個人型DCでの掛金・積立金の運用では、預貯金以外の有力な選択肢は
投資信託です。
掛金・積立金を増やすために、専門家を利用するということです。
先週も書きましたが、投資信託には、
・投資家から資金を集めて運用する。⇒スケールメリットがある。
・いろいろな商品に分散投資する。⇒リスクが軽減される。
・ファンドマネージャーが運用する。⇒専門家=プロが運用する。
という特徴があります。
どんな投資信託があるのか、具体的に見てみたいと思います。
SBI証券の個人型DCの投資信託は、26本あります。
見やすく、分かりやすい簡単な説明文が付いています。
この26本の中から選ぶんは大変!?
選ぶ時のポイントは?
⇒この問題は、次週以降に。
その前に、ちょっと苦言を。。。
今国会に確定拠出年金の改正法案が上程されています。
「個人型DCに誰でもはいれるように」ということで期待されている
法案です。
その法案には、企業型DCに関する改正事項も盛り込まれていて、
その一つが運用商品の抑制です。
10本程度にするという内容で、投資教育の軽減が目的のようです。
投資教育で、運用商品の説明には一つ2分かかるそうで、20本
の運用商品があると、それだけで40分。
10本にしたら、20分短縮され、その時間をほかの説明に回せる
ということだそうです。
確かにそうかもしれませんが、本末転倒していると思います。
浮いた20分は、運用についての他の説明に回ったりしませんよ!
単に、投資教育の時間を短くするだけだと思います。
運用商品をいくつにするかは、金融機関に任せたらいいのでは。
その上で、どの金融機関を選ぶかは、事業主の判断ですから。
運用商品は、少なくていいという考えもあれば、多様性があったほうが
いいということもあるのですから。