日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

火曜均一祭

2008-03-31 17:00:46 | Weblog

今では、何処のスーパーでも行われている火曜均一祭。

何処が最初に始めたのかは、私には分からないが、お客様もよく知っていて、買い物リストを各、スーパーごとに手書きで作成し、持参している団塊世代以降の お父さま方が実に多い。

「妻のお使い」という番組を制作しても、結構面白いのではないかと思うこともある。

「白菜漬け」を頼まれたのに、「キャベツ漬け」を買って帰って妻に罵倒された「男はつらいよ、とーちゃんだよ」というお話は、以前に、紹介したが・・・。

一番、妻に叱咤されるケースは、「特価商品」と間違えて、ふつーの価格で定番においてある「似た」商品を買って帰ってしまったというパターン。

「いつもより、安いから、頼んだのに、とーちゃん、どうしてくれるのさっ

この手の「四方山話」を時々、お客様に聞かされる事があるんだなあ。

妻は、この世で一番恐ろしい~ と感じておられる殿方も多いのでは??

今朝は、早朝から仕事だった為、店についてから息つく暇もなかった。

日配商品の荷出しの次は、定番商品の荷出し。

腰をトントン叩きながら荷出しをしているところを たまたま通りかかった団塊世代のおじ様に、見られてしまったのである。

「荷物を出すのも大変だねえ・・・。ぼちぼちでいいよ、ぼちぼちで・・・

なんと、お客様に、ねぎらいの言葉を掛けて頂いたのである

とあるスーパーでは、よくあることだが、人間として扱われていると感じる瞬間であり、こんな一言が、本当に嬉しいのだ。

勿論、団塊世代の妻である御婦人方のお客様も、私には、優しい。

商品の場所を聞かれて、ご案内すると、とても丁寧に、

わざわざ、忙しい時に、すみませんねえ」

と、優しく笑顔で答えて下さる。私には・・・。そう。

その・・・まさしく同じ御婦人が、

ちょっと、あんた!何をカゴに入れたんね!それじゃないやろ!?

こっちよ、安いのはっ!早くせんね!」

と、態度をガラッと変えた時には、目をパチクリしてしまう。

お母様方、どうか、お手柔らかに!

あなたのご主人も、買い物リストを見ながら、売り場をウロウロし、それなりに、日頃から奮闘なさっていらっしゃいますから!

たまに、当店ではなく、よその御店の買い物リストをお見せになり、

「あっ!間違えた!これ、ここじゃなかった。 ワオンだった・・・」

「・・・・

と言う、愛嬌のある方も??いらっしゃいますが・・・。

火曜日と金曜日は、来店客が朝から多く、ほぼ一日、混雑する。

よって、自分では、「質問攻めの日」と、意識してはいる。

こんな日のほうが、接客に対して苦情が来そうだが、不思議なことに、

ありがとう

と、お礼の言葉を聞く割合が倍増するのだ。

勿論、本社宛には電話でクレームなど入っているのかもしれないし、その点は分からないが、現場にいて感じる限りでは、

「火曜均一祭」は、「ありがとう均一祭」って気がするのは私だけ??

(ただ、フェア開催!となると、事情は違ってくるのだが・・・。いつもよりもっと、幅広い地域からも お客さまが やって来るからだろうか?)

お嬢さん、忙しいところ、すまんが、アルコールが入ってないビールは何処かね? 医者に止められてるもんで・・・

おじさまの目の前には、高田さんがいたのだが、

私を ご指定なさった。

ご案内して持ち場へ戻ると、高田さんが面白そうに、

お嬢さん だって  お嬢さんっ

と、苦笑いした。

「遠くから声をかけたから、私の白髪が見えなかったんでしょ!

と、言っておいた。

又、あるときは、

レジ方面からダッシュで、こちらへかけてきて、慌てて5食入り札幌一番味噌ラーメンをワシ掴みにし、

「これだよな!今日の特価のラーメンは!」

と、独り言のようにつぶやきながら、ウロウロしているおじさまが!

「レジ、間に合うかな」

というセリフを耳にし、慌てて引き止めた。

バラ売りの方ですよ、安いのは。奥様が欲しいのは、こっちでしょう。一人5個までです」

「あっ、そうね ありがと、嬢ちゃん

おじ様は、間一髪、レジで買い忘れに気付き、待機している妻の元へ再びダッシュ!

おたっしゃで~

運よく、妻のオカンムリを避けられたお客様。

良かったですね。

明日も、とあるスーパーは、朝9時開店致します!

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デジタルの中にアナログあり

2008-03-30 19:52:51 | Weblog

日曜日。

昨日から、棚卸しの準備をしている。

前回、とあるスーパーで、実に12年ぶりの棚卸しを経験したが、

時代の流れと進歩を肌で?感じたものだ。

昔は、まず、スタッフ二人でペアになり、ひとりが在庫を数え、もう一人が記入する。

次に、手作業で集めたデータをレジに打ち込む。

レジの人たちが黙々と打ち込んでいる間、作業を終えた売り場担当者は、ただひたすら、ロスが判明するまで待つ・・・というものだった。

ところが今は、『棚卸し』を業者さんがやってくれるという。

しかも、店が閉店した夜中。

スタッフは、バック在庫を棚卸し当日に数えればいいのである。

なんて便利になったんだー!!

