『時間旅行』 オリジナル曲 作詞 作曲:すず 編曲 演奏&ボーカル&映像:橘ドゥビアン
『時間旅行~母と私の故郷 水俣~』 戦後すぐの昭和と、故郷へ遊びに行っていた頃~昭和の終わり頃の自分の思い出を歌詞にしました。 1番 幼い頃、祖母と一緒に、ガラ拾い(蒸気機関車から こぼれ落ちる石炭集め)をしていた母。燃料として使用、売ればお金になったとか。 2番 電車通学をしていた女学生時代の母の思い出。 3番 自分が高校卒業後、故郷を離れ、夏休みに帰省した時、故郷みなまたを想った時の心境を歌詞に。 橘ドゥビアン~けんちゃんと共作、✨5作目✨となります。自分自身が作詞作曲をしているため、自分のオリジナル曲としてカウントすれば、作品No. 18 でもあります。 実は…ですね。㊙ 初めて、けんちゃんオリジナル作品「優しい空」でコラボをした際、https://youtu.be/ZbueWZnapbM?si=a_91r... 母の子供時代から少女時代を時間を追って巡る旅~という構想でしたが、テーマが壮大すぎて… 挫折。どうしようか、と考えていた時、思いついたのが、やはり水俣が舞台で、祖父母を天国へ見送った時の思い出… ふっとメロディーラインが浮かび、1作目として出来上がりました。『空が見ていた』がそうです。これと同じメロディーに、けんちゃんが新たな歌詞をつけて完成したのが、共作第一弾『繋がる空』となって、この世に出ました。 こういう経緯があるため、自分の中では、故郷や人々との繋がりを題材にした連作のような感覚です。 今回の作品は、メロディーラインが先に出来上がり、けんちゃんに聴いて頂いたところ、「故郷を歌詞にしたらどうか? カントリーのように仕上げたら良いのでは?」ということで、けんちゃんに🎸による編曲、演奏、歌を (最後は強引だったけど…御免ね。💦)🥺お願いしました。 故郷がテーマ、ということで…挫折した、あの歌詞に再び向き合い… 師匠、けんちゃんには、 「メロディーラインと歌詞の字数を合わせても、実際に歌うと、語呂が合わないことがあるから、歌いながら歌詞を描くことが大切だよ」とアドバイスも頂いて… なんとか、まとまった歌詞です。😊 一番最初に… 初夏に手掛けた歌詞が、けんちゃんのギターで完成する❣ ということが、自分にはとても大事なポイントでした。 「自分には、こういう大人しい感じの曲?は似合わないから、他の人に歌って貰ったら…」という橘ドゥビアンパパを 強引に説き伏せ、 ドリフの志村けんさんと、歌手、桜田淳子さんのコントのように、「わたしって、ダメな作詞家なのね。😭😭😭」って泣き落とし…寸前まで…🤣 引き受けて下さってありがとう、作詞作曲の師匠である、けんちゃん。お陰様で、記念の5作品目。お披露目できます。😊💕✨
1番 汽車は走る 黒煙を吐いて 待ち構えたように 群がる人影(ひとかげ) おかっぱ頭と 丸坊主の子供たち 今朝もガラ拾い さあさ!競争だよ 沢山拾えば 燃料になるのさ 貧しい暮らしの 助けになるから 僕ら 子供でも 早起きしてさ 拾い集めるよ 母の背中見て
2番 汽笛が鳴った 今ならば間に合う 線路つたいに ホームへと急ぐ いつもの女学生 朝食を手にして 今朝もギリギリか⁉ 車掌さん 呆れ顔 多少の遅れは お構いなしさ 人も列車も 余裕かましてた 昭和の ある時期の 田舎の日常 通学列車は ほっこり走り出す
3番 「連結列車が離れていくわ!」 周囲の景色が 加速していく 見送ってくれた友 小さくなってく ひと夏の思い出と ひとまずサヨナラ 銀色に輝く 太刀魚(たちうお)の海よ! タツノオトシゴ 帰って来たよ! 死の海と呼ばれて 辛かった月日も 多くの苦労も ようやく報われた 時代が巡っても 私達の海は すべてを受け入れ 今も生きている