ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

明治大学で「人の図書館」 同性愛者や義足ランナーなど価値観違う「人」貸し出す

2015年11月21日 19時15分26秒 | 障害者の自立

 明治大学中野キャンパス(中野区中野4)で11月22日、「ヒューマンライブラリー」が開催される。主催は同大国際日本学部横田ゼミ。(中野経済新聞)

 「ヒューマンライブラリー」イメージ

 「ヒューマンライブラリー」とは「人の図書館」。生まれつき障がいを抱えていたり、マイノリティーな生き方をしていたりすることで「偏った見方」をされてしまうことの多い人たちをそれぞれ1冊の「本」として捉え、多様な生き方を学んだり理解し合えたりできるというもの。デンマークで始まり、ノルウェーやオーストラリアなど、多くの国で開催されている。同ゼミでは6年前から実施し、7回目となる今回のテーマは「生きてる本を読んでみた」。

 イベントでは、生きた「本」として20人以上の語り手が参加。ホームレスの人、同性愛者の人、義足ランナーの人、専業「主夫」の人、元アルコール依存症の人、白塗りメークの人、摂食障害の人、自殺未遂のある人、元重度のアトピー皮膚炎患者の人、引きこもり経験者などを「本」として、30分間「読者」と1対1、もしくは1対数人で対話する。そのほか、「自閉症体験」や「義足体験」などのワークショップも開催する。

 イベントの中心スタッフで同大学3年の北澤星(あかり)さんは、「気構えず、お気軽に、本の方とおしゃべりしに来てください。新しい価値観と出会えるかも」と参加を呼び掛ける。同大国際日本学部長も務める同ゼミ横田雅弘さんは「これからの企業もダイバーシティが重要になってくる。ヒューマンライブラリーは、まさにこのダイバーシティを具体的に経験することのできるイベントであると思う」と話す。

義足体験ワークショップ(昨年の様子)

 開催時間は11時〜17時。参加無料。入退室自由。

11月16日     みんなの経済新聞ネットワーク


知的障害者サッカー日本代表監督は266ゴールの男

2015年11月21日 03時06分13秒 | 障害者の自立

■知的障害者サッカーの日本代表監督に就任した西真一さん(42)

 知的障害者サッカーの世界選手権は「もう一つのW杯」と呼ばれる。2018年ロシア大会への舵(かじ)とりを任された。「最大限の誠意と時間をもって取り組みます」

 「日本一の点取り屋」である。企業やクラブチームが戦う九州リーグのヴォルカ鹿児島(当時)で、フォワードとして活躍。95年から13年間で奪った266点は、同一リーグ公式戦最多得点だ。

 節目で失敗してきた。鹿児島玉龍(ぎょくりゅう)高3年のとき、元日本代表の前園真聖(まさきよ)らと国体3位に。鹿屋体大から推薦入試の誘いが来たが、憧れの筑波大を受け、不合格。鹿児島経済大へ進むも、4年秋の消防士試験に失敗。就職浪人した。

 勉強、サッカー、アルバイトの日々は充実していたが、翌秋も不合格。後輩の勧めで姶良(あいら)町(当時)の職員になった。公務員ストライカーはJリーグ昇格を目指したが、かなわず。「悔いなんかない。いつも桜島が私を見守ってくれた。失敗してもクヨクヨせず、次のシュートを打ってきました」

 姶良市商工観光課で企業誘致の担当。5年前、地元の知的障害者サッカー関係者が市役所へ来た。「266ゴールの男。」という文章が載った雑誌を握りしめていた。そこで県選抜チームの監督就任をお願いされ、いまに至る。「彼らと一緒にやってると、情が移るね」。まな弟子の1点に、266ゴールの男は涙をこらえる。

写真・図版

2015年11月20日   朝日新聞


障がい者雇用に対する満足度は高い - 89%の企業が「雇用してよかった」

2015年11月21日 02時58分56秒 | 障害者の自立

LITALICOは、障がい者雇用を行った企業担当者を対象に実施した調査の結果を公表した。調査は10月13日~31日にかけて実施し、157社から回答を集めた。

「障害者差別解消法」について当てはまるものは何ですか?

