blank13
残念ながら上映は27日にいずれも終了してしまったようです。blank13は、俳優である斎藤工が、初めてメガホンをとった長編監督作品だそうです。しかも、小倉昭和館のためだけに、映画の冒頭、スクリーンの中でメッセージを寄せており、「僕は小倉昭和館が好きです」等、語っておりました。これだけでも必見!だったのですが、終わってしまいましたね…すでに…もっと早く感想を書けば良かった。
13年前に疾走した父親役をリリー・フランキー。息子役には、あの、高橋一生さん!私は軍師官兵衛で注目しましたが、直虎、わろてんか、いすれも良かった、よかった!なので正直、彼目的で映画を見たようなものです。映画では、もう、どうしようもないダメ父親だと思っていたのに、父の葬儀に集まってきた人達の話を聞くうちに、父親の知らない顔が見えてくる…なかなか良い映画でした。 参列者の中には、福山雅治氏もいて、なんと歌を歌っています。 今後、他の映画館でも上映されることになるのでしょうか~ 実話らしいので多くの方に見て頂きたいものです。
ナミヤ雑貨店の奇蹟
ほんとに奇蹟だわ。まず、西田敏行さんの味のある演技。ほんわかと幸せな気分に包まれてしまいます。1980年代と2012年を行ったり来たり。過去から今へと投げ込まれた「悩み相談」の手紙。西田敏行演じる雑貨屋店主は、店に投げ込まれる悩み一つ、ひとつに丁寧に返事を書き、店先の牛乳瓶入れに入れることが日課。どうやら何か”やらかしたらしい”青年たちは、逃亡中、雑貨屋に逃げ込み、そこで過去から届く悩み相談の手紙を読み… なんと返事を書いていく。 最初から最後までハラハラドキドキが止まりませんでした。物語が進むにつれ、それぞれの相談者、青年たちの過去と未来が見えてきて~ ハートフルな映画です。原作は、東野圭吾氏なんですね。チャンスがあれば、本の方も読んでみたいものです。
君の膵臓を食べたい
友人の勧めで本を読み、映画も丁度、上映されたので、慌てて観に出かけてきました。2本立て900円(映画割引デーだった為)blank13は1100円。3本観ても2000円と、超お得でした。感動しすぎて申し訳ないくらい。原作は、高校生の山内桜良と主人公の僕(名前がずっと出て来ないんです、原作でも。ここが物語の大きなポイントな訳ですが…)二人の学生時代の話でしたが、映画は 「その後」からスタート。しかも、「僕」は高校教師となっている! 図書委員の生徒と話をするうちに桜良を思い出し、過去を語るという物語の進め方。 小栗旬にはまり役な気がしたなぁ。 私の場合、先に小説を読んでいたので、「あ、あの場面は、こう描かれるかぁ~」「台詞もそのまま! あ、ここ、いきなりスイーツですか~ 焼き肉はカットね」みたいな原作と映画の違いを比べべるといった楽しみ方も!
小説のラストはかなり強烈でしたが、やはりここは そのままか…。図書館戦争の時もそうでしたけど、「ここは、原作の方がいい。でも、このシーンは映画の方がいい」映画も小説も、「Enjoy this moment! You should not miss it! Just do what you want to do. Life is short!!!」伝えたいのは、そういうこと、ですよね。そして元気な内に、喧嘩している人、(特に身内)と誤解を解く努力をしよう、会いたい人には合って、伝えたいことは伝えよう、と言われている気がしました。
映画や本を通して様々な人々の人生を共に生きる…まあ、だから読書や映画鑑賞をすべき!なのでしょうけれど。