日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

海外旅行記 ~デンマーク編♪~

2010-02-23 10:20:10 | Weblog

2008年2月23日。とある街のとあるスーパー物語 発売から早くも二年が経過しました。

本日は、発売日から丸2年という記念日です。

折角だから、私に素敵な感動を与えて下さったとあるスーパーさくらで出逢った人々と過ごした思い出をご紹介しようと…思い立ったのですが。

日常のスーパーマーケット業務から ちょっと離れた 「お休みを頂いて海外旅行へ行ってきたお話」を本日はご紹介しちゃおう♪♪って思います。

ここにはアップしたことがありませんが、初代「とある街のとあるスーパー」ブログで連載したものの内の一部を下記にリンクしましたぁ。

全部で10編ですが、どれも短い記事です。写真もある訳で。

すべて順に読んでいけば、笑えます。ただし、一つの記事でも飛ばして読むと、たちまち意味不明となります・・・・。

コメント欄も合わせてお楽しみ下さい。

2008年2月に台湾、シドニーへ海外旅行して以来の「長期休暇、および旅行記」でした。

一部の人を除き、店長にも社員さんたちにも行先は告げず出発!

それでも 当時から、それぞれに 私のブログをご覧になられていたようで、私が職場に旅行から戻った際の 店長、社員さんたち、そして日清食品のメーカーさんの 「反応」 が とても面白かった事を覚えています。

あ・・・勿論、ブログ読者の方々の、それぞれの想像力も

とある地で オフ会を予定されている方は、特にお読み下さいね。

尚、ここに登場する店長は、本や初期のブログに登場する修ちゃん店長ではなく、異動してこられた店長です。私はもう、さくらで働いてはいませんが、「こだわりの店長」が「こだわりの店」をさくらで展開中のようです。応援宜しくお願い致します。

 

目次タイトル: 以下のタイトルを順にクリックして下さいませ。↓↓

海外旅行記

古城

テラス

人魚姫?

ヨロビア~ンな建物

全貌!

お土産選び

きょろきょろ・・・店長は?

お帰りなさい

お読み頂き、誠にありがとうございました。

いつもはweblogではなく、パスワードが必要な so what? 記事となっておりますが、今回はリンクするために特別に一般公開記事へと再び変更した次第です。

これまでお世話になった方々、この場を借りて、ありがとうございます♪♪

離れていても、ちゃんと覚えています。

これからの人生に多くの幸せが訪れますように。

機会があれば、また、何処かでお会いしましょう~

 

すず

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ゴロ合わせ

2010-02-22 07:56:22 | Weblog

 今日は平成22年2月22日なんですよね。

・・・ということは? 

22222と 「2」が5つもっ!

誰かさんの通知表みたいな数字が並ぶ?

そんなスペシャルな日だったんだ~って気がついたのは、

編集長の日記を今朝、読んでからです。

それまでは全く気付きもしませんでした。

父は昔から、こういうのが好きで切符など、乗りもしないのに買ってきて

アルバムに貼っていたのは私や母だったのですが、

今回は覚えているでしょうか?

もう、仕事へ行ってしまったし。

私は昨日までの早番終了。本日は遅番です。英語を挟んで8日連続出勤の最終日。仕事が終わったあとは、きっとくたくたで、何処かへ駅へ寄り道ってしないなぁ。

2月22日がロゴ合わせが良い日なら、

明日、2月23日も私にとっては記念日です。

2年前にオーストラリアへ旅立った日。(わずか一週間程度の滞在でしたが)

パスポート盗難処理事件が記憶に新しい・・・

帰国の為の渡航書旅行記が別ブログで出来上がったっけ

これ、2年も経過した今も、定期的に まとめ読みされている珍連載記事でしたわ

そして、もうひとつ。。。

2月23日、旅立ちの日は 「とある街のとあるスーパー物語」 発売日だったのです。

発売日当日に国外へ逃亡するという、、、著者の すず、でした

台湾旅行は楽しかったぁ~

(早朝、雪の中、福岡からチャイナエアラインで、台湾経由、台湾一日旅行をしたのち、深夜にシドニーへ。翌朝の早朝 シドニー着。一睡も出来ず、という超ハードな旅だった…)

そして、私にとっては「お庭」の筈のシドニーで

事件は起きる!

 

でも、不幸中の幸いで、「帰国の為の渡航書」の発行手続きの為に訪れた

シドニーにある日本領事館で、責任者に話を別室で聴いて頂き、

「2冊も献本する!」という・・・。

(編集長によれば、普通、置いて頂けないそうです。こういう特別な場所の図書室には! これって凄いことらしいですわ

それから1年以上が経過したのち、オーストラリア国立図書館にも何故か置かれていて・・・

これまた、びっくり!

