多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

名前の通り多摩川の話題ブログ。それとなぜか保守の立場から政治・社会も取り上げますのでこちらもどうぞ!

多摩川の孤独と絶望の空模様

2011-11-06 | Weblog
この写真、最近の多摩川中流です

天気が崩れる前ですが、昔の芸術・文学の人はこんな眺めを見て絶望だの孤独だのと叫んだのでしょう

もっと古い日本的にいけば、わびしさまされりとか心が千々に乱れとか風流なことを言ったのでしょう

しかし今の人は今日の天気は悪いくらいしか思わず、現にこのときも近くの河川敷では若い人がキャーキャー遊んでいました

その割には今の人は地震だの原発事故だのが起きたら泡を食ってうろたえます

ただ崩れた天気がもっと悪くなって最悪になったのが地震や原発事故だ、と考えることもできる

キリスト教が言うみたいに、最悪の災害は世の終わりなんかに来るんじゃなく、いつもの自然の移り変わりの延長上に起こるのだ、ということかも

だったらこういう天気になっても知らん顔の無関心でいるより、昔の人みたいに季節の眺めに、絶望だの孤独だの心が千々に乱れるなどと風流ごとを感じるアンテナが働くようにしておけば、多少は心の準備になるかもしれません

ご意見・お問い合わせは→ golijaf@mail.goo.ne.jp

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする