ジリジリと照りつける太陽
梅雨が明けたと思ったら、いきなりの酷暑
皆さん、いかがお過ごしですか?
あんなに楽しみにしていたオールスター戦、結局、仕事が遅番だったので、和田投手が打たれてしまったシーンと、馬原投手がしっかり押さえたシーン、そして楽天山崎選手のホームラン(2回とも!!
)のみ、仕事中に、ちらっと見ることが出来ました! 食事介助中だったもので。
でも、肝心のタムがバッターボックスに立ったシーンは、映像を見ることは出来ず。テレビの音声のみ、食後、口腔ケアとトイレ介助を済ませた後、更衣中に聞くことが出来ました。
「すずさん! すずさんが好きな人が出てるよ!」
と、スタッフが親切に教えて下さったんですけど、途中で利用者さんを放置するわけにはいかず、そのお姿を拝むのは断念。
その後のタムのインタビューに答える低温で落ち着いた声に、とても癒されておりました。
タムの方が私より年下なんですけど、あの落ち着きに惹かれます。(でも山崎選手より年下)どなたかオールスターの時のタムの表情をご覧になられた方は教えてくださ~い。
利用者さんは、「ダイエーは、セリーグ? パリーグ?」
と、そこらへんは良く分からない様子でした。
「今は球団のオーナーがダイエーからソフトバンクに代わったので、ソフトバンクホークスで、ホークスはパリーグです」
と答えても、理解出来ないようで、パリーグだから、今のところ勝っているよ(5-1でした。食事介助中は!)、、、ということで、少し安心したご様子でした。(利用者さんからスタッフ、スタッフから他のスタッフ、、、と難聴ということもあり、通訳を介しての会話のようです。それだけ人生長く御苦労を重ねていらっしゃったのだと日々、感じながらの介助です。私が高齢になり介助が必要になったとしても、手厚い保護や介助を受けるだけの『資格』が無いなって思います。人生の殆どは世間の為にも、何も貢献できていないから。その点、昔の人は偉いですよねぇ。国のため、世のため、人のため、家族の為の人生を捧げてきた方々ばかりです。特に明治生まれのおトキさんの思い出話や苦労話を聞くと、そう思います。)
日々の業務の中で、私なりに色々感じながら過ごしてはいるのですが、昨日は反省させられることもありました。夕食の後、夜勤スタッフが来ると、食器を洗い、明日の朝食作りを始める為、食べ終わった方のトレイから引いていくのですがー。
8人が食べ終わり、9人目の方が私を見ながらいつまでも手のひらに薬を乗せたまま、口へ運ぼうとはしない。
もう、お飲みになられたかな、と思い、近寄って覗くと、まだ、手のひらに薬が! 「あ、まだなんですね」と言う私の顔を見て、楽しそうにニヤッと笑う。そんな利用者さんなりの『楽しみ方』に気がついてしまったので、それを何度も繰り返していました。
とうとう全員が更衣も済ませてしまい、時間も迫っている! しびれを切らして隣に立っていると、ようやく服薬して下さった! わ~い、。急かして悪いけれど、ありがとう
って気持ちと、やれやれ・・・って気もち。
次は更衣です。「もう、そろそろパジャマに着替えましょうか?」
「いや、まだ早い」(すでに遅いんですけどー、出も言えない)
「あと、5分」
「そんなに慌てるな!」
諦めた私はとりあえず、ゴミを集めながら様子を見ることに。
居室に置いてあるゴミ箱を集めてるとき、その利用者さんと目が合いました。
私は何も言ってはいなくても、きっと目が訴えていたのでしょうね。 「着替えましょか?」って
「しゃーしい」
(北九州弁で、「うるさい」)
と、言われてしまいました。
いつもは、機嫌の良い時など「桃ちゃん」と私を呼び、「もう二十歳になったか?」と、しょっちゅう聞かれる。
「桃ちゃんは、お孫さん?娘さんの名前?」って聞いても笑っているだけなんですけどね。
大人しい人がいい、と褒めて下さったり、「もう慣れたな」と励まして下さるのですけど。
思わず、「しゃーしい? 私、何も言ってないよ」と反論してしまったこと、せかしたこと、反省です。
その一方で、利用者さんが臨む通りのペースに合わせていたら、特に食事介助のときなど、スタッフが倍の数、必要になると同時に業務が進まないという矛盾が生じてしまう。いつも「早く」と焦る気持ちと、「何事もゆっくりして頂きたい」という気持ちとの葛藤。