もし、今後、Goodbook出版から発売される私の本が「オーストラリア関連」のものだったとしたら、そのときは応援宜しくお願い致します。

「とある街のとあるスーパー」とは がらっと雰囲気を変えて、記憶に残る人々を登場させますね~♪

先月も出版社へ直接注文して下さった方々、ご購入ありがとうございました。

心から感謝致します

 

では、貴方も本日の平成22年2月22日の記念日に、何か残してね!

 

すず

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カフェ式 幸せ~ やっと…晴れたね♪♪~

2010-02-20 19:03:48 | Weblog

 海外には人が行きかう路地にカフェが多い。 

オーストラリアへ行くと、テラスと呼ばれるイタリア式建物には、オープンカフェがずらっと並んでいる。

いわゆる通勤、通学ラッシュに 込んでいる。 

朝からカフェでお茶したり、サンドイッチをほおばったり。 日本では、ちょっと考えられない「余裕ある暮らし」がそこにはある。

私の場合、朝からカフェで休憩はなかったものの、お昼に友人とカプチーノは何度も経験した。

日本では無理なのかな。あんなゆとりがある暮らし… そう思いながら、寝床に着いた。

 

 昨日、職場の窓から外を見ると、しんしんと雪が降っている。

「あ! 雪だっ! 雪が降っていますよ! 見えますか?」

今週は穏やかな天候に恵まれる…天気予報では、そのように聞いていたのに、何故か昨日の午前中は雪。

途中、雪は冷たい雨に変わりましたが…。

入浴介助をしながら、何枚も重ね着をしている利用者さんに

「まだまだ2月ですもん。雪だって降りますよねぇ」

「親が寒がりでたくさん着せていたからでしょうねぇ。寒がりで」

と、言いつつ、脱いだり、着たりが一苦労。下着、3枚とか…(苦笑)

それでも お風呂には ゆっくりと入って頂きました。(ほんとは時間を見て急ぎたい気がするものの…)

 

そして今日。 ランチタイムに外へ出てみると、晴れ渡っている!

それに、気が付いた?? 一昨日から夜が明けるのが早くなっているのよ。

自宅を出る時間は真っ暗だったのに、一昨日は、うっすらと周囲が靄の中に見える程度の明るさに…。

春は確実に近付いていますよね。

 

今朝、利用者さんを一人ひとり、起こしながら歩行介助し、トイレ介助、そして更衣を済ませた後、窓辺に座って頂いた利用者さんに話しかけました。

 「見えますか? 外は久々に晴れていますよ!」

 「あら! そうですね」

眩しそうに反射する光を身体に受けていました。 あー外へ連れていってあげられたらいいなぁ。

もう一人の男性利用者さんは、「何も見えん!」 と、つれないお返事でしたが、

「光を身体で感じることはできるでしょ? こんなに暖かいし、眩しいもん」

なんて答えてしまった私。。。 うーーーん。 ちょっといけない対応だったかな? と反省しましたが、ご本人は朝食に夢中のご様子でした。

その後、利用者さんが書いたという詩の朗読を頼まれたりしながら 朝のひとときが過ぎていきました…。(ほんとはバタバタなのよ)

 午後。。。。

ついに、利用者さんと散歩へ行くことに。

病院への通院以来、約一カ月ぶりだとか。(その女性利用者さんは)

「たまには外もいいですね。明るいですね」

と、いいながら、通り過ぎていく人や車を眺めていらっしゃいました。

なんてことはない日常の ひととき。

オーストラリアでは、こんな風に出勤前にカフェ。 お昼にカフェ。

新聞を広げて、或いはお喋りに花を咲かせたり、レポートを書いたり…。

皆、それぞれに 忙しい日常にあって、オーストラリアならではのリラックスできる空間を都会がもっていたことを

(昨夜の「世界歩き NHK観たひと、いる? オーストラリアの第二の都市、メルボルンのカフェでした) 思い出しながら 車椅子の利用者さんと二人…。

しばし、外を眺めていました。

身体いっぱいに光を浴びて。

日光浴よ。日光浴。ちょっと都会の裏側みたいな場所で♪

「あったかくなったら、また、来ましょうね。今日は、日は照っていたけれど、風が少し冷たかったですねぇ」

「ええ、そうね」

ホームへ戻り、ソファで同じ目線でもたれかかり、

「あー、ここからも青空が見えますね!」

「そうよ。何だかいいですねぇ」

なんて、まどろんでいました。 ほんの数分だったけど。(すぐにトイレ介助やミーティングなど、あるからね)

多忙な中、関わりを作っていくことが一番難しいけれど、(どこの施設も、特に入居型はそうだと思う) ほんの1分を大切にしたいと思う。 

日本にも増えるといいね。

カフェ式幸せ。

行きかう人々を眺めて、

外の光をを浴びて、

新鮮な空気を吸って、

幸せだな~って思う ひとときを。

あ・な・た・にもっ♪♪

 