障害者差別解消法、54.8%が「内容を把握している」

来年4月に施行される「障害者差別解消法」についての対応や内容把握の状況について尋ねたところ、「内容を把握している」は計54.8%と半数以上に達したが、具体的な対策に関しては「既に実施している」が5.7%、「検討している」が13.4%と、何らかの対策を実施・検討している企業は全体の2割弱にとどまっていることがわかった。

また、44.5%が「名前程度なら聞いたことがある」「知らない」と回答しており、法施行まで半年を切る状況でも、認知が進んでいない状況も明らかになった。

障害者差別解消法に関連して具体的な対策を「実施・検討している」と回答した企業を対象に、実施・検討している対策を尋ねたところ、3分の2を超える企業が「定期的な面談の実施」と回答した。次いで「支援機関らと連携した本人に必要な配慮の把握」「従業員に対する障がい理解啓発研修の実施」となっている。

障害者差別解消法施行にあたり、実施・検討されている対策

「障害者差別解消法」に提供義務が定められる「合理的配慮」の認知状況について尋ねたところ、「知っている」は46.5%と半数以下で、「初めて聞いた」という回答も24.2%見られた。「知っている」と回答した企業に「配慮提供が難しいと感じる障がい種別」を尋ねたところ、「精神障がい」の回答が最も多かった。

障がいのある人を雇用しての感想を尋ねたところ、89.2%の企業が「(とても/まあまあ)良かった」と回答した。「雇用したことで良かったと感じた点」では約3分の2の企業が「社員の障害理解が深まった」を挙げたほか、約2割の企業が「職場の雰囲気が良くなった」と答えた。

また、「本人が期待通りの活躍をしてくれた」の回答が約4割の企業から挙がるほか、「業務が整理された」「業務効率が上がった」など業務環境自体に良い影響があったという回答も、それぞれ2割以上の企業から挙げられた。

障害のある人を雇用しての感想

一方で「課題と感じた点」については、半数が「担当業務の切り出し/選定」と答えている。次いで「職場でのコミュニケーション」「面談や相談員などの本人へのフォロー/配慮」と続いた。「仕事の任せ方」や「フォロー体制を含めた本人とのコミュニケーション」に課題を感じる企業が多いことがうかがえる。

2015/11/20   マイナビニュース


聴覚障害者に119番アプリ 春日の消防本部 開発者ら実用化期待

2015年11月21日 02時52分57秒 | 障害者の自立

 言葉を話せない聴覚障害者が簡単に119番できるアプリを、春日・大野城・那珂川消防本部(春日市)の専門監、因幡敏幸さん(65)らが開発した。タブレット端末やスマートフォンで、画面上のボタンをタッチするだけで最寄りの消防本部に通報できるという。因幡さんは「口や顎を負傷して、言葉を発せないケースでも役立つ。全国各地で導入してほしい」と話し、実用化されることを期待している。

 開発したのはアンドロイド用の「119番SOSアプリ」。因幡さんと春日・大野城・那珂川消防署の宮嶋文洋副署長が2012~14年度、業者とともに手がけた。消防庁の消防防災科学技術賞の奨励賞に選ばれ、25日に表彰式が行われる。

 救急車を呼ぶ場合は、「救急です」のボタンをタッチした後、「急病」「交通事故」「その他」のいずれかを選ぶ。出血の有無なども知らせることができる。火災時は、「建物」「車」「森林」「すぐ近く」などを押し、燃えている物や居場所を伝えられる。

 端末に全地球測位システム(GPS)の機能があれば、通報内容は自動的に最寄りの消防本部にメールで送られる。聴覚障害者6人に試してもらった結果、救急は平均20秒、火災は16秒で通報できた。文字を入力してメールを送信するよりも、1分ほど短縮できたという。

 また、地震で倒壊した建物の下敷きになった場合などは、警報音を鳴らして居所を知らせることもできる。

 因幡さんは06年頃、救急隊員が聴覚障害者と意思疎通できず、苦労していることを知った。そこで、聴覚障害者が痛みのある部位や痛みの程度を指さして伝えられる「SOSカード」を作った。こうした取り組みが、アプリの開発にもつながったという。

 因幡さんは「外国語に対応したアプリも開発できれば、東京五輪などで訪れる多くの外国人にも安心して使ってもらえる」とアピールしている。

「119番SOSアプリ」を開発した因幡さん

「119番SOSアプリ」を開発した因幡さん 

2015年11月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

知的障害者らカフェで勤務 一宮に本格オープン

2015年11月21日 02時47分08秒 | 障害者の自立

 一宮市の一宮地場産業ファッションデザインセンター1階に喫茶店「カフェたまてばこ」が本格オープンした。知的障害者が支援員の手を借りながら、交代で勤務する。

 カフェは、市立いずみ第2作業所の出張所との位置付け。作業所利用者のうち、20、30代の男女4人が、主に接客にあたる。

 カフェは44席。10月から限られたメニューでプレオープンし、11月からは日替わりランチも始めた。1日平均60人の来客を目指す。

 市社会福祉事業団職員の続木英子所長は「接客を通して言葉遣いや行動を訓練してもらうとともに、障害者が働くことを自然に受け入れてもらう場にしたい」と期待。スタッフの江口央将(ひさのぶ)さん(23)は「お客さんと話がしたかった。楽しいです」と話す。営業は平日午前9時~午後4時。

写真・図版

カフェでモーニングサービスを運ぶ障害者ら

2015年11月20日    朝日新聞デジタル