日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

「読んだよ!」

2008-10-20 00:57:56 | Weblog

店長室の扉は、いつも開いている。

店長が『元気がない康永君』を個人的に呼び出し、『何かあったのか!?』心配して話を聞くときと、

『すずが埃を舞い上がらせながら、店長室の前をホウキで掃く時』以外は・・・。

更衣室で着替え、バックへ急ぎ、プラットホームへ行くと、カット台車にはカップラーメンが積まれている。桃ちゃん副店長か、カトちゃんが積んでくれたのだと思うが。

そうそう、9月からは、桃ちゃん副店長に加え、懐かしの南チャン副店長もさくら通り店へ やってくる!

新店舗オープンまでは、店長と共に、二階の準備室に居るらしいから、毎日、覗いてみるつもりだ? あちらは、私を見かけたら、きっと、逃げ出すだろうけど。  (ブログネタは御免!!) 昔、懲りているだろうから。

南副店長って、どんな人??

とっても お茶目で、可愛い人!

是非、彼が主人公の短編読みきり!『俺、ミナミ@_@』をご覧下さい!

http://blog.goo.ne.jp/supermarket_2006/d/20070309

そして・・・。

是非とも、南チャンをMVP待遇で迎えたいものだ。

南副店長へ;お餞別^-^:

http://blog.goo.ne.jp/supermarket_2006/s/%C6%EE%C9%FB%C5%B9%C4%B9%A4%D8%A4%AA%F1%B4%CA%CC

出勤一番に、プラットホームからラーメンを乗せた台車を引っ張り店長室の前を通りかかった。

ちらっと、店長室の中を見ると、同じく私と同時に出勤した店長が、私が先ほど渡したファイルを熱心に読んでいる最中だったのだ!

(えっ?!店長、早速、読んでくれている!!しかも、最後の一日で忙しい日なのに・・・出勤して すぐに!!)

  感動!  

すず、もう何も思い残すことはない。

今すぐ気を失っても後悔は・・・する!

世界中の誰よりも大切な甥っ子の・・・ゆうちゃん!をもう一度 抱きしめるまでは・・・死ぬに死ねない!

店長、かなり真剣な顔をして読んでいたけれど・・・。

最初の手紙を読んでいたのかなぁ。

あの2ページ以外は、はっきり言って、すべてギャグだ!

いえいえ、『お別れの時。。。西村チーフ(涙)』はギャグではない。シリアスだけど・・・http://blog.goo.ne.jp/supermarket_2006/m/200703

私が最初の台車の荷出しを終え、末永さんと矢木さんと共に、店長に挨拶をし・・・。

そして、再び売場へ戻り、荷出しを再開し・・・。

発注をして・・・。

月間奉仕、くらしの応援歌のPOPを外して周り・・・。

バックでゴミを片付けていると・・・。

店長室の中から、声がした。

鈴木さん、ちょっと!」

ドキドキしながら、店長室を覗くと・・・。

ちょっと読ませてもらったけど・・・。

 面白いねーっ!! 

大変 興味をそそられる!(爆)

ほっ・・・ホントですか??

単純な私は大喜び!

うん。それに、上手く書けているね!

しばし、感動の渦に呑まれ・・・

言葉を失う すず・・・。 

ねえ、ねえ、西村チーフ!聞きましたか?

店長、面白いって、感想を述べてくれましたよ!

社員には、よくレポートを書かせ、店長自身も物書きが得意と噂で聞いてましたが・・・。

その、物書き店長から『面白い!』と言って頂けるなんて~~。嬉しいっ!

店長は、隣の席に座っていたレジ長に、とびっきりの笑顔で・・・しかも、結構 自慢気に・・・『鈴木鈴子・作 店長物語』の話をしていたのである!