すず

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君がいたから、君がいるから

2010-02-18 10:30:39 | 読書

「酸素!!!」

生まれたばかりの赤ちゃん。

或いは生後間もない赤ちゃんに お医者様が 「酸素!」 と叫んだら…。

甥っ子の出産に立ち会った母は、一瞬、ぞっとした…といいます。

知っていれば、「障害」の文字が脳裏を駆け巡るから。

 

一昨日から今日の夕方からの英語のレッスンを挟んで7日間の連勤が続く、

今朝は、そんな忙しい一週間の、ひとときの休息時間。

何か ノンフィクションが読みたくて、たまたま出逢った本。

「君がいたから、君がいるから」

それが、知的障害を持つ子供と母親、再婚した家族の物語。

綺麗事だけでは済まされない家族の葛藤。

家族だからこそ、語れること。

普通学級か、特殊学級か。

見た目は健常者。

さまざまな場面、、、博多のキャナルシティで利用者さんと一緒に買い物をしたときのこと。

施設の中と外。

この選択で良いのか、いや、いつだって変更可能なんだ…

各章がリアルに迫ってきました。

私が実際に知る、色々な人たちの、さまざまな場面が浮かびながら…。

 

私がここで何かを語るより、まずは読んで欲しい一冊です。

「君がいたから、君がいるから」  松浦美涼 

上記のリンク先から立ち読みもできます(6章まで)

アルファポリスより発売中。

 

すず

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CHAGE ASKA - PRIDE

2010-02-17 22:35:53 | Weblog

なんだか とてもとても長い夢を見ていたよう。異国の地で、部屋の中を真っ暗にして、何度も何度も聴いた曲。 Pride

Askaは間違いなく詩人だ。人生で恐らく一番深く傷付いて、泣くことすら忘れてしまったとき。

何が本当か分からない時がある。夢にのり込んで傷ついて知ることー  (by Aska)

多分、サウジアラビアから母国へ戻ると同時に、不本意にも日本へ派遣されてしまったラミールは、今の私と同じような心境だったんだ。28歳の私は思った。良かった…ラミールに先に出逢っていて。そうでなければ、誰も信じられなくなったかもしれないから。

「ほんとはね、友達なら無条件に相手を信じられる筈じゃない? 疑うってことをしない筈なのよ、本来は。 (少なくとも私は親友のラミールを疑ったことなんて、一度も無かった) でも、今の私は貴方に対してそうじゃないの」

こんなことを言うと、傷付けるんじゃないか。オーストラリアで知りあった友人に…(あの時点では、友達だと信じていた人に) 勇気を出して言ってみた。しかし、返って来た言葉は、とても あっけなかった。

「I know」 (知ってるよ)

「え・・・? You  know??」

You don't trust me.

(自分を信用していないだろう)って、あっけなく言われたとき、この関係は終わりだと思った。

友達って何だろう? 帰国して丸一年。32歳の時も、そう思った。加山雄三が全財産を失った時、蜘蛛の子が散るように友人達が去って行った、と言っていた。世間では偏見が多い身内の病名を告げると、とたんにピタッと友人からの連絡が途絶えた。あの時だって、「きっと何て言ったらいいのか分からないんだ」 と良い方へ考えるも、『面倒だから、関わりたくないから、、、それって、友達?』 とても孤独だった。病に倒れたとき、障害を負ったとき、本人も家族も世間から疎外されたような気分になる。 先が見えない不安との戦い。長いながいトンネル。ずっと抜け出せないのか。自分一人の努力だけでは どうすることもできない。相手あってのことだから。そんなとき、頻繁に連絡をくれたのは、過去に同じ経験をしたことがある人だけだったっけ。

傷付いて、人間不信になり、偏屈になっていくのか。暴走するのか。精神を病んでしまうのか。

それとも すべてを分かった上で、それでも、Hey, 世の中、そんなに捨てたもんじゃないよ、きっと。 諦めたり、ふてくされたりしないで、辛さを経験したからこそ、人に優しくなれるのか。

何処が分かれ道なんだろう。

そんな時、何度も聴いて励まされる曲。 プライド。

何故か、昨日、無性に聴きたくなった。

多分、かずさんが昨日入れてくれたコメントのお陰。

色々と考えさせられました。「友達って?」 「本当の優しさって?」

人間、負の部分は誰にでもきっとある。

28歳。 32歳。

トンネルを抜けるのは 辛かった。でも、文豪達が言うように、必ず夜は明ける。

明日も元気で頑張ろうね。

そして 出来れば人には優しくありたいね。

 

すず

 

人を信用できなくなってしまった人へ

いっぱい傷付いたんだよね。私だってそう。

One relationship shouldn't stop me starting with another. 頭の中では、そう思う。でも、実際には難しかった。そうだよね。簡単にふっきれたなら、人生もっとスムーズにいくだろう。でも、きっと本気で飛び込めた青春時代は、それなりに意義があることだろう。 多分、何もしないで怖気ずいているよりは ずっとマシな生き方なんだろう。

人生って面白い。色々あるから面白い。そうだよね? 十代から二十代初めの私は、世界中にたくさん観たい物がある、会いたい人がいる。友達は? と聞かれれば、I love to meet new people and make friends. There is a lot to see, and a lot to visit! と答えていた。 しかし二十代も後半になると、夢と好奇心だけではなくなる。いつしか自分が答えを求められる側になるから。そして人生、色々体験して心の傷もより深くなるから。

今は「友達は何人?」 と聞かれれば、「親友は一人」って答えている。自分にとっての親友は、自分自身。 自分で自分を裏切っては駄目。嫌いになっては駄目だと思う。冗談で、「私って全てがダメだわ~何ノ取り柄もない」なんて言っても、本当は心の何処かで自分を信じている。私は大丈夫。きっと立ち直れる!

