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クラシックコンサートでは客同士のトラブルが結構あるそうです。
最近の「熱演」では数年前にサントリーホールで殴り合いがあったとか。
これはネットでも取り上げられ「いいパンチ入った」とか「まるでプロレス興行」とか活況でした。
ならばオーケストラも戦いのミュージックでも演奏して盛り上げればよかったのにと思ったりします。
そしてこうしたトラブルで思い浮かぶのは、トルストイの『クロイツェルソナタ』の次の一節:
「音楽は自分を忘れさせ、自分の位置を忘れさせます。…人は音楽の力に釣られて、じっさい自分の感じないことを感じ、自分の理解しないことを理解し、自分の出来ないことも出来るような気がするのです。」
しかし音楽が「行為をもって表現されないエネルギイや感情を、やたらに時と場所を考えずに呼びさましたら、それは恐るべき反応を示さないではおきません。」
確かに隣の客が狭い客席にいる「自分を忘れ」「恐るべき反応」を示しでもしたら、たまったものではない。
それではこうしたトラブルを避けるにはどうすればいいか、それに触れれば長くなるので今日はここでオシマイ。