ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

「ガルパン 劇場版」BD/DVDの“聴覚障害者対応

2016年05月31日 03時01分18秒 | 障害者の自立

”字幕が話題に…縦と横を組み合わせて巧みに演出

5月27日に発売された劇場アニメ『ガールズ&パンツァー 劇場版』のBlu-ray&DVDに収録されている、日本語字幕の表現方法が話題になっています。

パッケージ裏には「聴覚障害者対応」と添えられており、この字幕表現がTwitterやブログを中心に拡散。作中では登場する戦車の挙動、砲撃、キャラクターたちの掛け合いにいたるまで、非常に細かく「文字」で音が表現されています。また、画面右側で縦に表示する字幕と、画面下で横に表示する字幕を組み合わせた表現も行われており、誰がどんなセリフをどのような状況で喋っているのかをわかりやすく伝えてくれています。

かねてから日本のアニメ作品には「字幕」に対応している作品が少ないという声がありますが、この聴覚障害者対応字幕は本作に限った取り組みではなく、発売元のバンダイビジュアルによると、「映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~」や「百日紅~Miss HOKUSAI~」といった作品にも収録されているとのこと。

2016年5月30日  iNSIDE

 


発達障害支援 拡充を  センター増設求める

2016年05月31日 02時57分11秒 | 障害者の自立

 自閉症やアスペルガー症候群などの人を支える改正発達障害者支援法が25日の参院本会議で全会一致で可決、成立しました。

 これに先立つ24日の参院厚生労働委員会の質疑で日本共産党の小池晃議員は「発達障害を早期発見して支援するのは、障害者が社会の中でより良く安心して生活するために必要だ」と主張。全国でわずか87カ所、東京都内には1カ所しかない発達障害者支援センターが年間2700件超の相談に対応しているとして、改正法が各県に求める「身近な場所で必要な支援」を進めるためにセンター増設を要求しました。塩崎恭久厚労相は「東京に1カ所とは驚きだ」と述べ、「センターの設置を含め、地域での支援体制の整備を推進していく」と答弁しました。

 小池氏は、保護者がくつろげる場所をつくり相談に応じるNPO法人「ペアレント・サポートすてっぷ」(岡山県倉敷市)の活動を紹介。参考人の藤堂栄子・日本発達障害ネットワーク副理事長に、保護者支援を行う団体に国の支援がない問題を質問しました。

 藤堂氏は「使いやすい活動拠点を無償提供してもらえると助かる」と発言。小池氏は「保護者支援も国の事業で進めていくべきだ」と主張しました。

 2016年5月30日  しんぶん赤旗

辻沙絵、金へ走る/パラリンピック100日前特集

2016年05月31日 02時41分58秒 | 障害者の自立

 2020年東京パラリンピックに向けて、パラスポーツの注目度が高まっている。日刊スポーツでは、パラアスリートの取り組みや競技団体の活動、支える人や企業を「パラスポ」と題して毎月1回、紹介する。初回は今日30日で開幕まで100日と迫ったリオデジャネイロ・パラリンピックを目指す選手にスポットを当てる。陸上の辻沙絵(21=日体大)は昨年3月にハンドボールから転向し、今年4月の日本選手権女子100メートル決勝(T47=片前腕切断など)で、12秒86の日本新記録を樹立した異色の新星だ。新たな道を切り開いた“美人道産子スプリンター”の素顔に迫った。

 陸上へ転向して1年が過ぎた。5月中旬、日体大の横浜キャンパス。陸上部の部員400人超の中に辻がいた。義手をつけ、試行錯誤しながら走り込みを続ける。「今はみんなの背中を追い掛けているけど、いずれは勝ちたい。ハンドボールへの後悔もなく、自分の可能性を信じています」と前を見つめた。

 生まれつき、右腕の肘から先がない。函館市で育ち、小5でハンドボールと出会った。ボールを胸に当てて捕球し、左手で投げる特訓を泣きながら繰り返した。「あの時の涙があるから、今がある。障がい者ということも忘れて毎日、必死でした」。持ち前の身体能力の高さと努力で実力をつけた。ハンドボールの強豪、水海道二高(茨城)へ「ハンドボール留学」し、高校総体ではベスト8。一般のスポーツ推薦で日体大に進学した。ハンドボール部に入部したが、過去に両膝の前十字靱帯(じんたい)を計3回断裂した影響で、1年半はリハビリ中心の活動を余儀なくされた。

 転機は大学2年の夏。20年東京五輪・パラリンピックが決まり、同大が卒業生を含めて東京大会に「選手70人出場」を目標に掲げた。ハンドボール部の監督にパラ競技への転向を打診された。体力測定を行い、瞬発力が優れているため「短距離」に適性があると見込まれた。「10年間もハンドボールを続けて、最初は『何で?』という思いでした」。葛藤しながら両部を10カ月掛け持ちした。