 思うようにはいかないもんだな。

このフレーズで始まる Chage & Aska の名曲、プライド。

この一曲でファンになったといっていい。

アルバム曲です。きっとチャゲアスのファンしか知らないと思う。 シングルカットされていないから。でも今夜、是非、聴いてみてね。 特に この曲が生まれた年に、まだこの世に誕生していなかった世代へ。 名曲です^^

 

旅立ち。。。 飛鳥は、私は、あなたは何処へ行くのかな? 最後に、もうひとこと・・・年齢を重ねることは、決して悪いことじゃないよ♪

 

 CHAGE ASKA - PRIDE

 

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愛情いっぱい貰ったよ!~すずのバレンタイン~

2010-02-14 22:47:13 | Weblog

 今日はバレンタイン でも、その前に驚きのニュースから

冬のクリスマスコンサート以来、障害者地域活動センターの利用者さんにバッタリ会いました!! しかもバスの中で♪ 

「すずさんっ! すずさんっ!」

と元気な声がするので横を見ると・・・

「おお~~っ! **さんじゃないっ! 元気だった?」

「はいっ! すずさんはグループホームから?」

なっ・・・なんと、私がグループホーム勤務だと話したことを覚えていてくれている!!

感動~

あのときも、コンサート終了後、同じバスで帰ったんだったね。

お母様とお食事の帰りだとか・・・。「みんな元気にしてる?」と聞くと、「それが冬のコンサート以来、センターへ行っていないんですよ・・・。18日に行くことにしています」

というので、これまたびっくり! 「みんなに宜しく~」とメッセージを伝えると、

「はい。すずさんに会ったって話しておきますね」

と、ニコニコ笑顔で別れました。いや~あんなに嬉しそうに再会を喜んでくれると、生きてて良かったって心から思いますね。利用者さんたち、素直で大好き

そして・・・昨日もバスの中で、驚いたことがあったのです。

出勤途中、「ここに座って!」と知らない女性から声をかけられたと思ったら・・・

「まゆみちゃんでしょ?(まゆみ、が本名)」

一瞬、え? と思いました。母くらいの年代の女性で・・・あ・・・・もしかして・・・・

「**先生ですか?」

「はい」

「え~~~っ!」

なっ・・・なんと、私が小学校1、2年生時の担任の先生だったのです。お会いするのは20年ぶりくらい?? 

「面影があるからすぐ分かった。変わらないね~」

名字ではなく、下の名前で呼ばれたことにも驚きましたが、先生って、ここまで覚えているのね・・・って感動的でした。色々とお話しましたよ。最近の近況などなど・・・。

「介護士? まゆみちゃんは優しいから、ぴったりな仕事ねぇ」

と言って下さって、嬉しかったですが、小学生の頃の私って、ただ単に大人しいだけで、あの頃の自分が優しいなんて言えたのだろうか・・・? と考えて・・・あ、それは現在も言えますが。(苦笑)

「今度、**(地名)で、お茶しようね!」

「はい、是非っ

先生とお茶? したい、したいっ! 先生、生徒の関係というよりは人生の先輩として・・・色々とお聞きしたいことも たくさんです。いや~懐かしい。

先生、また、お会いしましょう~ね!

 

そして・・・。

本日のバレンタイン。みなさん、いかがお過ごしでしょう~。

私は父にチョコレートを帰宅後に渡し、父に箱を開けさせ、中身を覗き、

「わ~美味しそうだね~!}

父が3つぶ食べるところを確認した私と母は、それぞれに3つぶ食べました。(爆)

「これからも時々、アッシーくんになってね! という願いを込めてあげるんだから。分かった?」

と言ったら、返事がなかったですが、ホワイトのお返しはいりませんので。(そもそも一度も貰ったことない

 

そして・・・いよいよ本命くんのお話です。

ここからが本題だって!