会話が成り立たない利用者さんとも、「ごめんね、急かして」と顔を覗きこんで言うシーンが多くって、駄目だなーと、胃が痛くなりそうな主たる原因かもしれません。(泣)
何故、急にこういうことを書くかといと、「利用者の認知症について地域と情報を共有し…」という項目があり、昨日の昼休み、そのことについて考えていたから。ホームの中はどうなっているのか、ハード面は見学すれば分かりますが、ソフト面は分かりずらい。許せる範囲内で、共有できたら、、、と思いました。
どの利用者さんも一番望んでいることは、「自分のペースで生活したい」だと実感してます。自分が利用者になったら、、、やはり同じことを望みます。ご飯はゆっくり食べたい、歯磨きはもっと丁寧にしてほしい、家の中では素足なので、ソファに座ったときくらい、靴を脱ぎたい、だとか、いろいろ。(靴下のゴムが食い込むのでトイレやソファなどで、そっとゴムの位置をずらしてさしあげているんですけど。あくまで私個人。これも自分だったら、こうして欲しいと思うから)
今からでも、「ここは、こうしてほしい」ということを書きだしておくと将来の為に良いかもしれません。ちなみに母は、「尾てい骨が出ていて仰向けに寝ると痛いので、ドーナツ枕をお尻の下に欲しい」と言っておりました。そういう細かいことは、本人にしか分かりませんので。
「桃ちゃん
」
なんとも懐かしい響き。
桃ちゃんと呼ばれると、桃ちゃん副店長を思い出さずにはいられません。
特にこの、暑い時期になると!
「桃木さんって、すぐランニングになる人?」
と、桃ちゃんを直接知らない「ひらっち」が言った時、吹き出しそうになりました
暑さ、寒さはまず衣類で調整する。
オーストラリア方式を実践している桃ちゃんでした。
続きは、この記事の下に後ほど…ひとまず、朝食♪
すず
2007年8月。 入荷商品が届く屋外(屋根付き)・・すなわちプラットホームでは、桃木副店長が長袖の制服ではなく、黒いランニング姿で作業をしていた。「びっくりした!」と言う私に矢木さんは、「鈴木さんは独身で免疫がないからね。副店長の首にはネックレスが輝いていたよ!」という情報ゲット! それ、どんなの? 見てみたい・・ってところからタイムマシーンで当時の「暑さ対策」を見てみましょ。
朝から暑い。
金曜日の今日は、早朝からお仕事。前回の早番は、火曜日だったから、三日ぶり。
まだ、日が完全に昇ったわけではない?のに、カンカン照りに近い暑さ。乾物担当の私が、干し椎茸や きくらげ~~~になる季節。
まあ、そういう訳で、プラットホームでは、今朝も桃木車副店長は、例の黒い下着姿に。
一瞬、矢木さんのセリフが頭をよぎり、桃木副店長のろくろっ首?に全神経を集中し、目を凝らした。
私の想像とは違い、黒い紐が、まず、眼に留まった。
そして、紐のちょっと先には・・・。
きら~ん
黄金色の大判小判?のような・・・。
これが噂の・・・
矢木さん曰く、
『ネクトレス』 なのねえ~。
感動
桃木車副店長の他、陣山さん、カトちゃんも、その場に居たというのに・・・。
私ったら、噂のネクトレスを遂にこの目で確認できた喜びで、いっぱいになり、つい感激の余り、にっへらあ~と笑ってしまった。
・・・・数秒後。ヤバイ。
事情を知らない男性諸君の皆さんは、きっと、私が桃木車副店長のナイスバディ(nice body)を目撃して、喜んでいると勘違いした筈・・・。
どうしよう・・・。
私は首しか見てないのに。
このことがきっかけで、ちょいエログロッサリー女史代表にされてしまったら。
数時間後・・・。
バックで在庫の確認をしていると、桃木副店長が叫んだ。
「あっ!いたあ~!あのね、ちょっといい?JAあしきたの商品、すべて終売の通知がきたんよ。それで、POPのサイズなんだけど・・・これでいい?うん、分かったア^^*」
なんて、明るい人なんだ。
その直後に、待ってました!の矢木さんがバックへ戻って来た。
「矢木さん、矢木さんっ!私、矢木さんに会ったら、言おうと思ってたんですけど。さっき桃木副店長が、あの例の下着姿になったんですよ!それでですね・・・。
見ましたよお!遂に!ネクトレスを きら~んと胸元に光ってましたっ!」
桃木副店長の・・・ネクトレスきら~ん!