レジ長は、

ほお~~~ほお~~~

と、宮崎で たくさん見た、なんとか公園の・・・あの お方達のような表情で、興味津々、店長の話を聞いていた。

一方、店長の右となりに居た桃木車副店長は・・・。

(・・・・・。。。

桃ちゃん副店長が異動になったときには・・・。

桃ちゃんと首に輝くネクトレス』というタイトルで、作成してあげますからね。

 

そして。この日。。。

もう一人、忘れてはいけないのは・・・カトちゃん。

カップラーメン売場へ来て、

「大丈夫ですか?」

と私に話しかけてきたのだが・・・。

「あ~~っ!カトちゃんが、大丈夫じゃないっ!!」

なんと、声が!がらがらで、かすれてる!

「風邪ひいたね。声がヘンじゃない!」

私の心配より、自分自身の心配をして下さいよ。

声だけだから・・・」

と言っていましたが、前日の面談、辛かったでしょうに。

緑の狸部長が面接官だったと聞き、安心しています。

カトちゃんお気に入りの狸部長なら・・・。

店長の理解者でもある!とみた私。

先月、店長が過労でダウンした翌日、狸部長が心配そうに店長室を訪ねてきていたから。

店長が異動になったあと、せめて、さくらが上手く機能するようになるまでは・・・。

どうか、カトちゃんがスタッフ全員と本人と店長の希望通り、さくら残留になりますように・・・。

そして とうとう、退社時間。

でも、帰りたくない。

しかし、残ると店は迷惑。(時給だから)

急いでないよ、今日は」

という末永さんも、私と同じ気持ちね、きっと・・・。

「もう・・・いい?」

と、末永さん。

「はい・・・

と私・・・。

「店長・・・。(もう一度だけ・・・)お世話になりました」

「にこっ^-^

店長は、最後の最後まで笑ってくれた。

「助かりましたね、店長ずっと笑ってくれていたから。どうにか泣かずに耐えられた」

私と末永さんの話をたまたま更衣室で聞いていたレジスタッフ。

店長は泣かんよぉ~~!」

明日も会えるよ、休憩室で!

 店長、お疲れ様でした!

 

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プラットホームにて

2008-10-18 10:24:32 | Weblog

店長最後の日は、私も店長も偶然、午後出勤。

お店が開いている時間は、いつもなら、裏口ではなく、お客さまが出入りする表玄関から2階の休憩室へ向かう。

玄関のすぐ隣が階段だから、その方が更衣室へ向かう私達にとって、都合が良い為だ。

しかし・・・。制服に着替える前に、できるだけ たくさんの人が居ない場所で店長に『手作り本』を手渡したかった私は、裏口のあるプラットホーム・・・すなわち、入荷商品が届く場所へ向かった。

店長は、必ず、ここへ一番に来るからだ。

15分前にプラットホームに到着すると、そこには桃木車副店長と、曽我君が台車に荷物を積んでいた。二人から少し、離れた所にはカトちゃんも居た。

いつもは、こんな時間帯に、私服でプラットホームへ現れない私を目撃した桃木副店長は、

「あっ!こんにちは」

あっ!の声に、一瞬ドキリとしたが、挨拶した後、店長はもう、来ているのか、聞いてみた。

「店長?まだ来てないけど午後出勤だから、もうすぐ来るよ。今、車を駐車場にとめてる所だから、待ってたら、こっちへ来るけど・・・どうして?」

今日が最後だから・・・。私、店長にお話があるんです」

すると、桃木副店長は、手を止めて、真ん丸い目で私を見た。

えっ!?今日が最後??店長に話!?」

何をそんなに驚いているのだろう。

9月1日付けで異動・・・ってことは、店長は今日が『さくら通り店最後の日』の筈。

私、何か間違っているんだろうか?