グループホームでは、バレンタインらしく、3時のおやつは手作りチョコレートでした。いや、チョコフォンデュ。

先輩スタッフが準備して下さったのですが、いちごやバナナ、ケーキをチョコレートにつけて食べるのね。

彩りも綺麗で、「うわ~ 素晴らしい」と思いました。

これらは利用者さんの為に準備されたものだから、当然、スタッフはいつも食べないのですが・・・・。また、そのことを利用者さんも分かっている筈なんですが・・・・。

「食べなさい!」

101歳のおトキさん(仮名)の第一声で、幕は開きました。

「これには私は手をつけてないから、貴方が おあがりなさい」

「おトキさん、私はもう、あちらで頂きましたよ。これはおトキさんの分ですから、遠慮なさらずに、どうぞ!」

「これは私のだから、誰にあげてもいいんよ。誰にも文句言えん。いいから、おあがりなさい!」

おトキさん、とても熱心に私にご自分の分を分け与えようとします。

「(仕事中だから、食べる訳にはいかないとは言えず、、、、) もう、あちらで頂きました。私の分は、ちゃんと他にあるんです」などなど・・・・延々と続く・・・・。(困ったわ

ここで、先輩から、「おトキさんが喜ぶなら貰って食べてもいいよ」 と助け舟。・・・・というわけでして、おトキさんに勧められるがままに、一つだけ、頂きました。 すると、すっごい笑顔のおトキさんです。輝かんばかりの…笑顔。

あー良かった・・・喜んでくれて・・・と思ったのもつかの間・・・。

「もうひとつ、おあがりなさい」

(え?)「たった今、頂きましたから。ありがとうございます」

「もっと食べなぁ! ひとつじゃ足りん」

「いえいえ、もう充分、頂きましたから」

「あなたが食べにゃ、私も食べられんから。もうひとつ、おあがりなさい!」

そこで、納得していただく為に、もう一つだけ・・・。

「もっと たっぷりチョコレートをつけて、食べんと! 食べなさいというときに、食べんと、げんこつで叩くよぉ~、これは冗談。いいから、食べなさいっ!」

「はぁ・・・・

そこで、様子を見ていた二人のスタッフが、順番に、

「おトキさんっ! 私は? 私も頂いてもいいですか?」

「おトキさん、私は? 私は? わたしわぁ~???」

・・・・と何度か声をかけ・・・・

おトキさんったら、何故か他のスタッフの顔を見ないようにして、完全無視!

その一方で、更に熱烈に切羽詰まった感じで私に もっと食べるように勧めるおトキさん!

ここで この様子をじっと見ていた他の利用者さん達もスタッフも大爆笑

周囲の笑いの渦に、ようやく他のスタッフと目を合わせたおトキさんの一言。

「あんたたちは、この人が食べ終わったあと!」

この台詞に、またまた爆笑。

おトキさん、お見事です!

隣で見ていた男性利用者さんが、

「この人(すず)はおトキさんの ひ孫だからね」

「じゃあ、私は?」

と他のスタッフ。

「この人が ひ孫で、 貴方は孫」

「そんなぁ。鈴木さんの方が私より年上なんよ!」

「へ? そうね!?」

 

昨夜は、「あなたがここに泊まる(夜勤)なら、私は(自宅へ)帰らんで、ここで寝る』と言っていたおトキさん。ずっとずっと元気でいて下さいね!

一年分の愛情たっぷり頂きました。

素敵なバレンタインをありがとう~

 

すずより

 

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最新記事は3つ目です^^

2010-02-12 13:02:07 | Weblog

読みやすくするために、本当は本日、夜中の2時頃に書きあげた作品を「最初に」

最新記事を そのひとつ下の「3つ目の記事に」移動させております。

読む順序と致しましては、「最初の記事」

バレンタイン☆ローズ  (1)

その記事のリンク先の記事2つ。 バレンタイン☆エンジェル(2)  

→ 私をドライブへ連れてって♪  (3)

最後に 「3つ目の記事」

はっぴい ばれんたいん ~おトキさんの名のごとく!~ (4)

ここで とりあえず完結です。 (それでも意味が分からない場合は筆力の無さです。申し訳ありません) すず

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バレンタイン☆ローズ (バレンタイン特別企画ってことで)

2010-02-12 13:02:00 | ショート ショート

「みっちゃん、お届け物だよ」

私は頭から布団をかぶり、眠ったふりをしてしまった。何度、声をかけられても電話には出ないと決めたのだ。そのように伝えて欲しいと下宿先のおトキさんには何度も頼んでいるのに、彼に対して情が深いのか、おトキさんは朝から何度も・・・・いや、一週間前から幾度も私の部屋を覗きに来ては、彼からの電話を繋げようとしてくれていた。おトキさんは、私にとっては母親的存在だ。高校を卒業後、都会に出てきた私の他にも3人の大学生を下宿させている。面倒見が良い働き者かあちゃんだった。おトキさんの言うことなら、実の母親よりも素直に聞ける。そんな私でも、今回だけは駄目だった。あの裏切り者! 心の中で何度も叫ぶ。絶対に許してなんかやるものか。何度、電話してきたって駄目なものは駄目なんだから! 独りでコンクリートの街へやってきて、ちょっと心細かっただけなんだ。最初に優しくされて、気を許した私がバカだった・・・。初めてのボーイフレンドに出来るだけの罵倒をあびせ、きれいさっぱり忘れたい。でも、どういうわけか、おトキさんは、私と彼の仲を取り持とうとした。

