ゴエモンのつぶやき

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秋田精工とJSTなど、低コストで軽量な視覚障害者用の「スマート電子白杖」を製品化

2011年05月31日 01時50分18秒 | 障害者の自立
低コストで軽量な視覚障害者用の「スマート電子白杖」の製品化に成功


 秋田精工株式会社(社長:須田 精一)と秋田県立大学(理事長:小間 篤)は、共同で開発を進めていた視覚障害者用「スマート電子白杖」(商標登録出願中)の製品化に成功し、平成23年5月31日(火)より受注を開始します。
 「スマート電子白杖」は、視覚障害者が使用している本来の白杖機能に加えて、杖の上部に取り付けられた超音波センサーで正面と頭部前方の障害物を感知し、グリップとリストバンドの振動により障害物の情報を使用者に伝えます。秋田県立大学の岡安 光博 准教授が3年前から開発を始め、2年前には機械の設計・製作を担当する秋田精工株式会社が開発に加わり、さらに、県視覚障害者福祉協会(会長:煙山 貢)も協力して、海外製品と比較しても優位性を持つ軽量化と低コストを実現しました。
 なお、この研究開発は、科学技術振興機構(JST) 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) シーズ顕在化タイプ(課題名:「視覚障害者用『スマート電子白杖』の高信頼性・低コスト製造法」(研究者:秋田県立大学 准教授 岡安 光博、企業:秋田精工株式会社)により行われているものです。
 本開発では、秋田県立大学が超音波センサーの計測・解析システムを開発し、それを用いて検知距離特性、指向特性(検出できる範囲)、環境特性(気温、湿度、雨、防滴性)などの検討を行いました。その結果、検出可能距離は1~3m、検知可能な最小物体は直径約5mm、指向特性は約40度など、実用化に要求される特性を満たしていることを確認しました。
 また秋田精工株式会社では、秋田県立大学が開発した耐久試験システムを使用して、杖の部分に使用するアルミニウム合金材の疲労強度特性、ケース材の曲げ試験、圧電セラミックスの疲労強度特性などを検討し、250万回以上叩く使用に耐えることなども確認しました。
 電源には一般に使用されているリチウム電池を採用し、通常の使用法で2~3ヵ月は継続使用が可能です。スイッチを入れた時の振動方法で電池の消耗状況が分かる工夫もされており、万一電池切れとなってもコンビニなどで入手できます。
 なお秋田県では、今年度より「視覚障害者用電子白杖購入費助成事業」を創設してスマート電子白杖購入者に対する助成を行います。この助成制度は、産学官の連携の成果により開発された画期的な福祉用具を普及し、視覚障害者の生活の質の向上など、県内障害福祉の一層の向上を図ることを目的としています。
 秋田県内の視覚障害者は3,000~4,000人といわれており、このうち1,000人程度が対象になると考えられます。また全国的に見ると、その約100倍の対象者がいると推定されます。すでに類似の電子白杖は発売されていますが、非常に高価(10万~25万円程度の外国製品)であるため、普及が進んでいません。しかし今回開発した白杖は、金型を用いて量産化に成功したため、低コスト(約3万円程度)かつ軽量(一般の白杖とほぼ同程度の重さ)であることから広く活用されるものと期待されます。


スマート電子白杖

日本経済新聞 (プレスリリース) -

転結部の前照灯を点灯 ホーム転落防止へ JR西日本 

2011年05月30日 01時38分24秒 | 障害者の自立
 列車連結部のすき間から、ホームの乗客が線路に転落する事故が起きたことを受け、JR西日本は、対策の一環として、先頭用車両同士をつないだ連結部の前照灯(ヘッドライト)を終日点灯させる取り組みを始めた。すき間があることを光で乗客に知らせるのが狙い。視覚障害者向けには今後、音声で注意を促すスピーカーを取り付ける。