ちょっと不安になった私は、桃木副店長に念を押した。

だって、今日が最後でしょう?」

今日が最後??」

駄目だ。桃木副店長、まるで初めて聞く話みたいにオウム返しをしているだけだ。

「だって、店長、明日で異動でしょ?今日が最後だから、お話があるんです」

私はもう一度、繰り返した。

店長異動ってニュースはジョークですっ!となれば、どんなにいいだろうか・・・と思いながら・・・。

「な~~~んだ!びっくりした~~~っ!今日が最後で、店長に話がある!なんて言うから。てっきり鈴木さんが今日が最後って言うのかと思った!」

桃木副店長は、やっと事情が飲み込めた!というか、安心したというか・・・。

私が今日で最後??

桃木副店長の思わぬ発想に、今度はこちらが驚いた。

そういえば、南副店長が異動する前日も、これと似たようなことがあったんだっけ。

「今日が最後ですね」

と、高田さんに言うと、

えっ!?最後なの?辞めるの?・・・・あぁ~~っ!びっくりした!南副店長ね!心臓止まるかと思った!」

いくらなんでも、「今日で辞めます!」なんて、突然言ったらお店に迷惑かけるし、無責任じゃない。

私、そんな事、突然平気で言い出すような人に・・・見えるの!?

桃木副店長と、そんな話をしている内に、店長が駐車場から、こちらへ渡ってくるのが見えた!

「あっ!店長、こっちへ来るよ!」

桃木副店長も私に知らせた。みんないっせいに店長がやってくる方角を見て、お出迎え。

いつも居ない人が、こんな所に私服で立ち、店長をじ~~~っと見ているものだから、店長も???はてなマークの表情だ。

「店長、今までお世話になりました。これ・・・手紙と、店長が主に出てくる実話小説を書いたんです。そんなもの、いらないって言われれば、それまでですけど」

ちっとも、ちゃんとした挨拶になってないじゃない!と、自分自身に嫌になりつつも、店長に ずしっと重いファイルを手渡した。

「そんな、いらないなんて・・・。これ、全部??」

最初のページを開いてみた店長は、驚いている。

と、ほぼ同時に、とってもニコニコ。

店長には、ここで働き始めて数ヶ月が経過した時、約10ページの手紙を渡したことがある。

あの翌朝、店長は早朝からハマグリ君にパンの荷出し方法などを熱心に指導し、カトちゃんの事を「カト先生に聞かないと分かりません」といっていたんだっけ。

偶然 通りかかった社員の曽我君の母であり、レジのベテランである曽我婦人に、

「店長!仕事をするのが楽しそうですねっ!」

と、まじまじと見つめられ、その上、ドンピシャと指摘され、一瞬、固まった店長だった。

店長から直接、手紙の感想を聞いた訳ではないが、私には、それが店長からの返事のような気がしていた。

あんなこと・・・こんなこと・・・。

ふとした時に、私の目の前で、走馬灯のように『あの日』が蘇る。

そして、いつだって、泣きたいくらい懐かしく胸に迫ってくるのだ。

今、この瞬間だって・・・。

私の つたない書き物を喜んで受け取ってくれた店長の笑顔も。

やがては思い出に・・・。

私を救ってくれたのは、本当に嬉しそうに明るく笑う店長だった。

「ゆっくり読ませてもらおう!」

そして、もう一つ、言わなきゃいけないことがある。

「ここが舞台で、店長が登場するんですが・・・これ、出版されるんです」

「ええっ!?!?」

店長は、更に驚き、南米の空を照らす太陽のように明るさが増した。

私が4ページのレシピ付きレポートを提出し、3万円の旅行券を業者さまから頂いた時と同じだ。

自分の事のように喜んでくれる。

矢木さん曰く、

自分が個人でもらった お土産や試供品各種をスタッフみんなに分け与える優しい店長!』

君の幸せは、俺の幸せ!

以前にも、本を出版した際、割りと近い人達の一部から、読みもしない内から嫉妬され、嫌味を言われた経験もある私には、どれだけ店長が 心が広く、素晴らしい人なのか、よく分かる。

店長に出会った当初から、(人を見る目がある私・・・?)には、分かってはいたが、ここへ来て、更に店長とお別れすることが名残惜しく・・・。

 

続く・・・

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