 「抱き合うといっても、いろいろあるさぁ。相手が飛びついてきたのを支えただけだって、そう見えるだろうに。彼に会って、直接聞いてみたのかい? 彼はとてもみっちゃんのことを大切に想っていると思うよ。きっと彼が心から抱きしめたいと思うのは、みっちゃんだけだよぅ! 私はそう思うよ、うん」

昨夜も ふて腐れて寝ている私の枕元で、おトキさんは優しく私の頭を撫でながら、ぽつりぽつりと話しだした。おトキさんが結婚した旦那様の場合は、ほんとの浮気だったけど、浮いた気分になることだって男には たまには! あるらしい。でも、みっちゃんの彼はそうじゃないだろうにテニス界のプリンスだから、ファンが追っかけし、彼を取り囲んでいてどうしようもなかったんだろうよって。私はそういう問題じゃないと思うけれど、いつも笑っているおトキさんも旦那さんのことで苦労したんだ私なら離婚届けを差し出しそう。どうしてこんなに寛大でいられるのだろうとヘンに感心しながら いつのまにか聞き入っていた。

 「みっちゃんは、今、いくつだっけ?」

 「19歳」                                                                                 

 「まだまだ若いねぇ・・・」

そう言ったおトキさんの声は、何故だかとっても寂しげだった。いつまでも目を合わせないでいるのが段々申し訳なくなってきて、布団の隅からそっと、おトキさんの様子をうかがい、いつの間にか起き上がっていた。

 「おトキさんだって、若いよ! 朝からずっと働いて・・・大学生の私達より元気だもん」

おトキさんは、ふふっと笑みを浮かべ、「おや、やっと顔を出したね!」というと、私のおでこをちょこんと突いた。

「ほら、見て御覧!」

おトキさんの目線を追うと、両手で抱えるのがやっと! くらいのバラの花束が、いつの間にか私の本棚の横に飾られていた。

「どうしたの、これ?」

「みっちゃんの彼が届けてくれたんだよ。早く元気になって、テニスコートへ戻ってきて下さいって」

「・・・・・・」

「みっちゃんの彼のファンって人が、飛びついてきたのを支えたら、みっちゃんがドアを開けて入ってきて、血相変えて駆けて行ったけれど、かえって良かったって言っていたよ、彼。その時、はっきりと分かったんだって。みっちゃんは特別だって。きっかけが出来て良かったって。明日にでも、彼に会っておいでよ、ねっ?」

私は即答できず、しばらく黙りこんでいた。そんなこと・・・おトキさんに告げるなんて・・・恥ずかしいじゃない。でも、何故だか とっても嬉しい。

「みっちゃんと彼には、ぜひとも仲直りしてほしいよ。このバラのお陰で私も喧嘩中だった旦那様と仲直り出来たんだよ。どうしてだか分かるかい? 最初はね、この花束、キッチンテーブルに飾っておいたの。何度、みっちゃんに声を掛けても返答がないからねぇ。昨夜、遅くに帰宅した旦那様が、バラを見てね・・・誰からだって。ちょっと妬いたみたいだったよ。みっちゃんの彼からだって言ったら、なんだ、そうかって。私達こそ、これが何度目の夫婦喧嘩って思うけど、お陰さまで仲直りするきっかけになったよ。ありがとう、みっちゃん。そして今度は、みっちゃん達の番だよ!」

仲直りの「きっかけ」・・・かぁ。私も少し、いや、とっても頑固になりすぎていたのかもしれない。そうだ! このバラに賭けよう。もしも、このまま放置して、枯れずにドライフラワーになったら・・・・。二人の仲は永遠かもしれない。そうしたら、許してあげようかな。そしてもう一度、先輩、後輩から始めよう。

「うん、分かったよ、おトキさん。後で彼に電話してみる!」

「みっちゃん、良い子だね。でも、今すぐ電話しなきゃ!今日が何の日かしってる? おばちゃんも時代に乗り遅れないようにデパートで買ってきたよ、これ!」

おトキさんがポケットから取り出したのは、チョコレートだった。

「若い人は、チョコレートを渡すんだって? バレンタインだとかって日、今日じゃなかった? それに古い洋画でダンディな男が金髪の女性にバラの花束を手渡すシーンを見たことがあるよ。みっちゃんの彼って、イキなことするねぇ!」

そうだ! すっかり忘れていた。今日はバレンタインデー。海外では男性から女性へバラの花束を渡すらしいけれど、私の王子さまはきっと、お見舞いのつもりでバラの花束を届けただけで、バレンタインって意識、無いんじゃ・・・・。私は頬が次第に火照ってくるのを感じた。つい先ほどまでは、起き上がろうとすると、あんなに重かった頭も軽くなり、心はすでに彼へと向かっていた。窓から差し込む光が眩しい。

