3連休中に参加した研修レポです。
Part 1 ECCトレーニングメソッドの徹底
★I know!はCLILの学習理念を応用したコーナーです★
…ということで、今年度4回目かな?の研修内容の内、「保護者の方にも繰り返し、説明してください!」というお達しがあった部分について触れたいと思います。正直なところ、「繰り返し何も見ずに説明出来るほどの域には自分自身、まだ達していない」ので…。書きながら振り返りを行うことで、少しでも自分のものにしたいと思います。
まず初めに、CLILって何? というところから~
Content and Language Integrated Learningのことで、「クリル」と読むそうです。科目内容と言語の学習を統合させた学習形態で、CLIL refers to situations where subjects, or parts of subjects, are taught through a foreign language with dual-focused aims, namely the learning of content, and simultaneous learning of a foreig language. Marsh(1994)と定義されているように、教科やトピックスなどの内容を学びつつ、言語知識や技術などの語学力を高める学習法 (池田真:「英語教育」2013年6月号 大修館書店)
自分なりに解釈すると、英語圏の子供たちは、小中高などで、それぞれ教科を学んでいますが、それらの教科を教える教師は、科目内容を教える教師。
一方で、外国語として英語を教える語学学校の教師。
両方の教え方の「いいとこ取り」「2つの教授法を組み合わせた教え方」それが、CLIL クリル、というわけですね!
次に実際の授業(レッスン)の流れですが…
1 インプットinput(reading,listening)
2 プロセスProcessing (thinking)
3 アウトプットoutput(speaking, writhing)
となり、ECCに当てはめると…
1 Vocabulary Check = input
2 Let's think, Task = processing
3 Task ~ Presentation = output
となります。
今後、授業参観を行うことになるので、その時に説明をしたいと思います。
研修のPart 2 は、「英語教師に求められる英語力」
以前にも書いたと思いますが文部科学省が中高英語教師に求めるのは、TOEIC720以上又は英検準1級。引き続きサポートシステム等について説明があり、今回は「音読」の大切さについて、具体的に教材を使用して体感するという興味深いものでした。
これについては、研修の翌日に実際に初受験した英検1級の時に感じた「不思議体験」をもとにお話してみたいと思います。
設問①の語彙問題が「まるでダメ」だったので、来年6月に再び挑戦するつもりですが、今回、取り上げるのはリスニングについて~です。
色々と地元の書店を巡りましたが、「これ!」と思うテキストが見つかりませんでした。NHKの語学講座は質が高くお値段もお手頃でいいと思います。ネットでも無料で聴けますし。
私が4月から愛用したのは、ECCの高校生・社会人向けのテキスト、中でも「アクセスハンドブック」です。見開き向かって左には英単語が25前後。右には これらの新出単語を組み入れた2つのパッセージ(読み物)があります。辞書なしで読める程度(英検2級程度)なので、音読用にはもってこいのテキストでした。
1 日本語訳に目を通す(省略する場合が多いですが…一応…)
2 テキストを見ずに英語を聴く
3 テキストを見ながら英語を聴く
4 以下、テキストを見ながらシャドウィングを5~6回繰り返す
5 テキストを見ずにシャドウイング
4月から10月初めまで…なので、半年間、週に1~2回、です。本当は毎日やった方が良いのですが、私はこれだけ…。すると、英検のリスニング会場で、かなり長い英文が一回だけ流されるのですが、無意識にシャドウイング(声に出さず)している自分に気付きました。6月に準1級を受験した時は、こんなことは出来ませんでした、というよりしなかったですねぇ。なんだろう…。相当レベルが高い英語で、記憶力もいりますが、メチャクチャ早くは聞こえなかったのは、声に出して英文を読む癖をつけていたからかもしれません。
「音読」が物凄く英語を学ぶ上で効果があることだけは、確かなようです。
昔からよくされる質問に、「石川遼選手がCMしているあれは…本当に聴くだけ、聞き流すだけで身につくか?」
「自分が実際にやったことがないので、何とも言えない」と答えてきました。営業妨害する訳にもいきませんし…。でも、これが ECCのアクセスハンドブックの使い方として、「聞き流すだけでも語学力は身につきますか?」と問われたら、はっきりと
「いいえ。音読してこそ、効果あり」
と、答えます。
中学卒業までに2000語。高校3年卒業までに更に3000語、合わせて5000語(準一級レベル)をマスター出来る赤シート付で持ち運びも便利なアクセスハンドブックですが、残念ながら市販されていません。高校生のみならず、大学・社会人も対象としているコースで使用されているテキストです。興味がある方は、お近くのECC(ジュニアではなくBS)にお問い合わせ下さい~というしかないですが、これに似たテキストとしては、Z会が出版しているものもGoodでした。NHKテレビ大人の基礎英語講師の松本先生が書かれていたと思います。ちょっと文字が小さいのが難点です。
英検の受験会場…準一級と同じ場所かと思ったら、物凄く交通の便が悪い場所でして…治安も悪そうで怖かったです試験の2時間前に自宅を出たので、試験が始まる前には すでに疲れてしまいました。帰りは皆、自家用車でささーーーっと去っていく中、細道を歩いているのは同じ受験者仲間の3名だけ…。いつも受験そのものより、帰り道の方が印象に残ります。社福の雪道もそうでしたっけ…とんだ災難… というわけでして、1月受験は避けて、来年6月を目指したいと思います。 1級は、トイレ休憩が入るのですよー! ビックリです。受験者数は、29名で平均年齢もそれなりに高そうでした…。流石に高校生はいなかったです。リスニングテスト前、「自然現象とはいえ、受験者の迷惑になりますので、くしゃみは しないでください」というお達しがあり、これにもビックリ アレルギー、秋の植物花粉症の方は、くれぐれもご注意を… 試験監督さんは、お二人とも とても親切で音量チェックもしっかりされ、ステキな方でした。 でも 帰宅の途に着くまでには グッタリな自分…。その夜は我慢した分、PMアレルギーが増しました…
では、おやすみなさいませ