厚生年金基金の後継制度はDCがお薦めです。
特に中小企業には。
退職金制度・企業年金制度の一番のポイントは、企業財務に余分な負担をかけないことです。
厚生年金基金制度が破たんした轍を踏まないことです。
確定給付企業年金は、運用環境により、企業に掛金の追加負担が発生します。
でも、先週の記事にあった確定給付企業年金の運用利回りは1.25%だから、
追加負担はないのでは???
厚生年金基金の予定利回りが4%とか5%だった場合、それが1.25%になると
いうことは、掛金の負担が大きくなります。
利回りが1%違うと、掛金は2割増えると言われています。
もちろん、従業員同意の上で、給付減額すると言う方法はありますが。。。
8月16日の日経電子版で、「東芝、確定拠出年金を10月導入 国内最大規模の9.5万人」
という記事がありました。不適切会計とは無関係らしいですが。
東芝の退職給付制度は、退職一時金4割、DB6割の構成で、そのうち退職一時金の
半分をDCにするそうです。
企業型DCの導入は、企業の財務状況の改善につながります。
大企業では、DCの導入が増えているようですが、金融機関は中小企業にDBを
薦めます。
なぜ?