日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

『人魚の眠る家』東野圭吾 

2024-06-09 13:54:45 | 読書

『人魚の眠る家』著:東野圭吾

プールで事故にあい、植物人間状態になってしまった小学生の娘を巡り、離婚する筈だった夫婦が、別れずに娘のために生きる道を選ぶ…

私は臓器提供すべてに 〇をしているので、(健康保険証)もし、脳死になれば、火葬されて、骨になっておしまい、よりは、誰か、命ある人の役に立って欲しい、と思う人、、昔から…。

それぞれの立場から読ませる筆力は凄い!

考えさせられる小説です。

 

『ネバーランドNEVERLAND』著:恩田陸

久々に読む、スリリングな学園物でした!

男子高校生4人、それぞれに問題を抱え、内、3人は寮生活を送っているのです。

朝ドラじゃないけど、スンとして。周囲の顔色を窺って。自分を出し過ぎず、浮いたりせず、無難に過ごすため…?

そんな彼らが 冬休みとなり、殆どの寮生たちが、実家へ戻った後、彼らだけで自炊して過ごすうちに、段々と自分と向き合うことになり… 良書です👍

大人も若者も変わりはしない、自分たちもそうだったじゃないか、と遠い昔を思い出したりしました。

 

 

『月のしずく』著:浅田次郎

いずれも、日本が舞台の短編集でした。結婚を諦めた男がある日、突然 男と喧嘩別れした美女を背負い、自宅まで連れて帰って世話をして… 

狐が化けて出たんじゃないよね?なんて…違いますが💦

なかなか、心情を描くのが上手い作家さんなので、短編でも長編を読んだかのように感じさせられます。

 

『紫蘭の花嫁』著:乃南アサ

最後に、最後の最後まで、犯人は誰なのか、どういう展開になっていくのか、先が読めなかった小説!

単なる推理小説ではなく、登場人物一人ひとりを丁寧に描かれているため、自分の身に起きた事のように感じられるのです。

ラストには… もう、あっぱれ!としか、いいようがない。

事件は解決した… 筈だったのに… これ以上書くまい。

とにかく、読ませます。先が知りたい! 久々に恐怖を感じつつ、ドラマを観ているような感覚に陥った小説でした。

そして、今、現在、読書中なのが、こちら。

同じく、乃南アサさんによる 『地のはてから 上下巻』

今、下巻の100ページ目あたりです。バス通勤のため、往復する際と、ヴァイオリンレッスンへ行き来する際も、バスの中で読んでいます。それだけでも、結構、夢中になってしまうというか、読めるものですねぇ。

蝦夷地を開拓し、貧しいながらも家族で生きる… 途中、主人公は奉公先でも苦労するのですが…

激動の時代、大正から昭和へ~ そんな時代を懸命に生きた女性の物語。

この先、どうなっていくのか、楽しみです。

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨年末に読んだ、音楽関連の本『50歳から人生を謳歌するギター演奏の勧め』『琵琶に魅せられて』等

2024-06-09 13:32:07 | 読書

 

 

昨年末くらいですが、音楽関連の書籍も3冊ほど、読んでおりました~

フジコヘミングさんが亡くなられ、とても残念でしたが…

92歳で現役ピアニストの方が書かれた自伝です。

弾けもしないのに、ギターの本も借りて読みました。副題に、50歳からの~とあったので。

結局、ウクレレでいいや~となっておりますが💦

3冊目に平家物語で、そういう楽器があるんだと知ったのは小6の時でしたが…琵琶❣

放送中の大河ドラマでも、紫式部(現在はまだ、まひろ)が時々、演奏しておりますねぇ。

弦楽器の音色は良いものです~💖

中原の虹 表紙が最後の4巻しかないな~と思っていたら、ありました!ここに貼り付けておきます。

面白かったわ、この歴史小説👍

浅田次郎さんの小説は、3週間前にも借りて読みました。すでに図書館へ返却しましたが。

その内、記事にもしたいと思います。

Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨年読んだ本 浅田次郎『日輪の遺産』『シェエラザード上下巻』など

2024-06-09 11:51:52 | 読書

 作詞作曲や、ヴァイオリン等、音楽に夢中になるにつれ、読書感想も書かずにいました。一体、いつが最後だったかなぁと、チェックしてみると、昨年! 勿論、ある方に催促⁉され、一部、過去に読んだ本を紹介しましたが…

