ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

ネパール2選手へ車椅子 別府市の「大分タキ」

2015年11月20日 02時39分30秒 | 障害者の自立

 別府市の車椅子製造販売「大分タキ」が、第35回大分国際車いすマラソン大会(8日、大分市)に出場したネパールの2選手に、生活用の車椅子2台を贈った。見学に来た2人が古い車椅子を使っていたことから、同社が急きょプレゼントすることにした。

 2人はクリシュナ・ラージュ・チョドリーさん(33)とジョティ・アリヤルさん(24)。大会後に別府市の太陽の家や大分タキを見学した。2人が乗っていた車椅子はかなり古く、タイヤがすり減り、ブレーキも効かないような状態だった。
 状況を知った大分タキの上野茂会長(82)が、社内にあった中古の車椅子2台のタイヤを交換するなどして急きょプレゼントすることにした。上野会長は車椅子作りの指導などを通じて、アジアの障害者を支援してきたため、各国の福祉の現状にも詳しい。「ネパールでは障害者に車椅子がまだ十分行き渡っていない状況がある。贈った車椅子を生活に役立ててほしい」とする。
 アリヤルさんは13日、チョドリーさんは17日にそれぞれ帰国した。チョドリーさんは「私たちにとって車椅子は足の代わりになるもの。感謝の気持ちでいっぱい。大切に使いたい」と話した。

大分タキから生活用の車椅子をプレゼントしてもらったクリシュナ・ラージュ・チョドリーさん(前列右)とジョティ・アリヤルさん(前列左)

大分タキから生活用の車椅子をプレゼントしてもらったクリシュナ・ラージュ・チョドリーさん(前列右)とジョティ・アリヤルさん(前列左)

※この記事は、11月19日大分合同新聞朝刊11ページに掲載されています。


脊椎の先天性異常にめげず「車椅子で宙返りなど華麗なスタントをキメる選手」が最高にクール!!

2015年11月20日 02時29分51秒 | 障害者の自立

怖いもの知らずな彼のスタントは必見だ!

とてもではないが、自分では不可能だと思うことをやってのける人を見ると、「人間ってスゴいな!」といつも思わされる。それが、身体的なハンディキャップを負った人物なら、なおさらである。

そんな、誰が見ても感銘を受けてしまうだろう選手を紹介したい。彼は、生まれながらの先天性異常で下半身が不随になってしまったにもかかわらず、車椅子で2回転宙返りなど、信じられないようなスタントをキメてしまうのである!! 彼の超クールなスタントは、動画「Wheelchair Freestyle – Wheelz – Gnarly!」で確認できるぞ!

・車椅子の少年がエクストリーム・スポーツに挑戦!

米ネバダ州出身で23歳のアーロン・フォザリンハムさんは、二分脊椎症(にぶんせきついしょう)という先天的な障害を持って生まれてきた。脊柱管の中にあるべき脊髄が、脊柱の外に飛び出た神経障害のため、彼は下半身不随となり車椅子での生活を余儀なくされてしまう。

だが、小さい頃から兄に付いて、スケートボードパークへ通うようになったアーロンさんは、競技用自転車のBMXやスケートボードといった、エクストリーム・スポーツに熱意を燃やすようになる。そして彼が8歳の時、自転車やスケートボードの代わりに、車椅子を使ったスタントを練習し始めたのだ。

・14歳で世界初となる車椅子での宙返りを達成!!

‟車輪” を意味する「Wheels:ウィールズ」との愛称で親しまれているアーロンさんは、友人の助けを借り、エクストリーム・スポーツができるよう車椅子を改造。こうして、車椅子の技を上達させていった彼は、14歳の時に、ついに世界初となる車椅子での宙返りを達成したのである!!

しかし、車椅子で技をキメるには相当な困難を伴うようで、米MTVの番組『MTV Nitro Circus ~激突!おバカ☆ライダー~』に出演した時は、地面に激突して完全に意識を失ってしまったという。

・多くの若者や身体障害者のインスピレーションに!

