ゴエモンのつぶやき

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福祉施設の作品、より魅力的に 進む取り組み

2015年11月10日 02時19分38秒 | 障害者の自立

山口里佳さん(左)と杉千種さん=工房集   

山口里佳さん(左)と杉千種さん=工房集

織布を使った髪飾りやポーチ、せっけんなどが並ぶ工房集の展示会場=川口市木曽呂

織布を使った髪飾りやポーチ、せっけんなどが並ぶ工房集の展示会場=川口市木曽呂

障害のある人による布製品や雑貨の制作過程にデザイナーやアーティストが関わり、より魅力的な商品にして販路も広げる取り組みが、県内の障害者福祉施設で進んでいる。作り手や施設以外の第三者の視点が反映されることで、買い手をより強く引きつけることに一役買っているようだ。

 「ニューヨークでも売れそう」。「パッケージもいいね」。ガラスを使ったブローチや織布製ショールに、女性から声が上がる。川口市木曽呂の障害者福祉施設「工房集」で開催中のグッズ展。ビーズのアートで飾られた室内は、しゃれた雑貨店のようだ。

 展示やグッズ開発に携わったのが、東京を拠点にする山口里佳さん(34)と杉千種さん(33)のユニット「contio(コンティオ)」。県内や都内の障害者福祉施設で、商品開発や催しのチラシ作り、カフェの改装など、様々な仕事を請け負う。2人とも大学で美術を学び、障害者のアート活動を支援するNPO法人で、作品の商品化などに携わった経験がある。

2015年11月 8日    朝日新聞