 かなり中国寄りなところが気にはなりますが、昨年の後半は、浅田次郎作品ばかり読み漁っておりました。その中でも『中原の虹』文庫全4巻❣ とても読み応えあり、歴史小説なので勉強にもなるシリーズ❣ この時代を書いた作家が、そもそもいない?のでは…私は、浅田次郎以外に走りません。歴史好きな人には是非、お勧めしたい長編シリーズです。

同じ著者による、幕末が舞台のこちらも、読ませて頂きました。

 

更には現代が舞台の著書もあります👍

著者自らの体験をもとに書かれたそうですよ♬

 

そして、再び歴史小説へ戻ります~ こちらは、是非ぜひ、ご一読を~

 

裏表紙に或る通りです! 10代の勤労動員の女生徒たちのラストには… 涙なしには読めない…

もし、自分がこの時代に生まれていたら、どのように行動しただろう…と、考えずにはいられませんでした。

もう一冊、浅田次郎作品の中で、忘れられない歴史小説をご紹介。長くなるので、一旦、ここまでにします。

 

実話です。船の名前は変えてありますが。『ジェエラザード上下巻』

儚く、苦しくも、叙事詩のようで、とにかく美しい小説。本好きの方には、この本を読むまで死なないで~とすら思う。絶対、お勧め👍

今回は、浅田次郎作品ばかり文庫で読んだ9冊…一気にご紹介でした。

Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幻庵 上下巻 著:百田尚樹

2024-04-28 22:13:22 | 読書

読み終えてから、すでに2か月以上が経過しており…

実は父が最後に読んだ本が、百田尚樹さんの、幻庵の内、上巻の途中…でした。

職場へ荷物を取りに行き、見つけました。

しおりが挟んであり、まだ、上巻の前の方でした…

それを自分も読んでみたという訳です。

囲碁の知識が全くない自分でも、人生を囲碁にかける情熱がビシビシ伝わる内容でした。

勿論、囲碁のことを知っている人が読めば、何倍も楽しめること間違いなし!です。

ハードカバーで分厚いので、読むのは簡単とは言えませんが。

読書慣れした方に、お勧めしたい、『永遠の0』の作者による名作の一つ、だと思いました。

 

Comments (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金曜日の本屋さん 続・金曜日の本屋さん

2024-04-04 21:27:46 | 読書

「読みたい本が、必ず見つかる!」

それがキャッチコピーの本屋さんが、駅内にあったら…

交通も便利だし、絶対、行きたい!と思いませんか?

書店員が必ず見つけ出してくれる、たとえ、具体的な著書名が分からなくても。

漠然としていても…

 

続編というか、第二弾の方が面白かったかなぁ…

以前、イスラム過激派が日本人を拉致し、殺害した事件がありましたが…

報道がすべてじゃない、そんな当たり前のことを思い出させる内容でした。

ただの青春ストーリーではなかったことだけは確か。

かなり前に(昨年)読んだ本でして、これからここに記事として残していくものは、たまたま本の表紙を写真に収めていたから、書けるってだけですので💦

読みやすい本でした。図書館等で、見つけられた場合は、、どうぞ~🎵

Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『お母さんも留学するぞ』『マンチュリアン リポート』『ダロウェイ夫人』『変身』

2023-02-26 07:27:06 | 読書

その後の読書( ..)φメモメモです。📚

広瀬さと子さんがロンドンへ留学した時期、自分はシドニーの大学院に在学中でした。2000年の頃のお話です。当時の自分は29歳。著者は53歳、半年間の大学入学許可を得るための語学コース中の体験談でした。 到着して数日の内に、スリに貴重品を取られたり、ホストファミリーが両手を広げて出迎えてくれることを期待していたそうですが、そんな期待は見事に裏切られ… それどころか、暖房は切られ、着込んでガタガタ震えながら寝て、(一時帰国した際、寝袋を購入‼) ホストファミリーが先にシャワーした後は、hot waterも出ず、殆ど水風呂!Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン キッチンには洗い物でいっぱい。自分で調理しようにも、最初に皿洗いから、お風呂の掃除もさせられる等々‥‥ 洗濯機は使用させて貰えず、コインランドリー。 そこでは 靴も衣類もごっちゃにして突っ込む英国人の姿に仰天し… (オーストラリアでも靴は洗濯機で洗っていましたね、自分は日本から持参したブラシで手洗い) なんてお気の毒なんだろう、と同情してしまいました。 というのも、自分も似た体験が… 韓国人女性と同居した際、全く同じ悩みを抱えたので。(ホストファミリーはオーストラリア人で、自分と同じ留学生が韓国人だったというだけですが…) 自分の場合は、韓国人女性が引っ越したことで解決しましたが、彼女の場合はホストファミリー! 語学学校に訴え、変えて貰うことに。