前回の棚卸し前、店長が私に聞いたものだ。

「鈴木さんは、日本で棚卸しの経験は、ありますね?」

「はい、あります。かなり前ですが・・・。勝手が違うと思います、12年も前ですから

これを聞いた花岡さん、「あなた、一体、今、何歳??」という疑問の表情で私を見た。

西村チーフは、ぷっと吹き出した。

12年前・・・チーフは・・・中学1年生???

中坊だったのか・・・私がせっせと在庫を数えていた頃は・・・。

し・・・信じられない。

私って、そんなにトシなのね!? ショック・・・。

 

最前線の棚卸しを今回、再び体験するわけだが、前回は、主に、副店長が準備の方はしてくれた。

「まだ、どれが乾物の商品か、分からないだろうから」

という理由で。

今回は、準備も私がすることになる。

業者さんが当日、困らないように、すべての定番商品は勿論、エンド商品、特売品各種のポップ裏にプライスカードを発注して張り付ける!

これが棚卸し前の主な仕事だ。

私は、ハンデイを手に、売り場をくまなく回った。

定番の「暮らし良好わかめ」が、まず、エンドに。

ここで、プライスカードを一枚発注。

再び歩きだすと、今度は、鮮魚のコーナー横にも竹籠に入れられた「わかめ」を発見!

「あら、ここにもある!発注2枚・・・ね」

ふりかけの方へ向かうと、先ほどのエンドの裏側のエンドにもデーン!! と、わかめ 

「あれえ~、ここにも、わかめ

定番と合わせると、4箇所に、同じ商品を出してあることに・・・。

副店長に偶然 遭遇し、「箇所に出してあれば、枚発注するんですよね!?」と、念の為に聞いた。

 正解

何故か、副店長は、クイズに正解!一億円が当たるよ~!という番組司会者のように、嬉しそうに答えた。

「じゃ、3枚・・・・っと」

私がハンデイで「わかめ」の「発注数3」に入力すると、副店長は一気に表情が曇り、そっと?打ち明けた。

実は・・・ですね。これ、3で発注しても、3枚こないんですよ」

はあ・・・?なんで!?ですか・・・?」

まず、今夜9時で、本社の方で締め切るでしょ、その後、又、1枚発注して・・・」

じゃ、今日、一枚。明日、一枚。あさって一枚・・・発注して3枚手元に届くという・・・ことですか???」

そうです。なんなら、俺が今夜、9時以降に・・・いや、今日は、俺、5時で上がるから・・・川石さんに頼んで・・・」

なんとまあ。時代は進化したと思ったら、思わぬところに落とし穴!

 

そして今日。

矢木さんにも、その事を伝えると、なんと初耳だという。

3~4箇所に出されてある定番商品は、乾物だけで、5~6個ある。

売り場をウロウロする内、何度も矢木さんとバッタリ会った。

もう・・・いやねえ。こんなデジタル時代に。調味も、あちこちに出してあるんよ。今日、一枚、明日一枚発注なんて!メモしておかないと、忘れるわ。はははっ・・・はあ・・

もう一つ、デジタル時代に、結構、アナログ的なのが、とあるスーパーで使われているラベラー。

これ、12年前と商品自体、変わらない。

ラベラーで半額処分の商品に値付けをしていると、途中で調子がおかしくなった。みんな、「最近、これ、おかしくなる!」

と、言っている。

そろそろ買い替えどきなのかも・・・?

私は西村チーフに、直してくれるように頼んでみた。

チーフは、しばらく、格闘していたが、上手くいかないようだ。

あれ?あれ?斜めになって、出てきますねえ。店長、これを直したんですか??

はい、直しました」

それで・・・直ったんですか??」

 はい!」

 他のラベラーを使った方がいいかも・・・」

結局、諦めたのだった。

アナログな物を直すのは、一つ??世代が上の店長の方が、きっと、お得意なのである。

 

店長へ。

ごめんなさい。

私、また、ラベラーを壊しました。

西村チーフに頼んでみましたが、彼も直せませんでした。

店長しか、直せないようです。

余計な仕事を増やして申し訳ありません。

鈴木より」

 

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ひな祭り

2008-03-29 09:17:14 | Weblog

ひな祭り。

女の子の日だ。

とあるスーパーでは、バレンタインの翌日から主役の座を射止めてきた。

・・・・にしては、いまいち盛り上がりに欠ける気がするのは、気のせいだろうか??

雛祭りにちなんで、我がスーパーで力を入れているのは、

まず、なんといっても雛あられ!白酒、甘酒、桜餅、イチゴ。

何故、イチゴなのか!?

