ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者との“運転のシェア”、実現のコンセプトとは

2015年11月15日 02時59分22秒 | 障害者の自立
超福祉展では、レースゲームのインターフェースでGuidosimplexを体験。「自分の運転で自由に移動できる楽しさを広げたい」とジー・エス・ティー、グイドシンプレックス事業部の渡邉芳仁氏
 
 「Guidosimplex(グイドシンプレックス)」は、障害によりブレーキやアクセルなどのフットペダルを利用できない人向けの手動運転補助装置だ。自動車や関連部品の輸入を手掛けるジー・エス・ティーが、イタリアのGuidosimplex社からの輸入販売を手掛けている。
Guidosimplexの「916R Ghost」。見た目は普通のハンドルとまったく変わりない
 
ハンドルに沿ってつけられたアクセルリング。指先でスライドさせて使う
 
ハンドル左側に付けられるブレーキレバー
 
 ハンドル周辺にアクセルやブレーキを操作する機構を組み込んでおり、手だけで運転が可能になる仕組みである。ブレーキはレバー、アクセルはハンドルに沿って付けられたアクセルリングを使う。アクセルには「プッシュタイプ」「プルタイプ」があり、先ごろ日本で「スライドタイプ」が発売された。スライドタイプはアクセルパーツが目立たないことから「916R Ghost(ゴースト)」の製品名が付けられた。

 国内でも手だけで運転できるモジュールはあるが、Guidosimplexは、フットペダルをそのまま残すことができるうえ、足元やハンドル周辺のパーツが少ない。そのため健常者と自動車を共有しやすいというメリットがある。運転をスマートにシェアすると言い換えてもいいだろう。

 さらにいえば、Guidosimplexは健常者の運転の利便性の向上にもつながる可能性がある。手元だけでアクセルワークができるため、渋滞時や高速道路での走行が格段に楽になるという。これもまた「障害者」にとってのツールが「健常者」の利便性を向上させるユニバーサルデザインの一つといえるだろう。

 車種問わず搭載可能で、欧州では高いシェアを占めるが、日本での普及はこれからといったところ。2015年11月10日から開催中の「超福祉展*1」への出展は、Guidosimplex社がFiat Chrysler Automobiles(FCA)社と関係の深い企業であることからFCA社の担当者による紹介で決まったものだが、渋谷の地から発信できることに大きな期待を寄せている。

*1 正式名称は「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」(2015年11月16日まで開催)

福祉とデザイン性の両立、障害の有無を乗り越える

2015年11月15日 02時34分36秒 | 障害者の自立
「超福祉展」開催中、SHIPSの渋谷店ではディスプレイに「Luggie」を展示した。インパクトがありながらもすんなりと受け入れられる様子は、超福祉の理念を表現していると言えそうだ

 折りたたみ式電動スクーター「Luggie(ラギー)」は、福祉用具であると同時に、健常者でも乗ることができるトラベルスクーターだ。

 特徴的なのが、そのコンパクトさである。全長は約1mほどだが、折り畳むとその半分ほどになるので置き場所の選択肢が増す。キャスター付きでキャリーバッグのように手で持ち運んだり、自動車や電車内に持ち込むことができ、旅行先にも持って行きやすい。

 開発・製造は台湾のFreeRider社で、日本ではクラモトが総代理店として販売。現在、米国やドイツ、英国、シンガポールなど世界29カ国で累計2万台以上の販売台数を誇っている。クラモト 東京支店 主任の尾崎祐一氏によると「日本でもトラベルスクーターとして人気が出てきており、障害者だけではなく、健常者への販売も多い」そうだ。

クラモトの尾崎氏は、自身も旅行先に「Luggie」を持参して楽しむことがあるという

 2015年11月10日から開催されている「超福祉展*1」においても、渋谷の街中を巡るツアーを開催し、渋谷の街に溶け込んでいた。展示会の会場であるヒカリエ内でも試乗を実施。デザイン性も高く、老若男女問わず多くの人の関心を集めた。福祉機器のLuggieは、足の不自由な人や高齢者が行動範囲を広げるための補助具としての役割にとどまらず、街の風景を変え得る魅力を持った、まさしく「超福祉機器」を代表する一つといえるだろう。

  正式名称は「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」(2015年11月16日まで開催)
 