「おトキさん、私、彼に会ってお礼を言ってくるね! 仮病だったって、心配かけて御免なさいって謝ってくる!」

ベッドから飛び出した私に、おトキさんは慌てて言った。

「仮病じゃないだろうに。恋の病だよ!」

私は一瞬、ぽかんとしたが、今回は素直に認めた。

「そうだね。立派な病気。しかも、かなりの重症だったね?」

私と おトキさんは顔を見合わせて大笑いした。彼は今頃きっと、とっても耳が痒いに決まっている。彼に会ったら、一番に言おう。来年もバレンタインを一緒に過ごせるといいね。勿論、再来年も、ずっと、ずっと・・・・何年先も・・・・。

 

おわり

 

 

バレンタイン☆エンジェル  ← このお話の『続き』は、こちら

私をドライブへ連れてって♪♪  ← 更に『続き』は、こちら♪

尚、これらのお話は すべてフィクションです。即興で一気に書くので内容的にも文法的にも未熟というか、めちゃくちゃでしょうが、多目に見て下さいませ。

私はバレンタイン当日、仕事ですが(遅番) 皆さまは特別なひとときをお過ごし下さいね♪ 皆さんのバレンタインの思い出、明日の予定、そっと・・・? 教えてね。私にとって一番のバレンタインの思い出は、やっぱりあれだな・・・。

エピソード その1  

西村チーフ: 「すずさん、チロルチョコ、ありがとう」

すず: 「どういたしまして。西村チーフ

 

エピソード その2

すす: 「南副店長、ハッピーバレンタイン!」

南ちゃん:「えっ? 」 (ここで、一気にテンションが上がる)

すず: 「はい、これ!」

南ちゃん: 「あ・・・・(汗 (ここで、一気にテンション下がり、慌ててチロルをポケットにしまい込む)

すず: がーーーーん!!!

 

後日談。。。さくらの更衣室にて。

惣菜スタッフ 「南副店長、何をそんなに期待しとったんかねぇ・・・?」

すず 「ほんとですねー」  

それでは素敵なバレンタインを♪

 

 Bye for now  すず

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はっぴい ばれんたいん ~おトキさんの名のごとく!~

2010-02-12 11:09:51 | ショート ショート

 「あら! 可愛いわねぇ。何処となく みっちゃんに似ているわ」

 おトキさんは一歳になったばかりの沙希を抱っこし、まるでおトキさん自身が童に戻ったかのように微笑んだ。まさか、学生時代お世話になったおトキさんに、私が高齢で授かった沙希を抱いてもらえる日が来るなんて・・・。『あの頃』の私は露とも知らずにいたっけ。学生時代を過ごした下宿先の玄関と、チャイムを鳴らすと同時に駆けてきたおトキさんを代わるがわるに眺めながら、想いを馳せた。

 おトキさんの息子さん達が結婚後、それぞれに独立し、空き部屋が増えたから・・・と下宿屋さんを始めたおトキさん。恋する学生だった私をいつも、温かく見守ってくれていたおトキさんは私にとって母親同然の存在だった。後に主人となったテニスコートの彼と私は日頃から仲が良かったが、一度だけ、私が独り相撲をとって いじけていたことがある。若かった私は、『彼とはもう二度と会わないんだ!』 なんてホントは大好きで忘れられないくせに、強がって一週間もふて寝していた。あの時、おトキさんが二人の仲を取り持ってくれなかったら、今、こうして沙希の笑顔を皆で囲んで眺めることもなかったのだ。

 何故って・・・・。おトキさんがいなければ、私は主人とゴールインしてはいなかっただろうから。当然 沙希だって、この世に誕生しなかったことになる。

 人の縁って不思議だ。人の運命は更に不思議だ。人、ひとりの誕生までも と・き・として 大きく左右する。おトキさんの名のごとく!

 私と主人は勧められるがままに、懐かしいキッチンへ通された。ガスコンロがオール電化になった以外は、小窓に置かれた鉢植えも、壁に掛けられた小鳥の絵も、何も変わってはいない。年季が入った鍋がずらっと棚に並んでいる。あの鍋でスープを作ってくれたおトキさんの慣れた手つきが ふっと映像のように浮かんでは消え、懐かしさが込み上げてくる。そして何よりも変わらないのは、おトキさんの大河のようなすべてを受け入れる笑顔。今年79歳になるおトキさんの顔はシワこそ深くなっていたが、人間味も年輪と共に深みを増したように似合っていた。私もおトキさんのように年齢を重ねたいと思わせる笑顔。。。