その後、半年の内に6回も!引っ越すことになります。最後の最後に日本で暮らしたことがある日本びいきのホストファザーと奥様に巡り合い、やっと落ち着いたという…

表には自分も良いことしか書かないですが、留学生活は決してバラ色ではないですね。色々な人種、色々な人達がいますが、それでも良いこと、楽しいことが多かった留学生活でした。2000年代といえば、今よりずっとずっと世界中が平和でしたし、自国ファースト主義ではなかった。

ところが近年は、日本国内も飲食店等での迷惑行為が増え、殺人強盗事件や路上での殺人事件、虐待が毎日のように報道され… 犯人は全く悪びれた様子もなく… 日本人もここまで落ちたのか…と驚くばかりですが… 

話が思わぬ方向へ… まとめますと、次々と降り注ぐ困難にもめげず、半年間やりきった著者は立派! その後、大学院なのかな、無事、留学したようです。その後については書かれていませんでしたが。今の自分とおない歳で偉い!と感じました。

 

光文社の新訳シリーズで、また新たな作家の小説を知りました。

偶然にも、「お母さんも留学するぞ」を読み終えた後でして‥‥舞台はロンドン!

古典は物語の展開がドラマティックなものが多いですが、まるで現代の小説のように、特にこれといって何か起こる訳ではなく… ただ、登場人物それぞれの心情が語られる小説です。当時は珍しかったのでしょうね。彼女の本をまた読みたいかといわれれば、いいえ、これなら現代の日本の作家の方がいいなぁという印象でした。🙇

 

マンチュリアン リポート 浅田次郎さんの読み応えある小説を再び手にしました🤩

蒼穹の昴の続編、と呼んでも良いかもしれません。昭和天皇から勅命を受け、内部を探り、リポートを送り続けるのですね。それとは別に、爆破された機関車の目線でも真実に迫ろうという… 一人称で書かれているので、最初は機関車だと気付かず、2ページ目に差し掛かった時、「え?まさか? これって機関車が喋ってる?!」

斬新な手法です。歴史の勉強にもなりますし、是非お読みください😉🌠

おっと、その前に『蒼穹の昴』全巻を先に...

 

写真はまだカメラの中ですが、カフカ『変身 その他』短編集。

カフカはフランス人だと勝手に思い込んでいましたが、原作はドイツ語で書かれ、ユダヤ人だったのですね! 有名なカフカですが、実際に読むのは今回が初めて❣ 

『変身』は ある日目覚めると、虫になっていた! 🐜になった主人公と家族(両親と妹、召使)の関係を描いた短編… 自分の家族が虫になったとして、それが家族だと、そもそも気付かないと思うけど‥‥ 突然消えた!と思うでしょうねぇ。 害虫であれば、殺虫剤で、そうでなければつまみ出して… という自分の行為によって、虫はこんな辛い目にあっているんだな、とは思いました。 生類憐みの令が頭をよぎったりして… 

虫が家族の一人だと悟ったとして… 自分ならどう扱うのか? カフカを皆で読んで、感想を語り合うと面白いかもしれないなぁ。特に学校現場で、なんて思いました。

 

ここまで4冊。今はストレスフリーになるにはどうすれば良い?という内容の本を読んでおります~ 祭日も日曜も(今日だけ完全フリーで休み)仕事なので… 頑張らないけど、頑張ってます。昨夜は (平日設定で行けなかった)12月に予定されていた研修が5日の日曜日にあるため(午前は運営、場所を変えて午後は指導法研修の長丁場!)

昨夜は12月以来、新教材のテキストを開き、最初から復習しました。一人で声に出して 周囲が見れば、何???ってなるでしょうねぇ。突然、踊り出したり(苦笑) 頑張ってます、わたし❣ 上手くいくかどうかは別として。

 

今年30冊📚 超忙しいけれど、結構、読んでいるものだなぁ。

そういう訳でしてコメント欄は閉じております。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月に読んだ本 一覧表

2023-02-19 15:29:49 | 読書

 忙しくても移動時間は増えたので、読書は相変わらず続けられています。

ここまで2月に入ってから読み終えた本をざっと書いておきます🖊

 

 まずは昨夜、遅くに読み終えたばかりのフランス文学の大作❣『赤と黒』 死ぬ前に読みたい100冊の中にも入っていた筈です。 ドストエフスキーの『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』に少し雰囲気が似ています。結末も衝撃的で… まさか、こんな終わり方をするとは!とショックでしたが、実話に基づいたお話のようなのです。勿論、実話をベースに架空の土地、登場人物をそれぞれの階級から描き出すという手法。お見事ですよ、古典は読み継がれるだけの理由があると感じました。 文庫の上下巻ですが、630ページもあると、下巻だけで文庫3冊分の分厚さなんです。心して読みましょ~って感じです。(≧∇≦)👍

