たぬき部長へ✉
御無沙汰しております。
かつての部下、鈴木すず子でございます。
昨夜、遅くに久々にたぬき部長にお会いし、言葉を失いましたっ!
久しぶりに カケス
クリックしてね
久しぶりに カケス もとい 緑のたぬき部長
たぬき部長の 懐かしい ごま塩あたまを拝ませて頂き、このコロナ禍を元気に乗り切る勇気が沸いてきた次第です。
fukurouさんが、部長を久しぶりに木の上でお見かけし、激写されたようです。特に‼ 上から3番目の写真に注目ですっ👍
尚、fukurouさんには許可を得ず、勝手にリンクを貼りました。
これで寂しくなったら、いつでも部長を拝めますねぇ
たぬき部長について、もう少し詳しくお知りになりたい方は... 以下の日記をご覧下さいませ。(11年前の部長の姿が伺えます)
今日は仕事を早目に切り上げ、さくらの近くにある書店へ向かった。小さな活字を追うと目がチカチカしてくるため、ほとんど本という本を読まなくなってしまったような気がしておる。ワシが愛読しているものといえば・・・・
最近、ときたまワシ自身が登場するブログを読むか、
或いは西日本新聞等を読むか、
はたまた南くんが副店長から店長へ昇格したときの挨拶文が大々的に掲載された 『とあるスーパーで一番若くして店長になりました。緊張しますが精いっぱい頑張ります! 南慎太郎 』 のメイントピックで、とあるスーパー内外で話題を呼んだ・・・・
とある新聞増刊号! 南ちゃん特集号を読むか・・・・。要するに、『書籍』というものを最近、購入して読むことが無かった。読書家のワシとしては、もう7日も本を読んでいない計算になる。
これはマズイ。非常にマズイ。
そこでワシは本屋へ寄ったのであった。
新刊から順に見て行く。どの本も「あたしを私をワシを買ってぇ~」と哀願しているように見えるのは気のせいだろうか・・・・。 ワシという名の読書家の書斎に是非とも並ばれたいのだろう。そう・・・・・だ。ワシの書斎の本棚のほか、花園バイヤーの本棚にも、今は総務から とあるスーパーの店長になった渡部くんの机の上にも、そして南くんの自宅にも 「こどもちゃれんじ♪ しまじろう と並んで置いてある、鈴木すず子くん著:「とある街のとあるスーパー物語」と共に。
わしには本の気持ちが痛いほど分かるぞよ。まだ、誰も手にしたことがない新刊を買うべきだろうと探していたワシが、ふと、目にしたのは意外にも発売から数年が経過した本だった。
「県庁の星☆」
記憶に新しい人も多いだろうが、映画化された織田雄二主演の名作である!
そう・・・・・あの南くんが まだ新人だった鈴木すず子にお勧めしていた、あの映画の原作であるぞよ。
ワシは迷わず手にした「県庁の星☆」と共に、レジに並んだのであった。
「これ、下さいっ!」
「カバーはお付けしますか?」
「そのままで ええです」
「ポイントカードはお持ちですか?」
「いや・・・持ってないですな」
「失礼致しました。600円です」
ワシは小学館から最初に発売されたオリジナルが単行本化されたことで、お手軽金額となった「県庁の☆」を手に、うきうっき気分で外へ出た。
びゅう~♪
ワシの頬に触れる北風は冷たいが、こころはポカポカである。本当は久々に渡部くんを誘って一杯♪と思い、自家用車ではなくバスで出勤したのだが、今夜は早く帰宅して本を読むとしよう。
ふと、バス停の方を見ると、ワシの自宅方面へ向かうバスが発車したところであった。惜しい! 次のバスまで15分以上、待たねばなるまい・・・・いや、待てよ。次の停留所まで歩けば5分。 あの信号に引っ掛かれば停車時間3分。ワシの鍛えた足腰ならば、走れば間に合うのでは・・・・・だーーーーっしゅ!!!!
ぜぇ、、、ぜぇ、、、、ぜぇ、、、、、。
何とか間に合った!
バスの運転手が驚いた顔をして ワシを眺めた。
「確か、あのお客さん・・・・前の停留所で間に合わず、このバスを見送っていた筈なのに・・・???」 と運転手の顔に書かれておる。ふふふっ・・・ワシは この先 あと何年、こんなことが出来るだろうか。先日、訪れた老人ホームでワシは入居者のおばあちゃまに拝まれた。
「極楽には行ったことがないけんど、お風呂に入れて頂いて、お茶を飲んで、あなたには本当に良くしてもらって・・・こういうのを極楽っていうんでしょうねぇ。神様~~」
「わっ・・・・わしは神様じゃ・・・ないですぞ。あなたさまこそ、生き神さまですぞ!」
ワシはそういうのが やっとであった。(←ここ、実話です。相手に対する感謝の心が幸せの秘訣といつも教わっております)
ワシも、あの おばあちゃまに負けないように足腰を更に鍛え、走りこみをすることで極楽浄土への道を遅らせようと試みているのだ。大正、昭和、平成と時代を生き抜いてきた人々の言葉は重みがある。そんなことを思いながら、ワシは本の最初のページを開いたのであった。
県庁の星である主人公が一年間の研修先に赴任するところまでワシは読んで顔をあげた。
派遣先は、片田舎のスーパー。店長が 県庁さんの教育係を店長室へ内線で呼ぼうとするが、逆に「2階の売り場まで来い!」と呼び付けられてしまう場面だ。
「それで・・・・その僕の教育係の方は、副店長ですか?」
「いいえ。パートです」
「パート!?」
「まっ・・・ぁ、実際のところは しきっていますから、パートといっても裏店長ですね」
「・・・・・・・・」
ワシは何故か、本を読みながら、「県庁くん」が織田雄二ではなく、固まる「南くん」の顔になり、吹き出さずにはいられなかった・・・・が、ここはバスの中。声をあげて笑うわけにもいかず・・・・。
(とあるスーパーさくらの場合は、教育係は まさしく南くん、その人だったよなぁ)
と、呟くのであった。
いつの日か、南くん主演 「とある街のとあるスーパー物語」を地元ドラマで観てみたいものである。
By たぬき部長