認知症の人と家族の会の支部総会で記念講演がサンフォルテであった。
第一講座は「介護保険 新たな課題~介護保険のいまとこれから~」だった。
講師は、市民福祉情報オフィス・ハスカップ主宰の小竹雅子さんだった。
2006年から介護保険が改悪され、サービスが減らされている。今度の改定の問題点としては、
①コンピューターでの認定になり、介護認定が軽く認定されてしまう人が多くなる。給付費抑制の道具として使われるのではないか。
コンピューターでは、利用者の個別性を判断できない。
②以前の認定が消えてしまい、現在の認定しかわからなくなってしまう。
③なぜそのような認定になったのか、内容が公開されない。一次判定の認定基準の設定は厚生労働省の裁量に委ねられ、厚生労働省が恣意的に運用できる仕組みになっている。こうすれば厚生労働省が給付費を思うままにコントロールできる。
があげられるそうです。
ケアマネージャーからも、危惧する意見がでていました。「要介護認定は廃止し、ケアマネージャーが本人の状況を聞いてケアープランをつくり、そこで必要とされたサービスに対してすべて給付を行なう仕組みにする方がよい。」
酸素を常時使わなければならない高齢者も「認定がされず、介護保険が使用できず、大変生活に困っている。こんな介護保険なら、ないほうがましである。」という意見も出されました。
一番驚いたのは、この間、全国で見れば、介護保険会計は毎年、黒字だったということです。2005年度は1260億円の黒字でした。
私達は、厚生労働省のホームページにどんどん意見を届けていく必要があると思いました。
第2講座は、藤本クリニックの藤本直規先生の「認知症の医療とケア~物忘れクリニック・物忘れカフェの挑戦~」でした。
認知症の患者さんを、大きなグループの中の3つのグループにして、毎日利用者がやりたいことを選択させ支援していく素晴しい活動が映像で紹介され、参考になりました。
デイサービスの利用者が、七草がゆを作りたいと言いだしました。そこで、図書室へ行って調べようとなった時、「七草かゆ」という紙をもたせ、「何をしようとしてたかな。」と言った時、紙を見て思い出させ成功した例。
ホットケーキ作りの時も「ホットケーキ作りをしています。」というメモを机上に立てさせ、作業させているそうです。
認知症になっても、できるだけ自分でやりたいことをやり、、仲間がいて、社会の一員であるという「人」として尊厳を保った生き方が続けられるように支援していく。こんなやさしい先生の介護施設が地域にあれば安心だなと思いました。
小さなネットワークが大きなネットワークになって社会を変えていくことができるよい例でした。
「仕事をしながら、母を介護したが、何もしゃべれなくなって寝たきり。つらそうで、早く死なせてあげた方がよいのではないかと思ってしまったが・・・」会場からの質問に先生は、
「本人は必ず聞こえています。最後まで心地よい音楽、心地よい声かけで過ごしていただけるよう家族も職員も全力で支援していくことが大切だ」ということでした。
このような心がけで、母の介護に臨みたいと思い、早速、施設にお世話になっている母の所へ行って優しくマッサージして食事をさせてあげました。とても参考になり優しい気持ちになれてよかったです。
第一講座は「介護保険 新たな課題~介護保険のいまとこれから~」だった。
講師は、市民福祉情報オフィス・ハスカップ主宰の小竹雅子さんだった。
2006年から介護保険が改悪され、サービスが減らされている。今度の改定の問題点としては、
①コンピューターでの認定になり、介護認定が軽く認定されてしまう人が多くなる。給付費抑制の道具として使われるのではないか。
コンピューターでは、利用者の個別性を判断できない。
②以前の認定が消えてしまい、現在の認定しかわからなくなってしまう。
③なぜそのような認定になったのか、内容が公開されない。一次判定の認定基準の設定は厚生労働省の裁量に委ねられ、厚生労働省が恣意的に運用できる仕組みになっている。こうすれば厚生労働省が給付費を思うままにコントロールできる。
があげられるそうです。
ケアマネージャーからも、危惧する意見がでていました。「要介護認定は廃止し、ケアマネージャーが本人の状況を聞いてケアープランをつくり、そこで必要とされたサービスに対してすべて給付を行なう仕組みにする方がよい。」
酸素を常時使わなければならない高齢者も「認定がされず、介護保険が使用できず、大変生活に困っている。こんな介護保険なら、ないほうがましである。」という意見も出されました。
一番驚いたのは、この間、全国で見れば、介護保険会計は毎年、黒字だったということです。2005年度は1260億円の黒字でした。
私達は、厚生労働省のホームページにどんどん意見を届けていく必要があると思いました。
第2講座は、藤本クリニックの藤本直規先生の「認知症の医療とケア~物忘れクリニック・物忘れカフェの挑戦~」でした。
認知症の患者さんを、大きなグループの中の3つのグループにして、毎日利用者がやりたいことを選択させ支援していく素晴しい活動が映像で紹介され、参考になりました。
デイサービスの利用者が、七草がゆを作りたいと言いだしました。そこで、図書室へ行って調べようとなった時、「七草かゆ」という紙をもたせ、「何をしようとしてたかな。」と言った時、紙を見て思い出させ成功した例。
ホットケーキ作りの時も「ホットケーキ作りをしています。」というメモを机上に立てさせ、作業させているそうです。
認知症になっても、できるだけ自分でやりたいことをやり、、仲間がいて、社会の一員であるという「人」として尊厳を保った生き方が続けられるように支援していく。こんなやさしい先生の介護施設が地域にあれば安心だなと思いました。
小さなネットワークが大きなネットワークになって社会を変えていくことができるよい例でした。
「仕事をしながら、母を介護したが、何もしゃべれなくなって寝たきり。つらそうで、早く死なせてあげた方がよいのではないかと思ってしまったが・・・」会場からの質問に先生は、
「本人は必ず聞こえています。最後まで心地よい音楽、心地よい声かけで過ごしていただけるよう家族も職員も全力で支援していくことが大切だ」ということでした。
このような心がけで、母の介護に臨みたいと思い、早速、施設にお世話になっている母の所へ行って優しくマッサージして食事をさせてあげました。とても参考になり優しい気持ちになれてよかったです。