単純に、青果も、ひな祭り商戦に加わりたいからである。

惣菜コーナーは、今回、雛ちらしを目玉にしているし、節分には鮮魚が大活躍した。

毎回のイベントに豊富な目玉商品があるのは、グロッサリー。

今回も、おひな祭りには『ちらし寿司』とばかりに、

関連商品を揃えている。

その一方で・・・。

今日は『大根の日』、或は、『きゅうりの日』などが存在しない青果にとっては、ひな祭り商戦から多少、遅れをとっている。

ひな祭りに『イチゴ』を目玉に据えて何が悪い!とばかりに、

『あまおう』がズラリ

・・・と、並んだ。

これだけあれば、青果も一目置かれるだろう。

案の定、「何で、ひな祭りにイチゴなのかね??」

と、呟きながら、グロッサリースタッフも、お客様もイチゴを眺めている。

私も仕事を終えたあと、ぐるりとイチゴの周りを一周し、買い物かごに入れたのは、桜餅だった・・・。 (ごめんなさいね、青果さん)

ひな祭りに欠かせないのは、やはり桜餅って気がする。

二日前にも買ったのだが、美味しかったので、今日も買ってしまった。

 

さて・・・。昨日の話になるが・・・。

ひな祭りには、ちらし寿司!

そこで、当店では、

『ご飯にまぜるだけ』の『アナゴちらし』の宣伝販売があった。

お昼どき・・・。

マネキンおばちゃんは、なんと宣伝販売用に炊いた『アナゴちらし』をタッパに入れて、

只今、出勤してきたばかりの私に、とても熱心に、『サービスポイントセール』について説明中の副店長の元へ現れた。

これ、どうぞ!

 はあ、どうも」

「皆さん、試食された方は、美味しいって言ってくれたんですよ! 副店長さんも、召し上がって 

南副店長さんが召し上がっても、当然美味し~いザマスう!とばかりに、マネキンさんは、熱狂的にアプローチ。

ありがとうございます。あの・・・タッパは、後で、お返ししますから・・・

今から昼食休憩を取るのは、南副店長だけではない。

カトちゃんも・・・。

南副店長のすぐ、横にいるんですけど。

それに、副店長は、私に説明中だったのだが、私やカトちゃんの姿など、マネキンおばさまには、全く写っていないようだ。

ちらし寿司を副店長に、ルンルン気分で手渡したあと、マネキンおばさまは、ようやく去って行ったかと思ったら、バックから売り場への扉の前で、再び振り返った。

「あのお~、副店長さん! 魚は大丈夫ですか?

さ・・・さかな??」

「はあ~い。 それ、アナゴちらしなんですよん

「ハイ、大丈夫です・・・」

副店長の お言葉に、一気に春が来たあ~という表情のマネキンおばさまであった。

イチゴちらし・・・ではなくて、アナゴちらし・・・ね・・・。

響きは、何処と無く似てるけれど、アナゴとイチゴじゃ、可愛さが・・・。

 

その後、カップラーメンの荷出しをしていると、

南副店長が、先ほどの『アナゴちらし』を手に持って、現れた。

売り場をキョロキョロしたあと、カップラーメンを一つ選び、私に言った。

めし、行ってきます」

 

アナゴ寿司の味は??

帰りに副店長は、『ご飯とまぜるだけ アナゴちらし』を買って帰ったのだろうか!?

         誰も知らない。

最後に副店長ファンのマネキンおばさまの一言を・・・。

 副店長さん、アナゴちらし、美味しく食べてくれたかしら~

ルンルン

 マネキンさんの ひな祭り・・・春は近い!

 

 

 

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「お客様の声」にお答え

2008-03-28 16:17:00 | Weblog

「たとえ前日の在庫が残っていても、朝一番に入荷された納豆、豆腐は即、店頭に並べること!」

これは、たった一人のお客様の声(すなわちクレーム)に答えた例だ。

何よりも、新鮮さを売りにする!という本社の方針による。

そして、「たった一人のお客様」の無理難題にも「答える」 

ことこそ、とあるスーパーの目指すところなのだろう。

納豆騒動が渦巻く ある日、仕事を終えて、矢木さんと休憩室へ向かう途中、掲示板を見ながら、矢木さんが言った。

だったらさあ、先月だったか、お客様の声の掲示版に、

『カッチョイイ~JPOPを流して下さい』ってのが、あったじゃない?

あれこそ、たった一人のお客様の声だけど、どうしてカッチョイイ~JPOPを流さないんだって話になるよね!?」

おおっ!!  さすが大先輩の矢木さん!着眼点がいいっ!

そういうことですので、お客様。

本日より、とあるスーパーでは、BGMとして流す『カッチョイイ~JPOPその他曲目』を募集致します!

ふるってご応募下さいませ。

ちなみに、わたくしは、ホークスの『若鷹軍団』をリクエスト致します。

もう、すでに、リクエスト第一号として、あーちゃんから、『巨人軍の応援歌』を副店長さんにリクエスト!という投書が私宛に届いております。

(これ、ホント

なになに?カトちゃんは、北島三郎の『風雪流れ旅』

矢木さんは、『冬ソナソング』

岸辺さんは、『涙そうそう』

高田さんは、『前川清の長崎は今日も雨だったあ~』

梅子さんは、『UFO

さて、みなさんは?? 集計結果はいずれ又。。。

とあるスーパーでは、その後、豆腐、納豆に続いて牛乳も在庫に関係なく新しい物を即、店頭に出す方針に変わったのである。

そこで、私は思うのだが、いっそのこと、とあるスーパーの裏に牛舎を建てたらどうだろう?