一言、断っておきますが、私と矢木さん・・・及び、POPを作成中の桃木副店長は、同じ場所・・・バックにいました!
離れた距離は、わずか数メートル。
当然、ご本人の耳にも届いておりやす。
「そうやろ?輝いとったやろ?結構、大きかったやろ?今どきの若い子って感じやろ?ウチの息子も3つも持ってるんよ!同じようなのを。
副店長のも、ちょっと、ヤンキーはいっとったやろ?ぎゃはははっ」
POPを作成する手が震える桃木副店長である。
矢木さんに、「ヤンキー」と言われてしまった桃木副店長。どういうわけか、その後は、ちゃんとシャツを着てましたっ!(爆!)
もしかしたら、ネクトレスも、あれが最初で最後の見修めになったやも知れず・・・。
これまた、超ラッキーでした!
更に数時間後・・・。
寒天、椎茸、こうや豆腐その他の盆の催事の発注数のことで、桃木副店長に相談したかった為、探していたが、売り場にもバックにも居ない。
諦めて、カレンダー照会と、前回の発注数と、在庫数を見て適当に発注した・・・その時。
ふと、プラットホームの方を見ると、黒い下着姿の男が!
もしや、又、桃木車副店長が また 脱いだのかも?
そうそう、発注についての質問を・・・!
そそくさと、そちらへ向かうと、そこに居たのは桃木副店長ではなく・・・。
何と前回は、白い下着姿だったハマグリ君だったのだ!
何で、君まで、黒の下着姿なんだ!?
「ふっ・・・副店長かと思った!」
どうしてこうも、このお二人は、見せびらかすのがお好きなんでしょーか!?
目のやり場に困るんだってば!
目の前に広がる光景と、上昇した気温と熱気で頭がのぼせてしまった・・・。
もう、帰ろう。
売場近くで会ったのは、カトちゃん。
ちょこっと話していると、やってきたのは精肉のペコちゃん。
「はいはい。これ、あげるよ」
私とカトちゃんに、ペコちゃんからプレゼント。
手のひらに、二つ乗せられた飴玉を見ると、なんと!
不二家の・・・
「あ~~~っ!」
「ペコちゃんだあ~~~!」
「懐かしいやろぉ」
ペコちゃんは、そういうと、精肉コーナーへ戻っていった。
「ペコちゃんから、ペコちゃんを貰った!」
私がそう言うと、同じくペコちゃんを貰ったカトちゃんも呟いた。
「僕も、つい、口走りそうになった!」
「でも、本人は知らないんだよね!(ペコちゃんってブログで呼ばれてること)」
本日は、最後だけは「ほんわか」と終えることが出来たわ。
鈴木鈴子
追記:実は本日、夜勤です。夕方から翌朝まで仮眠なしで仕事デス。ガンバって今から昼まで寝ます。
桃ちゃん、元気にしていますか? 暑さに負けず、仕事をして下さいね。 すず