むのは健常者、変わることを望むのは障がい者」 
http://otokitashun.com/blog/daily/8848/

医療モデルとは前述のように、医学的診断やIQ検査など
医療的な尺度で「障害」の有無を図り、それに対してサポートをしていく考え方です。

この考えに基づけば、一定の線引をすることは簡易になりますが、
そのラインからはみ出た人々に対しては支援の手が届かないことになります。

一方に存在するのが「社会モデル」というもので、これは
医療的な診断結果や症状に関わらず、その人自身が社会的困難に直面しているのであれば、
それこそが社会にある「障害」であり、支援の手を差し伸べるべき
、という考え方です。

「障害」という概念を医療的状態という「個人」に置くことから、
前者の医療モデルは「個人モデル」とも呼ばれています。一方で後者の考え方では、
障害は「社会」に存在するものであり、個人に因るところは少ないと見なしています。

福祉先進国ではすでに前者の「医療モデル」から、
「社会モデル」への価値観の転換が図られておりますが、
我が国においてはまだまだそのレベルに達しているとは言えません。

障がい者政策の根本的考え方を「社会モデル」に切り替えれば、
ボーダーと呼ばれる方々にも支援の手が行き届くようになることでしょう。

しかしながら当然、行政の社会的コストは増大します。
まだ日本の世論では、おそらくここが受け入れられない。

「そんなこと言ったら、たいして困っていない人まで支援を求めてくる」
「明確な線引がなければ、どこまで支援するべきか判断できないではないか!」

という意見もまた、一理あることは確かです。

しかし一方で考えなければならないのは、現在支援の手が届かない方々を支える「負担」は
当事者やその家族が負っているだけであり、社会全体に存在する「負担」の総量は
決して変わらない
ということです。

仮にその「負担」を行政=社会全体が少しずつ請け負うことができれば、
当事者や家族が可能性を開花させ、社会に貢献できるようになるかもしれません。
それが巡って、社会全体にプラスになる可能性もあります。

こうした点からも社会的な議論を深めて、
障がいに対する見方や政策立案を見つめなおしていく必要があると思います。

正直、障がい者政策については情報発信する度に何らかの厳しい意見に晒されるし、
政治家としては二の足を踏む分野であることは間違いありません。
(その政治家自身が当事者であったとしても、変わらないようです)

しかし、私は現実から目を背けることは致しません。
しっかりと正面から対峙し、勉強不足は素直に認めて精進し、
国民の皆さまと対話を深めながら政策提言を続けていきたいと思います。

観念論的な話が多くなりましたが、
ボーダーの方に対する就学・就労支援については、
先進事例を参考に東京都でもしっかりと働きかけて参ります。

おときた駿(東京都議会議員/北区選出)



身体障害者補助犬シンポジウム

2015年11月01日 03時52分18秒 | 障害者の自立

前向き人生、感じて JR福知山線事故、岡崎さん「その後の歩み」講演 /兵庫

トークやコンサートも 来月29日、宝塚・アピア1

 障害者の社会参加を後押ししようと恒例の「第24回障害者週間記念事業・第17回身体障害者補助犬シンポジウム」が11月29日、宝塚市の「アピア1」一帯で開かれる。毎日新聞社や市、障害者団体などでつくる実行委員会が主催。今回は、今年で発生から10年が経過したJR福知山線脱線事故で頸髄(けいずい)損傷の重傷を負った岡崎愛子さん(29)が講演。事故当時の様子や、その後の歩みを振り返る。【釣田祐喜】

 シンポジウム会場は「アピア1」5階のアピアホール。午後0時45分から岡崎さんが講演する。事故当時、大学生だった岡崎さんは、後遺症で両腕は動くが、首から下の体の運動機能を失い、車いすで暮らすようになった。だが懸命にリハビリに励み、大学に復学し卒業。電気メーカーに就職、昨年2月に退職するまで会社員生活を送った。知人から「あなたを見ていると前向きになれる」と言われたことを機に、今年6月から各地で体験を語るようになった。岡崎さんは「講演で、私の経験から何かを感じとってもらえたらうれしい」と話す。

 このほか、ダウン症で生まれつき右手首から先がない伊丹市のピアニスト、鈴木凜太朗さん(24)によるピアノコンサートもある。午後3時からの補助犬トークには、介助犬シンシアと身体障害者補助犬法成立の運動に取り組み、現在は3代目の介助犬デイジーと暮らす木村佳友さん(55)▽聴導犬レオンとともに暮らし、聴導犬を啓発するアニメーション制作などに取り組む安藤美紀さん(46)▽盲導犬使用者の中山君江さん(65)−−が出席する。

 また「アピア1」2階のふれあい広場では午前10時20分に開会し、補助犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)のデモンストレーションや、宝塚市の就労支援施設「ワーク友愛」利用者でつくる音楽クラブ「花音(かのん)」によるコンサートもある。

 

PR犬が靴を脱がせる介助犬の仕事を披露した昨年のデモンストレーション

〔阪神版〕   毎日新聞 2015年10月30日 地方版


福祉の緊急避難所、存続の危機 仙台でNPO運営

2015年11月01日 03時42分17秒 | 障害者の自立

福祉制度のはざまで支援の手が届きにくい人を受け入れてきた仙台市の「緊急避難所」が、財政難で存続の瀬戸際に立っている。関係者は、昨年度で打ち切られた市の支援の再開に、わずかな望みを託す。

 青葉区千代田町の「国見・千代田のより処 ひなたぼっこ」は2009年、NPO法人「全国コミュニティライフサポートセンター」(青葉区)が元学生寮を改修し、個室8部屋で運営を始めた。

 利用者は、施設に入れず行き先もない重度の認知症患者や障害者手帳がない発達障害の人、配偶者に突然倒れられた在宅介護のお年寄りなど。公的な福祉サービスの対象外だったり、行き場を急に失ったりした人がやってくる。

「国見・千代田のより処 ひなたぼっこ」。カフェやマッサージなどがあり、地域の集いの場所にもなっている=仙台市青葉区

2015年10月31日   朝日新聞