モ~さんを飼育し、絞りたてのフレッシュミルクをお客様に朝一でお届けする!

フレッシュさが話題を呼び、注目度ナンバーワンのスーパーに発展する事、間違いなし!だと思うのだが・・・。

何はともあれ、スタッフ一同、あっと驚く・・・もしくは呆れ果てる??

『お客様の声』を随時募集致します。

難問ウェルカム。 私がジョークで返します。

どんな奇妙な『お客様の声』にも真面目にしかも、真摯に 

お答え』する店長と南副店長とは違い、私がお答えすれば、きっと倍になって更なるクレームが舞い込むことでしょう。

 

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さようなら、つばめ君

2008-03-27 11:36:10 | Weblog

2月最後の日の今日・・・。

今日は、2月最後というだけでなく、

約半年間、とあるスーパーで、せっせと入荷商品を棚に並べてくれていた、つばめ君にとっても、最後の日。

偶然、私と同じシフトだったので、荷出しをしながら、話をする機会を持てた事は、本当に良かった。

「今日が、最後の日だね。寂しくなるね・・・

と、言うと、

「そんなことは、ありません

と、きっぱり 言われ、面食らった。

仕事に慣れた人が居なくなるのは、残念ねえ」

と、岸辺さんも話していたし。

なんと言っても、私には、他にも一つ、残念な理由があるのです。

それは・・・。

「とある街のとあるスーパー」の個性派キャラを一人、失うという事実。

とても、とても、残念でならない。

つばめ君は、午後出勤のシフトが多く、なかなか一緒に仕事をする機会はなかった。

しかし、私が休みの日には、カップラーメンを荷出ししたり、補充したり、してくれていたらしい。

見えないところで、しっかりと、お世話になってきたのである!

その情報は、常に、ハマグリ君から、得ていたのだが・・・。

平っちが退職した時には、「ラブレター」を徹夜で書いたんだった。

しかも、ワープロで。

当時は、パソコン君を持っていなかったのだ。

今回も、ラブレターを書く事を考えていたのだが、残念ながら、実行にうつせずじまい。

このまま、つばめ君と、永遠にサヨナラは、余りに寂しい。

そこで、一大決心して、あるものをプレゼントすることに!

つばめ君、実は・・・ね。私、ブログで、このスーパーの事を書いてるのよ。それで、良かったら、メールアドレス教えてくれないかな?後で送るから。当然、つばめ君の事も出てくるんだけど。ここを去った後も、様子が分かるでしょ?」

すると、つばめ君の目が、きらりっと、光った。

ブログ・・・って、個人のですか??」

ハイ、個人です」

皆に知られると、書きにくくなるため、誰にも知らせていない事を説明した。

あっ、カトちゃんだけ、知ってるけど・・・ね。

すると、つばめ君は、

「カト君は、4月から、正社員になるんですか?高田さんは、正社員ですか?」

と、質問開始。

そして・・・。

何故、私が、かつて、はまうう君(本名)の事を間違えて、

ハマグリ君、ハマグリ君・・・・と、連発していたのか???

という理由も、今日やっと解明できた つばめ君なのである!

「はまうう(本名)君・・・って、珍しい名前ですよね。

彼、高知の人なんでしょう?高知らしい名前ですよね」

確かに!ハマグリは、蛤ですから。海辺を想像しますねえ。

本名も、ここでのニックネームも。

謎が解けるまでに、数ヶ月もかかった訳だから、この点については、長かったでしょう?つばめ君。

あっ!!

もう一つ、ブログを開いた つばめ君が、自分はなんと呼ばれていたかを遂に知る事になるのであった・・・。

 つ・・・つばめ・・・君・・・!?」

パソコンの前で、固まった表情の つばめ君の姿が目に浮かぶ。

    僕、 つばめ君です!

命名したのは、副店長ですから!

使用し続けたのは、わたくしですが・・・。

 

仕事を終え、つばめ君に挨拶を・・・。

いつものように、45度の礼をしてくれた。

大学卒業おめでとう、そして、お疲れ様でした、つばめ君。

これからも、新しい職場で頑張ってね!

 

