ロスナニちゃん、30代。
三人の男の子のママ。マレーシア出身。
マレー語と英語、片言の日本語を話す、陽気で心温かい女の子。
私達は ここ、とあるスーパーで、買い物客と店員として知り合った。
そして、とっても仲良くなった。
そのロスナニちゃんが、日本での半年近くの研修を終え、今朝、マレーシアへ帰国してしまった。
寂しい、悲しい、I miss you,Rosnani,Ruby and Wahyu !!!
そう、ロスナニちゃんだけではない。
彼女が私に研修仲間を紹介してくれたのだが、フィリピン出身のルビーとインドネシア出身のワユも今朝、母国へ旅立った。
なんと、みんな一度に帰国!
「私達と、一緒に行こうよ!」
と、言われて、
「うん、行くね!」
と、いえるほど簡単なら どんなにいいだろうね。
二日前の最後のお別れシーンを思い出し、泣けてくる私である。
なんと、彼女からは、4回もメールが届いた。
国際センターから二度。 福岡空港から。 関西空港から。
今頃、母国に着いた頃かな・・・。
二日前、仕事を終えた後、彼女達と一緒に食事して、御喋りした。
女の子4人、それぞれ出身国も育った環境も違うのに、 なんと共通の話題が多いこと!!
三人とも、私にとって、かけがえのない友人だ。
こんな風に、リラックスして語り合うだけで、楽しい! 落ち着く! 癒されるのだ。
ただ一つ、困ったことは、
「いつ、何年、何月に自分の国へ遊びにきてくれるのか?」
と、具体的な回答を何度も迫ることだ。
わからな~い!休みがな~い!と、答えると、
「あの副店長さん、とってもSWEETで 優しそうだったじゃない!頼めば、一ヶ月の休暇をくれるよ!」
と、いう。 甘い
「ナニ 一ヶ月の休暇辞職してから行きたまえ」
と、なるに決まってるわよ。
ねっ、南副店長!
彼女達との一番の思い出は、私の家へ招待したとき。
三人の女の子のほかに、フィリピン出身のローランドという3児のパパを招くことに。
私を含め、5人で買い物をし、食料品を買い込んだ。
魚屋さんでは、愛ちゃんとロスナニちゃんが息投合!
一番大きな魚を持ち上げ、愛ちゃんとベストショット。
その すぐ後、梅子さんとバッタリ。
「梅子さんも一緒に記念写真、記念写真」
「楽しそうで、いいね~」
と、梅子さん。 写真も喜んでもらえました!
次に会ったのは、矢木さん。
研修生を家庭へ招いたことがあるという矢木さんは、英語にも慣れている。
愛ちゃん、梅子さんも そうだが、すぐ、打ち解ける。
どちらかというと、社員の方が外国人を前にすると固まる傾向が・・・。(職場で英会話 参照)
このとき、撮った写真を後日、南副店長に見せると、
「パソコン買ったんですか。何か、始めるんですか?」
と、何故だか、一オクターブ低い声で尋ね、私を下から見上げるような目線を向けた。
何かに脅えているようだ。
きっと、彼は、こう考えていたのだろう。
(鈴木さんと関わると、何を書かれるか、分からんわい。おお、怖っ)
退職した平っちへの手紙の内容に、南副店長は懲りたようでして・・・。
実は、ブログで紹介した手紙(ラブレター公開!参照)には続きがあり、副店長の話題が書かれてあるのだが、本人が気に入らないようなので、ここでは省いたのだ!
心の中を見透かされたようで、素直にマイプランを述べることは出来なかったのであった。
(職場日記をブログで・・・勿論、副店長も登場することでしょう。ウッヒッヒ)
私って、悪趣味かしら?
さて、話題をロスナニちゃんに戻し・・・。
私達は、買い物の後、バスに乗り、私の自宅に到着。
私の家族に紹介し、写真やアルバムを見せた。
その間、私は急いで夕食の準備。
メニューは、キムチ鍋と手巻き寿司。
ロスナニちゃんたちは、アルバムを見た後、庭に出て、写真を撮ったり草木を眺めたりしていたが、まず、インドネシアのワユがキッチンへやって来た。
「手伝いたいんだけど、いい?インドネシアでも和食を作りたいから」
そこで、最初は巻き寿司の予定だったのだが、彼女の意見を聞き、 手巻きに変更。
全員、食卓に揃ったとき、目の前に並べられた具材を皆、しげしげと眺めていた。
「これ、まだ、途中・・・?」
と、ルビー。
「そうよ。レッツ メイク スシ!」
「オーケー!」
こうして海外からのお客様4人は寿司作りにトライ。
かんぴょうを見て、
「これは何で出来ているのか?」
とか、英語で即答出来ない質問に、多少、おたおたしながらも、 手巻き寿司作りは大いに盛り上がった。
「まず、海苔を広げて・・・ ご飯を乗せて・・・ きゅうり、卵焼き、かんぴょう、しいたけ、サーモン、ツナ、コーンetc 好きな具を乗せて・・・ お好みで、マヨネーズを・・・ 最後に巻き巻きして・・・途中、ぎゅっと、抑えてね、ぎゅっと・・・ 出来上がり!」
一番上手だったのは、男性のローランだった。
ロスナニちゃん、ご飯を詰めすぎ、選んだ具も欲張りすぎ、パンクした!
「あ~あ」
私のアドバイスで?二度目は成功。
それでも、みんなと比べ、一回り大きい手巻き寿司を見て、 ルビーが鋭いコメントをした。
「作った人に似た寿司が、それぞれ出来たね。 ロスナニのは、太めだし、私と すずの お寿司はスリムよ!」
「・・・・」
ロスナニちゃん、ショックです!
しかし、ここは前向きな彼女。
「一番大きな寿司が食べれてラッキーよ」
早くも立ち直ってました。
わいわい、がやがや、賑やかな食事でしたね。
お隣の浦島さん宅にも笑い声が聞こえていたそうである。
「お客様だったの?複数の楽しそうな笑い声が聞こえてきたわよ。あら、外国から・・?私も参加したかったわ」
と、お隣の浦島さん。(近所の浦島さん、もし、これを読んでいたら、コメントさんに、『読んだぜ、浦島』と、御記入願います)
寿司作りに挑戦した時のスナップ写真を渡すと、皆、大喜び!
日本での体験を母国の家族に話すぞーっと、大張り切り。
日本の乾麺やソースなどの食材を 「とあるスーパー」で購入し、母国へ持ち帰った彼ら。
今頃、異国の地での食卓に和食が並んでいるかなあ。
See you again, and I love you all!!!