 結果はすぐに出た。昨年10月の世界選手権(カタール)では13秒34で6位入賞。男子走り幅跳びで優勝した山本篤(34)が表彰台に上る姿をたまたま見た。「いいな…。国歌を流せるのは1位の特権。『私もメダルがほしい』と監督に言いました」。同12月、陸上部に転部することを決意した。

 今年3月の国際大会(ドバイ)では、初めて義手を試した。上体が起き上がらず、体のブレも減った。記録もさらに伸びた。4月の日本選手権は12秒86で日本記録を樹立した。6月末にも発表されるリオ大会陸上代表への選出は、これまでの実績から有力視されている。「目標は最高で金、最低で銅。今は記録が伸びないとおかしいし、メダルを取るためのトレーニングは積んでいます」。陸上に転向して1年余りの“美人道産子スプリンター”が、進化を続ける。

○…辻は大会時のルーティンがある。スタート直前、上半身と下半身をたたいた後、“お守り”の金のネックレスを左手で握る。ネックレスは辻が生まれたとき、母方の姉夫婦が製作したベビーリングに、水野監督からプレゼントされた「パラリンピックで金メダル獲得」の意味が込められた金色のチェーンを組み合わせたもの。「支えてくれている人のためにも良い結果を」との思いで、レースに臨んでいるという。

 ◆辻沙絵(つじ・さえ)1994年(平6)10月28日、北海道七飯町生まれ。小5でハンドボールを始める。水海道二高では高校総体ベスト8、国体に出場。13年、日体大ハンドボール部に入部。昨年12月、陸上部パラアスリートブロックに転部。今年4月の日本選手権では100、200、400メートルの3冠を達成。趣味は映画鑑賞と10時間睡眠。好きなタイプはEXILEのTETSUYA。家族は両親と姉、弟。158センチ、45キロ。血液型O。

○…日体大は昨年12月、陸上部に「パラアスリートブロック」を創設。辻と三須穂乃香(18)が所属する。三須は辻と同じT47クラスで100メートル13秒11の記録を持つ期待の新人。水野洋子監督(47)は「2人とも切磋琢磨(せっさたくま)していて、計画通りにきている。東京大会に向けて、日本人に勇気や希望を与える存在になってほしいし、なれると信じています」と期待を込めた。

競技紹介<陸上>

 100メートル、200メートル、走り幅跳び、走り高跳び、砲丸投げ、やり投げなど、主に一般の陸上競技と同じルールが適用されていますが、障害に応じて一部のルールが変更されている場合もあります。例えば車いす競技では「レーサー」と呼ばれる専用車いすを使用し、下肢切断の選手は義足を装着します。競走種目の視覚障がいの選手は、「ガイドランナー」と呼ばれる伴走者と一緒に走ります。

 特徴的なのは各種目で障害の種類や重さなどによって、細かくクラス分けがされているところです。まず視覚障害、肢体不自由、知的障害などに大別され、そこからさらに障害の軽重によって細かく分かれます。障害による競技レベルの差を少なくして、同水準で競わせるためです。このためロンドン・パラリンピックの男子100メートルは15人の金メダリストが誕生しています。

◆リオデジャネイロ・パラリンピック

 期間は9月7~18日の12日間。今大会からトライアスロン、カヌーが新競技に加わって、22競技528種目(うち女子は226種目)が行われる。参加国・地域は160カ国以上、選手数は4350人(うち女子1690人)が見込まれている。

4月30日、日本選手権400メートル決勝に臨む辻沙絵

2016年5月30日   日刊スポーツ


青森県産ながいも「やませながいも」ブランド化に向け、加工・販売を開始

2016年05月31日 02時33分32秒 | 障害者の自立

材 株式会社
六次産業化・雇用拡大、エリアの仕事づくりの両立を目指して

材株式会社は、地域課題解決を目的に2015年3月に設立しました。
この度、下記の課題解決を目的として、新たな取り組みを開始しました。
課題:
・農家の人手不足、市場価格低下により農業収益の減少
・農家が人手不足により多忙なため、六次産業化しようにも生産だけで手一杯
・加工会社がエリアに無いため、付加価値を付けて販売できていない
・地域に専門職求人が少なくUターン希望者の受け入れ先が無い
・知的障害を抱える方の雇用の場が少なく、月平均で1~2万円の所得しか無い

現在の取り組み状況:
詳細は後述しますが、農協から市場価格の1割増しで材料を仕入れ、農家の所得が向上する仕組みを作っています。仕入れた素材は、付加価値ある商品として加工販売し、加工販売会社による雇用拡大を図っています。
現在、2名の若年者を雇用し、知的障害者の訓練を行っています。さらに、加工から販売までを一貫して手掛けるため、マーケティングや生産ラインへのIot活用の分野で専門家の仕事を創出しています。

 材株式会社(青森県三沢市)は、地域の一次産品(長芋)のブランド化を目指し、三沢市の商店街を拠点に活動を開始しました。

  青森県の作物はりんごだけではない!他の作物も美味しい!を広く知っていただきたい!