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クリーンネスの日

2008-03-26 15:58:56 | Weblog

日曜日の続き。。。

ハマグリ君と副店長が、早朝5時から頑張って 豆腐と納豆などを荷出ししてくれた為、私達は大変助かったのだった。

伝票チェックを終え、それぞれの担当の補充を始め、しばらくした頃・・・。

グロッサリー担当者、10番まで」

副店長のお呼びである。

鈴木さん、グロッサリー担当者だって。朝礼みたいよ!」

岸辺さんにも声を掛けられ、空になったダンボールを抱えてバックへ急いだ。

インフルエンザから見事、復活し、職場復帰した矢木さんの他、末永さん、ハマグリ君、岸辺さんが集まった。

「まず、これなんだけど・・・」

副店長から一人ひとりに渡されたのは、『お特なカード』

何でも、これがあると、グループ企業のホテルや遊園地で割引を受けられるという。

チャチャタウンの観覧車に、タダで乗れます!」

幼稚園児のお子様がいる副店長には、これが一番魅力のようだ。

小さい子が居る人は、いいけどねえ・・・。私達は・・・」

矢木さんが、そういいながら『ご利用可能な施設、一覧表』を扇のように広げた。

あっ。矢木さん、これなんか、あなたに、ど~お?? **旅館だって!温泉があるんじゃない?」

岸辺さんのお勧めに、矢木さんの目も光った。

そうねえ・・・」

ハマグリ君は、夜中のアルバイトと掛け持ちの為、

ただ、ひたすら眠そうだが お姉さま方は、一気に目覚めたようだ。

え~っと・・・」 (ゴホン

副店長は、ここからが本題とばかりに、一同に声をかけた。

それで・・・ですね。それは、もういいから、しまって・・・」

 ペチャクチャペチャクチャ***」

「・・・・・

 棚卸しが!3月10日です」

「し~~~~ん!」

ここでは略すが、副店長が棚卸しの説明をした。

当然だが、皆、真剣に聞いている。

「それから、もう一つ・・・。日曜日は何をする日?ハイ、矢木さん!」

何故だか、副店長は矢木さんを指名した。

清掃の日です」

ハイ、正解。ご存知のとおり、ワオンは新店舗で、あっちは

ピカピカ光ってるけど・・・。ウチは、老朽化が進んで・・・まあ、3年も経てばね。そこで、日曜日は、クリーンネスの日ですから、皆さん掃除の方をお願いします」

スタッフ全員に向かって語りかけた後、副店長は、ちらっとこちらを見て、自分自身に言い聞かせるように、言った。

俺も初心に戻って・・・」

最後の方は、よく聞こえなかったが、初心  と聞いて、思い出した!

あれは、7月の暑い夏の日。

まだ、ここで働き始めて2~3週間が過ぎた頃のことだった。

補充をしていると、棚に埃が舞っているのだ。

とにかく、ほこりっぽい。

かといって、まだ入りたての私に、「棚が汚いから掃除したい」と、でしゃばるのも どうか・・・と、思われた。

しかし、日曜日は商品も入荷されない。

比較的、暇である。

その頃、日曜日は、私は午後出勤だったから、余計に、これといって仕事がない。

そこで、遂に、かねてから気になっていた事を副店長にお願いした。

棚の掃除をしたいのですが、雑巾はありますか?」

すると、副店長は、「ちょと待って下さい」といったまま、店長室の中へ入り、扉をバタン!と閉めた。

まるで、扉の向こう側を私に見られたら困るかのように・・・??

再び現れた副店長が手にしていたものは・・・。

ありがとうごさいます・・・」 (ん??これ、どう見ても雑巾というよりは、

新品のタオル

私に雑巾・・・というよりは、タオルを手渡したあと、副店長は、身体の向きを変え、

「バケツは、あそこに・・・

大型冷蔵庫の横を副店長が指差したので、その場に居た西村チーフ、カトちゃんも、いっせいにバケツを見た。

確かに、バケツはあるには、あったのだが・・・・

なんと、そのバケツには花が活けてあったのだ

これって・・・店長の趣味!?

「・・・・

絶句の副店長。

にやりと笑った西村チーフ。

吹き出しそうになるのをやっと堪えた私。

私にとって、とあるスーパー最初の「クリーンネス」は、こうして始まった!

(初心・・・ね、初心・・・

副店長には、なんと、笑いの小道具まで用意されている。

これって、まさか、三谷幸喜さんの演出じゃあないですよね!?

                

 

 

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お大事に

2008-03-25 19:11:28 | Weblog

一週間ほど前、見たことがないカップ焼きそばが一箱入荷された。

「Wマヨネーズからし焼きそば」

四角い容器に入っている。

新規なのかなあ・・・それとも、割り当て??

販売通知を見てみると、「Wマヨネーズ焼きそば」があった!

でも、入荷数が全く違う。

その時、通りかかった西村チーフに聞いてみると、

「これは、丸い形の(容器に入った)焼きそばですね。Janコードも違うし」

ということだった。

さすが!

「来週までに販売通知が来なかったら、俺がバイヤーに聞いてみよう」

その二日後・・・。

同じ焼きそばが二箱入荷された時点で、ようやく悟った。

これは、多分、今も定番にある「からし焼きそば」だ。

パッケージが変わったのだ!

今のバージョンは、いかにも「からし」。

そのまま、「からし色」なのだ。

今回の新バージョンは、「Wマヨネーズ」を売りにしていて、パッケージも赤。

全く違う商品だと思ってしまったが、JANコードを確認して、納得。

思った通りだ。

坦々麺は、「何処が違うの?」 というほど、パッケージ自体は変わっていないのに。

さて・・・。このことを西村チーフに伝えたくても、なかなか会わない。

今日、やっと会えたので、その事を伝えた・・・え?? 