 私たちはおトキさんが作ってくれた牡丹餅を食べながら、昔話に花が咲いた。私の膝の上でガラガラを振ったり、画用紙にクレヨンでグルグルと円ばかり描いて大人しく遊んでいた沙希も、時折、退屈しては ぐずる。そんな時は、おトキさんが すかさず沙希を抱き上げた。『私が若い頃は抱き癖がつくから、泣いてもすぐには抱かない方がいいなんて言われていたけれど、そんなことはない。幼児はしっかり母親の腕の中で抱きしめられてこそ、安心して大きくなれるのよ。きっと成人するころには立派に自立していくことでしょう。貴方達のような、いつでも帰ることが出来る温かい心の故郷と呼べる両親がいれば・・・』 おトキさんの話は私達夫婦の心に、ひと雨ごとに温かくなる春の日差しのように優しく届いた。

 「そうですね。いっぱい、いっぱい、この子を・・・沙希を抱きしめようね!」

私達夫婦はどちらともなく顔を見合わせ、幸せに包まれる。沙希、この世に生れてきてくれて、ありがとうね。とっても感謝しているよ。私たちは沙希が40歳になるまで沙希の成長を見届けられないかもしれない。でも、きっと誰かが見守っていてくれるよ。私達にとって、おトキさんがそうだったように・・・・ね。だから、安心して大きくなってね! 母親である私の心の声。一歳の沙希に・・・いや、大人になった沙希に将来届くだろうか。そうであってほしい。

 「道子、そろそろお暇しようか?」

 「あら? もうこんな時間? おトキさん、長々とお邪魔しちゃって。つい、居心地が良いものだから。もう、おいとまします」

おトキさんは、「あら、そうかい? 今から何処で何を食べるのかい? へぇ~中華料理かい! それはいいねぇ。ところで昨日は東京のどの辺りを観光したんだい? 上野動物園かい! それはいいね。パンダが可愛かっただろうねぇ」

・・・・・・と、先程から幾度も同じ質問をしては、今回初めて聴いた話のように驚いてみせた。嫌、実際に今のおトキさんは、私が何度、『上野動物園へ行ってきましたよ。今はパンダは居なくなったんです』、と答えたところできっと、『初めて聞く話』なのだろう。昔のことは昨日のように良く覚えている一方で、ほんの10分前に話したことは、すでに忘れていた。

 「ずっと下宿屋を続けていきたかったんだがねぇ。半年前に、家賃を頂いていないと学生さんに言ったら、両親が連れ去ってしまってね。それ以来、一人、また一人と居なくなってしまって…もう誰も入居しないんだよ。これも時代の流れかねぇ。贅沢な暮しに慣れた若い人たちは下宿なんてしないのだからって息子に言われるんだよ」

金銭トラブル・・・・、もしかして認知症? という疑いが脳裏をよぎる。ふと、キッチンの隅で黙って話を聴いていた同居のお嫁さんの困ったような視線とぶつかった。そうか・・・・。だからおトキさんは下宿屋さんを辞め、住み慣れたこの場所で、息子さんご夫婦と同居を始めたのだ。

 「あなた! ちょっと待っていてね! この辺りに今もお花屋さん、あるかしら? ほら! 貴方がバレンタインの日に・・・」

ここまで言いかけた私を驚いたことに、おトキさんが 「そうよ! みっちゃん!」と叫ぶが早いか遮って、階段の踊り場まで丈夫な脚で降りて行った。身体の方はまだまだ元気なようだ。吸い寄せられるように、私も踊り場まで降りていくと・・・。

 「ほら!」

白い花瓶いっぱいに飾られていたのは、あの・・・バラの花束だった。きっとそうだ。鮮やかなピンクと赤だったバラの花は、今では赤茶色のような褐色の色をしていた。それでも、まぎれもなく主人が19歳の私に初めて贈ってくれたバレンタインプレゼントだった。 『綺麗なドライフラワーになったら、きっと私と彼はゴールインするよ』 冗談交じりに言った私の台詞が現実になって、目の前に広がっていた。

 「みっちゃん、これ、何輪か持っておいき! 幸せのおすそわけ」

 「そうですね、おトキさん。私、今から花屋さんへ走ろうかと思ったけれど・・・そんな必要もないみたい。ハッピーバレンタイン、おトキさん!」

 「はっぴい ばれんたいん、みっちゃん、旦那様、そして沙希ちゃん!」

人の記憶はすべてが永遠ではなかもしれない。それでもバラは覚えている。それぞれの 人の 生きざまを。 そして 人の温かさを・・・。

 はっぴい ばれんたいん!

 

おわり

 

 

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いつの間にか3万アクセス・・・

2010-02-05 23:35:32 | Weblog
気が付くと、3万アクセスを超えていました。
ありがとうございます。

今、仕事はフルタイム(残業や早出もあるので、いっぱいいっぱいの状態です)と他にもいくつか 掛け持ちなので、ブログを書くためには4、5時間の睡眠時間を削るしかなく・・・ネットはしばらく無期限でお休みしたいと思います。20年近く前のように、お互いの顔を見て、コミュニケートすることに全力投球しようかなって単純に思います。
(仕事もプライベートも)それでは、お元気で

すず
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