彼の動画を見ると、そびえ立つジャンプ台から滑り降りた時に、着地に失敗してヘルメットが木端微塵になるシーンも登場し、どれほど車椅子のスタントが危険かつ困難であるかを物語っている。

一度は、車椅子でのスタントを諦めようと思ったこともあったそうだが、「成功する直前が一番ハードなんだ」と自分に言い聞かせ、常に前進し続けたという。そんな彼の意志の強さは、多くのエクストリーム・スポーツを愛する若者や、身体に障害を抱える人達のインスピレーションになっているそうだ。

やはり、「自分は絶対にコレが好き!」という情熱を持っている人は、簡単にはくじけないのではないかと思う。‟成功する直前が一番ハードなんだ” という彼の言葉には、障害を乗り越え、不可能を可能にした人のみが理解できる、何かが込められているに違いない。



東欧の少女の胆道疾患手術成功 名大病院

2015年11月20日 02時23分51秒 | 障害者の自立

 アジアで発症例の多い病気を患う東欧マケドニアの八歳の少女が来日し、名古屋大病院(名古屋市昭和区)で手術を受けた。経過は良好で、近く帰国する。両親は「長い闘病で親もストレスを感じていた。日本人の支援や気遣いがうれしかった」と感謝している。

 少女は首都スコピエに住むマルタ・スタンコワちゃん。三年前から腹部に激痛が走るようになった。本来は分かれている胆管と膵管(すいかん)が合流し、管内が詰まるなどの症状が出る「先天性胆道拡張症」と診断された。

 昨年十一月にマケドニアで手術を受けたが痛みが再発。マルタちゃんは入退院を繰り返し「人生をずっと病院で過ごすの?」と悲しんだ。父デュシュコさん(45)がインターネットで世界中の医師を探し、小児外科の権威で県心身障害者コロニー総長の安藤久実さん(67)を知った。

 安藤さんらとメールで連絡を重ねるうちに、症例が少ない欧州と違い、日本では治療法が確立されていると分かった。滞在中の生活も心配だったが、ハンバーガーチェーン大手の財団が運営し、低額で宿泊できる「ドナルド・マクドナルド・ハウスなごや」が敷地内にあると説明を受け、来日を決断した。

 一家は先月二十一日、三十時間をかけて名古屋に到着。五日後に手術を受け、無事、成功した。主治医で名大病院講師の田井中貴久さん(41)は「治療しないと、肝機能障害やがんになる恐れもあった」と振り返る。

 デュシュコさんは「欧州で多くの病院に通ったが、こんなに温かい人たちに会ったことはない」と喜ぶ。今月上旬、食事制限されていたアイスクリームを久々に味わったマルタちゃんは「元気になった。大好きなテニスをまたプレーしたい」と笑顔を見せている。

「ドナルド・マクドナルド・ハウスなごや」で両親と遊ぶマルタちゃん(中)

2015年11月19日   中日新聞


「アッコにおまかせ!」問題でタレント弁護士の需要拡大

2015年11月20日 02時17分45秒 | 障害者の自立

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会は17日、音楽家・佐村河内守氏(52)の「ゴーストライター問題」を取り上げた情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」(TBS系)の内容に「名誉を毀損する人権侵害があった」などとして、再発防止に努めるよう同局に勧告した。人権侵害による勧告は委員会による最も重い判断で9年ぶり。局関係者は「番組に“イエローカード”が突きつけられたようなもの。今度何かあれば即打ち切りの事態に発展する」と真っ青に。他局の同様の番組への影響も広がりそうだ。

 問題となったのは2014年3月9日の生放送分で、ゴースト問題に関する佐村河内氏の謝罪会見を編集したVTRとスタジオでのトークなどの内容だった。

 佐村河内氏は「健常者と同等の聴力を有していたのに、当該謝罪会見では手話通訳を要する聴覚障害者であるかのように装って会見に臨んだ」と印象付けられたとして、名誉毀損を申し立てていた。同委員会により問題視されたのは放送内でのナレーションやテロップ。社会的信用を低下させる部分があり、名誉毀損にあたるとして、同局に委員会の決定内容の放送と再発防止策を求めた。

 委員会内には結論が異なる2つの少数意見があったことも公表されているが、勧告により「アッコ――」は局内でも非常に厳しい立場となる。

「勧告の判断は非常に重い。この件に加えて、同番組の取材方法などが一部で批判されていることなども上層部の耳に入っている。今後は同局幹部が生放送をリアルタイムでチェックする体制になります。今までのような番組作りでは『反省はあるのか』ということになるでしょうね」(同局関係者)

 また「この決定はTBSだけでなく、情報バラエティー番組を抱えるほかの民放キー局にも波及しそう」とは別の制作関係者だ。そうなると「タレント弁護士」が、より重宝されるようになりそうだという。

「タレント弁護士は番組内でトークなどで一タレントの意見が法に触れそうな際、出演者として“ストッパー役”にもなれる。それ以外でも用意したVTRのチェック役などもお願いできますからね。コンプライアンス重視の流れの中で、価値は上がってきていますよ」(同)