「目が真っ赤ですよ!どうしたんですか?泣いてたんですか??」

チーフの目は、涙ぐみ、トロンとしている。

もう少しで、誰かに泣かされたんですか?と聞きそうになって、言葉を飲み込んだ。

「花粉症・・・です

花粉症・・・。そういえば、矢木さんも、一ヶ月ほど前から、花粉症で、薬を服用していると話していたっけ。その矢木さんは、今日、風邪で緊急欠勤・・・。

だっ・・・大丈夫ですか?」

「はい。。。ありがとうございます・・・

       

そして、荷出しも ほぼ終了したが、調味の定番商品で、場所が分からないものが・・・

新規の可能性もあるので、いつもは矢木さんに聞くのだが、矢木さんは、病気でお休みなのだ。

他の人に聞いてもはっきり分からない。諦めて、バックへ下げようと思ったところ、たまたま出会ったのが副店長。

「副店長、これ、何処に在るんですか?どうしても、見つけ出せなくて・・・」

「ああ、これは、醤油のコーナーで・・・七味唐辛子とか、あるでしょ?三段目の棚だったと・・・思う」

「醤油??

そうなんだ・・・。

『中華の素』だから、カレーやマーボー豆腐の素の近辺を探していた。

どおりで見つからない筈だ。

さすが、副店長 良く覚えている。

「分かりました、凄いですね・・・・えっ??

質問に答え始めた時は、普通だったはずなのに、

副店長は、段々涙ぐんできた。(ように見えた)

副店長も、花粉症??

その後、バッタリ出会った西村チーフに

「副店長も花粉症ですか?」

と聞いてみた。

「いや、副店長は違うと思うけど・・・」

チーフは、バックの奥深くで作業中の副店長を覗いて見ながら、

何か、あったんかねえ・・・」

と意味深に、副店長の背中に向かって微笑んだ。

「どうして今日は、みんな泣いてるんですかね???」

     

冷凍食品を出しながら、高田さんは連続くしゃみをしている。

「風邪引いたんですか?」

と、心配そうな岸辺さん。

うん、多分、矢木ちゃんの怨念よ。私だけ風邪引かせてえ~~ってね!」

あーあ。 今頃、矢木さん、くしゃみしてるわ・・・

と、岸辺さん。

       

発注をしていると、「ちょっと、すみませ~ん!」

と、お客様が呼んでいる。

高齢のおばあちゃまだ。

「お忙しいところ、すみませんねえ。お酒を取って欲しいんです。届かないから・・・」

ン?どこかで、いつだったか、聞いた事があるセリフ。

「いいですよ!どれでしょうか?」

といいながら、お酒コーナーへ・・・。

「これです。お寺にあげるんですよ。全部で10個。背伸びすれば、届くでしょうけど、腰が痛くてねえ・・・」

ここまで聞いて、確信した!

覚えておいでの方もいるのでは??

競合店がオープンしてすぐ、とあるスーパーは一時期、お客様が激減した。あの頃、暇だったので、接客は いつもにも増して、丁寧ゆっくりになったのだ。あの時、「親切にしてもらったから」と、予定より、数個多くお酒を購入して下さったお客様 

今、私の目の前にいるのは、きっと、あの時の お客様だ。

約3ヶ月ぶりの再会だ

きっと、その後もご来店していただろうが、なにせ、お客さま一人ひとりを認知できるほどではない。

「お酒をお寺にお供えするおばあちゃま」って、他にはいないだろう。

再会できて、嬉しい。(^^*)

「腰が痛くて・・・」

と、おっしゃるので、つい、

「それは・・・お大事に・・・」

という言葉が出てしまった・・・。

病気ではないので、適切な単語ではないような。。。

相手は、お客様なのに、でしゃばった一言だったような。。。

言ってしまった直後、後悔しかかったが、

お客様は、じわじわと涙目になった後、

徐々に、ぱあ~っと、頬に日が差したような桃色になったまま、

私を見つめている。

店員をどんどん使って下さいませ。

こちらこそ、ありがとうございます。

最後に皆さん、お大事にね。

 

 

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うふふっ・・・の復活

2008-03-24 08:05:58 | Weblog

休日の翌日出勤・・・。

なんとなく、気が重い。

バックには、ラーメンだけで、長台車4台。

販売通知も4枚新たに届いていた。

新規入れ替え商品の半額処分など、仕事がたまっている。

まずは、入荷商品を荷出し。

次に新規入れ替え商品の準備を・・・。

あれ?

販売通知を見ていて、きらっと心に日が差した。

こっ・・・これは・・・!? 

まッ・・・間違いなく・・・。

坦々麺!!!

坦々麺だあ~!

遂に、坦々麺復活!

「店長、坦々麺、入荷しました!

坦々麺を売り場に並べ終えた後、店長に報告した。

店長は、まず、「えっ 

と、笑顔を向け、そして言った。

 坦々麺? リニューアル?」

「ハイ。でも、前とあんまり変わってないような・・・。パッケージも・・・」

JANコードが変わったほかは、真っ赤だったパッケージの色が、ほんの少し、薄い赤に変わった程度なのだが・・・。

店長も、「新規?」と言わず、「リニューアル?」と横文字で聞くところが、ほんとにお茶目。

これで、本社の皆さんも大喜びして下さるだろう。

花より団子。

意地より食い気??