 一部のディーゼル車を除くJR西の全在来線車両を対象に、今月1日から始めた。増結のため向き合う形で連結された先頭用車両2両の前照灯を、常時点灯させる。

 きっかけは昨年12月、JR神戸線舞子駅ホーム(神戸市垂水区)で起きた事故。先頭用車両同士のすき間から女性が転落し、死亡した。通常の連結部には、国が転落防止用カバーの設置を義務付けているが、先頭用車両同士の連結部はすき間が大きいにもかかわらず対象外。

 JR西は事故後、ホーム上の非常ボタンなどを増設するとともに、すき間を知らせるため、先頭用車両の運転席の室内灯をつけることにした。しかし、効果が薄いため、より明るい前照灯を点灯させることを決めた。

 視覚障害者への注意喚起には今後、新たに製造する車両の先頭部に「音声警報装置」を取り付ける予定。スピーカーで常時、「ここは出入り口ではありません。危険です」などと呼び掛ける。既に特急「きのさき」「こうのとり」などとして運行される287系電車2編成には取り付けた。

 ただ、いずれも事故防止の決め手とは言えず、JR西は「今後もハード、ソフト両面で検討を続ける」としている。(


ホームからの転落防止を狙い、連結部でもライトを点灯する新快速の先頭用車両=神戸市中央区、JR神戸駅

神戸新聞

高松市30日から職員募集/定員は82人程度

2011年05月30日 01時34分30秒 | 障害者の自立
 高松市は、来春採用の職員(大卒・医療職など)の募集要項を発表した。定員は82人程度で、前年度の41人程度から倍増した。大量退職時代に備え、これまで削減してきた事務職の採用を増やしたことや、昨年まで秋採用だった看護師の募集を前倒ししたことが要因。受け付けは30日から6月10日まで。

 内訳は事務31人、消防12人、看護師10人、土木、建築各6人、機械4人、保健師3人、建築(1級建築士・経験者)、化学が各2人、事務(身体障害者100+ 件)、事務(情報処理)、土木(1級土木施工管理技士・経験者)、電気、獣医師、助産師が各1人。

 募集要項は本庁舎や各支所・出張所などで配付しており、申し込みは書類持参か簡易書留の郵送で。申込書などは市ホームページからのダウンロードも可能で、インターネットによる申し込みも可能。

 1次試験は6月26日に実施する。問い合わせは市人事課〈087(839)2144〉。

四国新聞

オストミー協会えひめ互療会が総会 松山

2011年05月30日 01時32分14秒 | 障害者の自立
 人工肛門・ぼうこうを使用する患者や家族でつくる日本オストミー協会えひめ互療会(約90人)の本年度定期総会が29日、松山市道後町2丁目の県身体障害者福祉センターであった。研修相談会による会員増加策のほか、東日本大震災を受け行政に装具の備蓄推進などを求めていく事業計画を決めた。
 同会は日常生活の悩みなどについて打ち明け合おうと1984年に設立。総会では服部泰昌会長が「一般には人に言いたくない(障害だ)が、1人で閉じこもらずみんなで解決したい」とあいさつした。

愛媛新聞

電動車いすを無料で貸し出す 観光客向け 嬉野市

2011年05月30日 01時26分23秒 | 障害者の自立
 嬉野市は27日、軽量小型の電動車いすを、障害者や高齢者の快適な旅行を支援する「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」(小原健史会長)に無償で貸与した。同センターが旅行者に無料で貸し出す。

 車いすは幅60センチ、タイヤが直径が16インチ。ジョイスティック1本で操作が可能で、小回りが利いて室内でも方向転換しやすい。バッテリー式で、2時間の充電で16キロメートル走行が可能という。介助者の負担を軽減するため、後方のハンドルでも電動で操作できる。購入費用は40万円。

 嬉野市役所であった引き渡し式で、谷口太一郎市長は「人にやさしいまちづくりの一環。障害をお持ちの方に嬉野の旅を楽しんでほしい」とあいさつ。自身も車いすを利用する同センターの嶋原哲也事務局長は「自分で動けるようになるだけでも見える世界が大きく変わる。積極的に利用を呼びかけていきたい」と話した。


谷口太一郎嬉野市長(右)から最新鋭の電動車いすを受け取る小原健史佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター会長=嬉野市役所

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