 昼の情報番組「ひるおび!」(TBS系)で活躍中の八代英輝弁護士(51)は司会の恵俊彰(50)を支えるいわば“第2の司会者”だ。また「サンデー・ジャポン」(TBS系)は長年、タレント弁護士を起用し、現在では細野敦弁護士が出演。松本人志(52)の「ワイドナショー」(フジテレビ系)では犬塚浩弁護士がコメンテーターとして起用されている。

 今回の“アッコ問題”が新たなタレント弁護士を生むことになるかもしれない。

八代英輝氏

八代英輝氏

2015年11月19日   東スポWeb


将来へ夢をかなえるために。河合純一が横浜の北山田小学校を訪問

2015年11月20日 02時09分34秒 | 障害者の自立

創立20周年を迎える横浜市立北山田小学校に講演にきた河合純一

創立20周年を迎える横浜市立北山田小学校に講演にきた河合純一

 11月17日、横浜市都筑区にある、横浜市立北山田小学校(松井佳奈子校長)に、パラリンピック水泳で、金メダルを含む21個のメダルを獲得した全盲のスイマー・河合純一選手が訪問。体育館に集まった1年生から6年生の児童約450人にむけ、障害やパラリンピックのこと、将来、どうやったら夢をかなえられるかなど話した。
 同校の創立20周年にあたり、講演は記念行事の一環として行なわれた。横浜市では2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を契機に市内のスポーツ振興と機運を高めるために市民局などが企画し市内の小学校にオリンピアン、パラリンピアンを招き、特別授業を行っている。

 河合の話は、まず、身体に障害があっても、日常生活をどうしたらできるか、考え、工夫する大切さを伝えるために、「目の見えない人が、時間を知る方法が3つあります。一つは携帯電話の音声、2つ目は視覚障碍者用の点字がでるパソコン、3つ目は人に聞く」と、自分がいつもしていることを話し、携帯電話の音声を再生したり、視覚障害者用パソコンを見せて、どうやって時間を知るか教えた。

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 中学校の先生もしていた河合の「小学生の頃の夢」は毎年変わり、1年生がケーキ屋、2年生が総理大臣、3年生がJRの職員だった。4年生で担任の先生との出会いがあり、給食もいっぱい食べられる学校の先生になりたい!と思ったそうだ。

 そして、パラリンピック5大会連続出場で合計21個のメダルを獲得するまでを語り、金メダルを見せて、生徒たちに計算させたり、質問したりしながら、夢をかなえるためには、「夢を持ち続ける」「仲間を作る」ことが大切だと話した。

 来年7月、都筑区内にある横浜国際プールで、日本最高峰のパラリンピック水泳の公式大会(ジャパンパラ競技大会)が予定されている。リオ・パラリンピック直前の時期であり、日本代表選手の国内での最終レースとなる。また、5年後の2020年、東京パラリンピックには、ぜひ応援に来てほしいと呼びかけた。
 
 子供たちは熱心に、目を輝かせて話に聴き入っていた。最後に、お礼の言葉と、赤いシクラメンの鉢が贈られた。

<参考>
 河合純一の講演は、11月21日(土)13時より、横浜市立大学で開催される神奈川県主催の「第3回かながわパラスポーツフェスタ」でも行なわれる予定となっている。2020東京オリンピック・パラリンピック開催にむけ、東京の周辺地域・横浜でもパラリンピアンの活躍を伝えるプロジェクトが計画されている。
 パラリンピックに注目することで、知らなかったスポーツの場面にたくさん出会うことができそうだ。

【参考:第3回 かながわパラスポーツフェスタ】
 http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p969927.html

【河合純一プロフィール】
 1975年、静岡県浜松市生まれ。5歳から水泳を始め、15歳で全盲となってからも水泳(競泳)への夢をあきらめずに挑戦。バルセロナからロンドンまで、パラリンピック6大会連続出場し、50メートル自由形で3大会連続金メダルを達成。合計5個の金メダルを含む21個のメダルを獲得。2000年シドニーで日本選手団主将。2004年アテネでは水泳チームキャプテンを務め、日本最多の52個のメダル獲得に貢献した。
 筑波大学付属盲学校(現・筑波大学付属視覚特別支援学校)を経て早稲田大学卒業、同大学院教育学研究科修了。1998年、母校である静岡県浜名郡舞阪町立舞阪中学校(現・浜松市立舞阪中学校)に社会科教師として着任し、子供たちに教えた。

2015年11月19日     パラフォト