とは、昔からよく言われたものだ。

惣菜のチーフ、先日、「終売」とお伝えした坦々麺が復活しました。

お昼にどうぞ!

プライスガン・・・あっ、これは、英語だった・・・。

日本語で何だったけな? そう、ラベラーだ。

ラベラーで半額処分のラーメンに値段をつけていると、ラベラーからシールが出てこなくなった

ええ~~っ!!

しばらく格闘していたが、自分では直せないと諦め、パソコンに向かっていた店長の元へ。

「店長、私、これ、壊したかも・・・。途中で調子が・・・

おかしくなってしまいました!

すると店長は、 「うむむ???」 と言いながら怒ったふりをして笑った。

怒ったふりをして終始笑う・・・これは、店長の得意技だ。

店長は自分の仕事は後回しにして、ニコニコしながらラベラーを直していた。

私は その間、販売通知に在庫処分数を記入していたのである。

店長に このような仕事を押し付けて、なんちゅうスタッフ。

「はい、出来た!

店長は、そういうと、私にラベラーを手渡した。

店長は優しい。

いつも優しいが、今日は特に優しい。

部下の失敗は店長の責任・・・という立場にいる店長。

正しい、正しくないは別として、月曜日にあんな事があったすぐ後だ。

心が貧しい上司なら、「コイツのせいで、俺はなあ~~~!!!」

と、冷たく あしらいそうだが・・・。

めでたく待望の坦々麺も復活し、なんだか他にも良い事がおこりそう。

店長の笑顔を見ながら

そんな予感がする私だった・・・。

もうすぐ午後2時。

まもなく副店長も出勤してくる。

 

 

 

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行事をリードするスーパー

2008-03-21 09:38:19 | Weblog

私のブログの愛読者??様から、こっそり、

バレンタインの翌日、近所のスーパーには まだバレンタインチョコの残骸が半分残されていて、割引セールをやっていましたよ!」

という情報を昨日、提供された。

さて、とあるスーパーの場合は・・・?

そんなことは、な~い。

絶対ないだろう。

だって、ここには、売り場作りの名手、副店長がいるのだから

行事が終ると、ササーッ と在庫をバックへ引き、

前日から 新 行事の特設コーナー作りを始めるのが、副店長だ。

美しく、しかも、購買意欲を高めるような売り場作りを 毎回機敏にこなす副店長の姿をこれまで、ずっと、お見かけしてきた。

今回もバレンタインチョコの欠片も売り場には残されておらず、

中央の特設コーナーは、ひな祭りと、取って代わっていた。

バレンタイン商戦までは、壁側に並んでいた雛あられが、今は主役の座を射止めている。

思えば、日本のスーパーって、或は、食品業界は、今日まで日本の行事を先取りし、立派に新しい慣わしまで生みだしてきた。

女の子が男の子にチョコを渡して告白する「日本式、バレンタイン」

その返事をする(お返し)、これまた日本にしかない「ホワイトデー」

サンタやおうちが乗った日本式「クリスマスケーキ」

(ちなみにオーストラリアのキリスト教徒の家では、ドライフルーツ入りのケーキを手作りし、店頭に日本のような「クリスマスケーキ」が並ぶことは、ありません。

最近では、恵方巻。

常に日本の行事をリードするスーパーって、凄い!

特に、とあるスーパーはスゴイ

副店長がいるから素早い。 

バレンタインの残骸なんて・・・ない・・・

ん・・・・?

あっ・・・・。あった・・・・かも・・・?

バックに・・・

のれん が・・・一粒だけ・・・。

そこには、のれんの他、メモも貼り付けられていた。

「これは、鈴木さんからのバレンタインチョコです

この字は・・・きっと、事務兼竹輪担当の花岡さんだ。

まあ、なんて親切な花岡さん。

 

そこへ、川石さんが、首をすくめて やってきて、

テレながら 川石さん用の「のれん」を外した。

「あ~、これ、ありがと!!」 (ちょとだけ、女っぽい仕草を見せた川石さん・・・)

 

続いて、カトちゃんも。

「昨日はメール、ありがとう!

 こちらこそ!チョコ、ありがとうございます!」

 

売り場へ行くと、今度は店長が満天の笑顔で言った。

チョコレート、ありがとう

「あ・・・はい・・・

これで、売り場は勿論、バック裏でもバレンタインは無事に終ったのである。

 

 

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愛のバレンタイン

2008-03-20 21:00:40 | Weblog

今日はバレンタイン。

前日、高田さんが、

高いチョコはいらないからね~。気を使わんでいいよ~」

と、言うので、

はい。チロルチョコがお気に入り!と、おっしゃっていましたね!」

と、答えておいた。

その時点では、職場の人にチョコを・・・とは考えていなかったのだ。

というのも、梅子さんから聞いた話によると、数年前、女性スタッフ10人で

店長、副店長、チーフの男性3人にチョコをプレゼントしたらしいのだが、

ホワイトデーには、男性3人から女性10人へのお返しがきたそうで・・・。

「かえって気の毒だったね、もう、やめよう・・・

という事に、なったらしいのだ。

貰ったはいいが、義理のお返しは大変という男性の本音も時々、耳にする。

そういうわけで、何もしない=思いやり?