最新の「かっこいい福祉機器」を体感…渋谷でイベント開催中

2015年11月15日 02時28分00秒 | 障害者の自立

現在、東京の渋谷ヒカリエでは電動カートや電動アシスト車椅子といったパーソナルモビリティをはじめとして、高齢者や身体障害者の生活に使われる「かっこいい」プロダクトを集めたイベントが開催されている。

このイベントはNPO法人のピープルデザイン研究所が主催するもので、正式名称は『2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう』展。2014年秋にはじめて開催され、今回が2回目となる。

主催者によれば、バリアフリー社会を目指す活動の一環として開催しているという。ここでいうバリアとは、道の段差といったような物質的なものではない。「障害者をはじめとするマイノリティや、福祉そのものにたいする“意識のバリア”を取り除く」というのが目的だ。

このため展示されているパーソナルモビリティのほとんどは見るだけでなく、触れることが可能になっている。実際に会場を囲む通路では、さまざまな年齢層の健常者がシニアカーに試乗したり、電動アシスト歩行補助具を押すシーンが頻繁に見られた。

またその他の製品も「カッコいい!カワイイ!ヤバイ!デザイン&テクノロジーが集結」という触れ込みで紹介されている。これは、福祉機器や高齢者向け商品だからといって特別なものではなく、他と変わらない「あたりまえの商品」として捉えてほしいという思いを込めた表現だ。

同時に、そうした商品にスタイリッシュなイメージがあれば、その使用者も臆することなく街へ出るようになるのでは、という思いも込められている。こうして集められた展示品に、2015年のグッドデザイン大賞を獲得したWHILLの『Model A』や、惜しくも次点となったexiiiの筋電義手『handiii/HACKberry』が含まれているのは、けっして偶然ではないだろう。

筆者が訪れた日には、スズキのセニアカー『ET4D』のボディにsense、そしてKAZというふたりの若いアーティストが油性マーカーでペインティングを施していた。即興で絵柄を考え、一日で描き上げる予定だという。高齢者向けの商品でも若いアーティストの表現媒体になるということを証明し、「心のバリアフリー」を促す活動だ。

またステージでは、ヤマハ技術本部デザイン研究所の川田学所長とヤマハ発動機デザイン本部の福井美佐デザイナー、そしてSLOW LABELの栗栖良依ディレクターがトークセッションを展開。健常者と障害者が一緒におこなうパフォーマンスに使われた、楽器としての機能も持つ電動アシスト車椅子『& Y01』のデザイン開発ストーリーが披露された。

このほか、折り畳める電動パーソナルモビリティのクラモト『Luggie』そしてModel Aに乗って渋谷の街を散歩する「超福祉モビリティツアー」などもおこなわれている。なおヒカリエでの展示は11月16日までおこなわれている。

2015年11月14日    レスポンス


東京五輪に向け「おもてなしトイレ」を 最先端、羽田空港の取り組みから学ぶ

2015年11月15日 02時18分03秒 | 障害者の自立

   毎年11月10日は日本の「いいトイレの日」、また11月19日は国連が定める「世界トイレの日」だ。この時期、普段何気なく使っているトイレについて考える機会にしてはどうだろうか。

   羽田空港国際線ターミナルのトイレは2014年9月、政府の「日本トイレ大賞」で国土交通大臣賞を受賞した。最先端のトイレを学ぼうと、2015年11月7日に見学会が開催された。

ユニバーサルデザインの考えに基づいた設計

   見学会はNPO法人・日本トイレ研究所が開催し、約60人が参加した。概要説明にあたった、東京国際空港ターミナル会社(TIAT)によると、同空港はユニバーサルデザインの考えに基づき、障害者だけでなく高齢者や妊婦、子ども連れが利用可能なトイレ計画を立てている。例えば車椅子使用者同士がすれ違えるようにトイレ内の通路の幅をゆったり取り、弱視の人でも利用しやすい配色に配慮したという。

   ターミナル内のすべてのトイレには、車椅子使用でも利用できる「多機能トイレ」が併設されている。また訪日外国人の使用を念頭に、各種案内は日本語のほか英語、中国語、韓国語の4か国語表記になっており、水洗トイレを使わない国から来た人に向けては、ひと目で正しい使い方が分かるように絵で示した。

   トイレ内の清掃は1日7回あり、ごみ箱に捨てられたごみをこまめに回収するなど、悪臭防止対策を徹底している。こうした取り組みが評価され、英国企業SKYTRAX社が実施する世界の空港評価で2013、14年と2年連続で世界最高の評価を受けた。

