多摩川雑学事典 by元林徹(文と写真)

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「懲罰的抑止力」について考えよう

2018-02-20 | Weblog
日本の安全保障でよく言われるようになった概念に「敵基地攻撃能力」があります。
その中でも北朝鮮危機との関連で最近注目されるようになったのが「懲罰的抑止能力」。

それまで敵基地攻撃能力と言えばその語が示すように、基地や軍事施設のような敵の物理上の攻撃能力を失わせるのが趣旨でした。
しかし懲罰的抑止力では物理的能力を奪うだけでなく、敵に耐えがたい打撃を与えるという威嚇により攻撃を抑止する。

ずい分抽象的な言い方ですが北朝鮮危機に当てはめればどういうことを意味しているかお分かりでは?
北朝鮮にとって基地を破壊されるよりはるかに耐えがたいこととは…。

別の見方をすれば懲罰的抑止力まで言及されるようになったということは、物理的打撃だけでは日本を守り切れないほど、そこまで状況が切迫している証でもあります。

ただ現状でこれが実行できるのは米国のみ。
日本はその米国様に国防を頼っているわけですがその米国、よく言われるようにいつまでも守ってくれるわけでもなく、まして懲罰的抑止力の行使のようなリスク大なことをわざわざ親切心で他国の日本のためにやってくれる保証もなし。

日本自身がそうした能力をもつことを検討すべきですが、それにしてもそれがどこまで日本の防衛に有効か。

見分け方は意外と簡単です。
それは左翼政党や左翼マスコミが反対するならすればするほど、日本の国防にためになるとみて間違いなし。

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