厚生年金基金制度の改正法の施行(来年4月を予定)により、基金制度は、事実上
廃止となると思われます。
そこで問題なのが、基金制度の上乗せ部分です。
ほとんどの基金が、多かれ少なかれ積立不足ですので、加入者や受給者への給付
は、守られそうにありません。
厚生労働省は、上乗せ部分の給付を、他の企業年金制度へ移行するための支援を
打ち出しており、詳細は、今後、政令等で既定されるようです。
他の企業年金制度とは、確定給付企業年金、確定拠出年金、および中小企業地職
金共済です。
このうち、確定給付企業年金は、使わないほうがいいと思います。
確定給付企業年金は、厚生年金基金と同じように、運用責任が事業主にあります。
積立不足が発生すると、事業主が穴埋めをしなければなりません。
が、一番問題なのは、運用難による負担が重いので、確定給付企業年金をやめよう
という場合、簡単にはやめられないということです。
積立金が最低積立基準額※と同額以上ないと、やめることができません。
終了させるには、不足額の補てんが必要です。
厚生年金基金で苦しんだのだから、もう同じような危険があることはしないほうが
いいでしょう。
※最低積立基準額とは今基金を辞めた場合、加入者、受給待機者、年金受給者が
過去の加入期間に見合った給付を受けることができるように、現時点で保有して
おくべき積立金。
経口補水液 オーエスワン(OS-1) 500ml×24本 | |
オーエスワン | |
大塚製薬 |