と、勝手に決めていたのだが・・・。

高田さんの一言で、すずの心は決まった

チロルチョコ10個、コンビニで21円x10=210円・・・という超安い買い物をし、

職場へ向かった。

出勤後、バックで一番に会ったのは、南副店長だった。

「副店長、ハッピーバレンタイン 

いつもよりは、チョットはニコッ(^0^)っとして、手渡したつもりだが・・・。

「あっ・・・・。 はっ・・・・ ははははっ・・・はあ~っ

(最後は、ため息?)

なんだか七面鳥のように、くるくる変わる表情を一瞬の内に見せたかと思うと、力なく笑った・・・。

最後は引きつった笑顔?を向け、

サッと すばやくチロルをポケットへしまった。

ガーン!!!

昨夜は、雷、雨、落雷。まさしく嵐の夜だった。

今朝も、早朝は激しい雨と突風。

運よく、私が家を出た時は、こぶりになったので、無事、御店に到着。

まさか、店内で、電気ショックを受けるなんて・・・

その直後、夜間君から昼間アルバイトに先日、昇格したばかりの新メンバー といっても、多分、私より、長いと思う

名前は・・・忘れた(今度、確認するね!)とにかく、男の子が横切った。彼に急いで手渡すと、副店長とは一転、

嬉しそうに、微笑んでくれた! あ~、良かった

 

そこで、気を取り直して、荷出しをしていると、売り場で高田さんに会った。

「あとで、お約束のチロルチョコ、あげますね

高田さんは、笑いながら、ああ、ほんとう?と、返答したが、

どうやら、信じてない様子。

バックへ戻った隙を見て、手渡すと、

「ええっ  ホントに  わっはっはっ!さっきは、冗談かと思ったよ。懐かしいねえ~、チロルチョコ! 普段、食べること、ないからねえ」

ウケ狙いの私の思惑は、高田さんにはドンピシャだった。

 

そして、午後2時。

午後出勤の、つばめ君が、まず、バックへやってきた。

こんにちは、お疲れ様です」

と、いつものように真面目に挨拶をする、つばめ君に、

これ、バレンタインのチョコ!」

「あっ・・・ ありがとうございます!」

日頃は余り、表情に表さない つばめ君だが、今日は、ひときわ笑顔が

輝いていた。

いつもの45度の敬礼も、更にカッコよくキマッテいた。

 

続いて、西村チーフがやってきたが、挨拶のあと、プラットホームへ。

私も、そのあとを追いかけプラットホームへ行くと、

チョコ一つ、手渡した。

「これ、バレンタインのチョコです。

お返しがいらないように、チロルチョコ

何故か、西村チーフにだけ、チロルを選んだ理由を述べた私・・・。

 わあ~っ! ありがとうございますっ

西村チーフの反応は、恐縮するほど、感動的だ。

ほんとうに嬉しそうに微笑んでくれたのだ。

西村チーフの背後には、ひまわりと、チューリップと、バラの花が見えた。

ついでに、いちごも

まるで、このシーンは 純愛少女マンガの世界だ。

西村チーフの人柄の良さが一瞬で分かる一コマである。

チロルチョコ一つで、こんなに感激してくれる人は、そうそういないよ。

私がもし、恋する14歳の乙女?だったとしたら?

そして、このシーンを体験したら・・・?

きっと その場で卒倒したまま、二度と生き返らなかったかも。

西村チーフ、ほんの一瞬、少女マンガの主人公にしていただいて、

ありがとうございました!

キムタクよりカッコイイ西村チーフに、

お相手して頂けて、一生モンの貴重な体験が出来ました。

私・・・「 どうか、これを受け取って・・・くれますか?

西村チーフ・・・「チロルチョコ、ありがとう

 

う~ん。いいね~、自己満足だが。

まさか、とあるスーパーで、こんなロマンチックなバレンタインを体験できるなんて・・・

さすがの私も予測できなかった。

 

3時を回り、帰宅時間に。

今日、お休みのグロッサリーの男性陣には、どうやって渡すか?

実は私は明日、お休みなので、手渡せない。

私は退社時間を記入しながら、ホワイトボードを眺めていた。

そこには、スタッフ全員の名前が書かれた札が部門別に並んでいる。

出勤したら、この札を上にあげ、退社する前に下げる仕組みだ。

これを見れば、今、誰が出勤中なのか、分かるという訳。

とっても原始的。

相撲部屋にもある、力士の札を思い浮かべていただけたら、分かりやすいだろう。

私は、今日、お休みの 店長、カトちゃん、ハマグリ君、田園さん、

そして、出勤していたけど、手渡しそこなった川石さんの札に、

セロテープでチョコを貼り付けた。

こうして眺めていると、のれん のようだ。

グロッサリー男性陣の名前札から、ぶら下がる、チロルチョコ・・・。

明日の朝、これを見た人は、きっと目が点になるだろう。

「なんだ、こりゃ・・・

明日は、副店長2号が続出する日。

とにかく、ハッピーバレンタイン  

 

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