地域課題

 青森県三沢市は長芋の生産量日本一を誇ります。生産量に比例して規格外品も多く、加工品製造会社がないため流通に乗らない規格外品は低価格で販売されています。形は不揃いでも栄養価・味は正規品とかわりありません。 長芋は野菜の中でも比較的収入安定しているといわれていますが、20年前に比べ半値以下の価格での取引になってきているため農家の収入が低くなってきている現状があります。
 その他、前述の通り専門職の求人が少ない、知的障害者の雇用の場が少ないという課題の改善も目指しています。

加工品の開発及び加工場の地域内設置

市場の需要と反比例して農家は減少傾向にあり、人手不足も深刻です。そこで規格外品を活用して加工品を作ることによって農家の収入安定、雇用できる環境の整備が出来るようにという思いから活動を開始しました。
具体的には、市場価格の1割増しで農家から買取をし、農家の所得向上に努めています。通常は仕入れを抑えるところ、逆に仕入れ値を上げていく工夫をすることで、私たちの販売能力の醸成と農家の収入安定を実現していきます。加工場では、若者、高齢者だけではなく障害者の雇用も進め、現在知的障害者の訓練も進めています。

Uターン希望の専門知識を有する方の受け入れ

 さらに、Uターン希望者の受け入れによるエリアの振興を目指し、日本の野菜(今回はやませながいも)の成分分析や独自価値の明確化、マーケティングや研究など専門技術を、「田舎で専門技術を活かせる仕事」として用意しました。
第一線で活躍した方の移住支援、UIJターン支援により、理想の働き方を実現する方を増やす取り組みも続けます。

 地域特性のある「日本の野菜」や、地域活性に向けたソーシャルビジネスに興味があるメディアの方は、この取り組みを取り上げて頂きます様お願い致します。

やませとは?

 「やませ」とは南部地域でじっくり育つ、きめ細やかで真っ白な長芋。梅雨から秋にかけてオホーツク海気団から太平洋へ吹き込む冷たく厳しい偏東風の事。
「やませながいも」とは、「やませ」の厳しさを耐え忍び、養分をじっくり蓄えた、青森県南部地方で収穫された長芋の事です。「やませ」に耐え忍び、深い土の中で静かにゆっくりと熟成された長いもだからこそ、一般的な長いもよりも糖度が20%高く、甘み、旨味も高評価を頂いています。クセがなくさらさらと食べやすい食味となります。

 長芋の成分分析を実施したところ、アミラーゼの活性が他県産のものに比べても三沢産の長芋の方がアミラーゼの活性があることが数値でも確認できました。アミラーゼの活性があるという事は消化器官への負担も少なく、美容健康志向の方への販売も期待できる商品という事が分かりました。
添加物不使用。生の摩り下ろしを特殊冷凍方法により凍結することで解凍後も生と変わらない美味しさを楽しめるようになりました。

2016.5.30   産経ニュース


発達障害や自閉症に視覚で訴え 予定表で集中力や責任感、自立へ

2016年05月31日 02時25分43秒 | 障害者の自立

 自閉症や発達障害者の支援を考えるセミナー(福井新聞社後援)が28、29の両日、福井市文化会館で開かれた。参加者は、専門家による講演を通し、スムーズに意思疎通を図るための手助け方法などに理解を深めた。

 福井県内の知的障害や発達障害がある子どもたちを支援している「にこにこクラブSUNFISH」が主催。保護者や特別支援学校の教員ら約50人が参加した。

 自閉症児の支援グッズを開発販売している会社「おめめどう」(兵庫県)社長の奥平綾子さんが講演。自閉症や発達障害がある人は、話し言葉でのコミュニケーションが苦手だったり、先の見通しを持ちにくかったりする傾向があることから、視覚に直接訴え、行動の予定が把握できるスケジュール表やカレンダーの活用を勧めた。

 奥平さんは「『次すること』が分かれば、今していることへの集中力や、時間までに終えようとする責任感が芽生えてくる」とし、自立につながると強調した。

発達障害者への支援について理解を深めたセミナー=28日、福井県福井市文化会館
発達障害者への支援について理解を深めたセミナー=28日、福井県福井市文化会館

2016年5月29日  福井新聞