先日読んだばかりの調律師の物語が面白かったので、同じ作家さんの小説を早速、借りてみました。羊と鋼の森 宮下 奈都
タイトルにメロディーとあるので、今回も音楽がテーマなのかと思ったら…
自分が全く興味がないお化粧品やメイクの話でした😨
「外見でなく中身で勝負するのが人としての道」だと主張する妹との間には確執が… 同じく母も… 父は家族を捨て、他の女性と逃げたという環境が、この姉妹の関係にふか~い影を… この辺までにしておきましょう。
調律も メイクも(世間一般では大した仕事と見なされない、という点を作者は何度も主人公の口をかりて言わせてますが)職人の仕事。 妹には、「たかが、スーパーで、化粧品を売るくらい誰にでも出来る」と言われ理解されなくても…
正直、私も主人公の妹と同じ意見の人間なので、この小説を通して、化粧に対して違う見方も見せて頂きました、という感じでしょうか~ 塗ると顔が痒くなるし、「男は化粧しなくていいよなぁ」と思ってきたくらいで。ただ、最近は男性の化粧も増えてきたから、何とも言えないですね。
違う価値観を認める、という訓練になる、そんな小説です。あくまで自分にとっては。
こちらは、塩野七生の文献を思い出しました。イタリアといえば古代ローマが始まり。それ以降、ローマは滅びても、なが~い歴史ある国。住み人よりも、家の方が何世代にも渡って存在し、改修工事をすると、壁の中から白骨死体が出てくる・・・なんてことも珍しくない、という話を読みました。
余りにも多くの著書を読み、(勿論、塩野七生さんの、です)どのタイトルの本に書かれていたか、今となっては覚えていない~~💦 塩野さんの本では、妻の浮気がバレて、生きたまま壁の中に生き埋めにされた話でしたが、今回の小説では、妻の恋人がドアごと漆喰で塗り固められてしまうという… 実際に、この小説が書かれた18世紀頃もあったであろう出来事に、背筋が寒くなりました😨
(今年78,79冊目)
ECCジュニアの研修があるため、(6月研修の課題)コメント欄は閉じておきます💦
頂いたコメントのお返事は、明日以降に…スミマセン😢 スマホは持っていないため、承認もパソコンを開いた時点で~になり、遅れがちです。週6日、早朝から仕事のため、早くて夕方以降になります。いつも👍ボタンもありがとうございます💖