   災害発生による停電に備え非常用電源が確保されており、もしインフラが途絶えても最大72時間トイレを衛生的に使うことが可能だ。

「和式トイレ」設置の理由を質問

   参加者は、実際に国際線ターミナル内のトイレも見て回った。最初に訪れた「補助犬専用トイレ」は1階に設置されており、国内の空港では初の試みだ。補助犬とは、盲導犬や介助犬など体の不自由な人を助ける役目を担う。

   このトイレは普段は施錠されているが、入口横のインターホンを押して係員を呼び出し、開けてもらう仕組みだ。中は補助犬の洗い場にシャワーが設置されており、車椅子でもスムーズに出入りできる。

   続いて一般トイレや多機能トイレを見学。参加者は実際に中に入って状況を確認しながらお互いに感想を言い合ったり、車椅子を利用する参加者から意見を聞いてメモを取ったりしていた。

   TIAT職員との質疑応答では、「補助犬トイレの使用頻度はどのぐらいか」「停電が72時間を超えたらどうなるか」といった疑問や、「トイレマークの男性用の青色が、色調が抑えられていて少し見えにくい」という指摘が出た。また、いわゆる「和式トイレ」を設置した理由を問われたTIAT職員は、「10年前の設計時に、和式も各トイレにひとつ設けようと決めた」と説明していた。

   日本では2019年にラグビーワールドカップ、翌20年に東京五輪・パラリンピックと国際規模のイベントが控えている。世界中からやってくる人たちを「おもてなし」するうえで、トイレの充実も欠かせないだろう。

2015/11/13     J-CASTニュース


東京パラリンピック 4競技を幕張メッセで

2015年11月15日 02時09分23秒 | 障害者の自立

 2020年東京パラリンピックの4競技が、幕張メッセ(千葉市美浜区)で実施されることが決まった。メッセでの実施を盛り込んだ会場計画が、12日にメキシコ市で開かれた国際パラリンピック委員会(IPC)理事会で承認された。レスリングなどの五輪3競技に続くメッセでのビッグイベント開催に、歓迎の声が上がる一方、会場周辺のバリアフリー対策が大きな課題として浮上してきた。(服部有希子、下山博之)

■競技理解の深化に期待

 メッセで実施されるのは、シッティングバレーボール、車いすフェンシング、ゴールボールのほか、東京大会で初実施のテコンドー。

 森田知事は13日、柏市で報道陣に対し、「大変光栄に思うし、うれしい。外国からお客さまが多く来てくれるので、おもてなしをしっかりやっていきたい」と話し、歓迎した。千葉市は、車いすのバスケットボールやラグビーの国際大会を開催し、障害者スポーツの振興を図っており、熊谷俊人市長は同日、「市民が競技にふれる機会を増やし、大会の開催意義を理解した人で会場をいっぱいにしたい」と述べ、市民への周知に力を入れる意向を示した。

 選手を支援する県障がい者スポーツ協会の矢代茂・常務理事は「県民に生で観戦してもらう機会ができた」として、パラ競技に対する理解の深まりを期待し、「選手と県内の子供たちの交流も盛んになるだろう」と低年齢層への効果も見込んでいた。

■車いす向けに改善余地

 メッセや幕張新都心周辺のバリアフリー化は、大会組織委員会が年内にも示す基準に沿い、県などが進める方針だ。

 県によると、大会で必要な会場内の仮設施設は組織委が、大会後も使う会場内や周辺の恒久施設は県、施設管理者などがそれぞれ費用負担する。これらの整備は、県や千葉市などでつくる「2020年東京オリンピック・パラリンピックCHIBA推進会議」で議論されている。

 メッセから最寄りのJR海浜幕張駅までは約500メートル。ルート上は歩道橋の階段も多く、車いす利用者に必要なエレベーターの少なさなどが指摘されている。同駅の改札口は1か所だけで、混雑解消策も課題だ。

 メッセには車いすで利用できる多目的トイレが33室あるが、組織委から改修や増設を求められることも想定され、県幹部は「費用負担が大きく膨らむ可能性がある」と話す。当面は、必要なエレベーター数や段差の有無などの調査が重点的に行われる見込みだ。

海浜幕張駅と幕張メッセの間にある歩道橋(千葉市美浜区で)

海浜幕張駅と幕張メッセの間にある歩道橋(千葉市美浜区で)

2015年11月14日 Copyright © The Yomiuri Shimbun