 

記憶が新しい順に書いています。その前は、フラニーとズーイ 

『ライ麦畑で捕まえて❣』が最も有名なサリンジャーの著書です。翻訳は村上春樹さん。これは読みやすかったですね。 フラニーに好感は持てませんが、他者を批判しながら自分自身は?と、読者に向かってサリンジャーが問いかけている気がします。 

小学校1年生の時、最初に母が買ってくれた本が「安寿と厨子王」でした。

別名、『山椒大夫』 姉と弟、母は別々に人買いに売られ… 悲惨な物語にただ怖かったことを思い出します。ブックチャレンジにも以前、書きましたが…

最後の最後に 盲目となった母と出世した厨子王が再会する場面があり、そこで😢しました‥‥。

 巷では、老後に必要な資金は一人、2000万といいますが、この本ではサラリーマンで2000万、退職金が2000万あれば、充分足りている、とのこと。では、お一人様や自営業は? 6000万以上必要とのこと。(自宅の改装費300万含む。持ち家が無ければ家賃がプラス) 足りない分は…というか、とにかく健康で働けるうちは、65歳でも、70歳でも、75歳でも働こう! それでも足りない分は、生活保護で国民年金の支給額を差し引いた分が貰える、というのが今の日本。ただ、持ち家があれば、北九州市は申請しても却下されるので、年金6万プラス上乗せ厚生年金で、つつましく暮らすことです。自分の場合、化粧はしない、髪は自分出来る、衣類も殆ど買わない、趣味の読書は図書館、食費光熱費以外はバイオリンの月謝が最も高く、それ以外の出費は(交通費は支給されるし)殆ど無いです。「つつましく暮らす」は若い頃から実践中⁉

少ない給料、少ない出費で生きてます。

 

 

宮下奈都 『窓の向こうのガーシュウィン』短編集です。 

もう一冊は 『遠くの声に 耳を澄ませて』どんな話だったか、ちょっと思い出せないですが、良かったことは確か。

 

浅田次郎 『地下鉄に乗って』

現代と過去を行ったり来たり。父に反発する主人公が過去で父と出逢い、そうとは知らずに生死を共にする。親のこころ、子知らず。 またその逆も。 感動の作品でした❣ 浅田次郎さんの小説は、すべて読みたいなぁ。

 

ここで紹介された本の多くはすでに自分も読んでおりました。『カラマーゾフの兄弟』『ガリア戦記』等々。

 

 

『RAIN DAYS』これ、良かったです👍 高校時代、淡い恋心を抱いた相手と、思わぬ形で再会! ラストがハッピーエンドでない点が更に涙を誘うのですが… 主人公の相手の 一部の心情がなんだか自分と共通する部分があり、余計にぐっときましたねぇ。

 これは ザ・ベストテン立ち上げからかかわった若き番組スタッフからベテランへ~ 第1回から最終回までのベストテンランキングも巻末に掲載。 知られざるエピソードや、自分も知っているエピソードなどなど、とても懐かしく読めます。購入して手元に置いておきたいなぁと思ったくらいでした!

 

以上、11冊でした! 駆け足で失礼しまーす。コメント欄は閉じておきます✋

(今年26冊目)

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪と珊瑚と 梨木香歩

2023-01-29 17:33:17 | 読書

 

「西の魔女が死んだ」が代表作です。彼女の作品はどれも、絶望の中にも希望の灯を感じられる点が好きです。 

どんなに主人公がしんどくても、必ず誰かが見守っていてくれる。 珊瑚とは、主人公の名前で、雪は生まれたばかりの娘。 二人を救ったのが、くらら、という 「赤ちゃん預かります」という看板を自宅に出していた女性なんですね。

西の魔女…ではなく、一軒家の修道女⁉

よしもとばなな作品同様、「生きることは、食べること。美味しいものを 誰かと一緒に分け合って食べる。それだけで人は心が温かくなり、生きていけるのだ」ということ。

是非、お読み下さいませ。今の時代に必要な良書です。👍

 

他に、朝ドラにちなんで 旅客機の操縦士日記なる本を借りて読みました。『舞い上がれ』で観ているので分かりやすかったです。著者はJALのパイロットでした。すでに返却したのですが…写真を撮りそこなってしまいました。

『機長たちのコックピット日記』日本航空編 でした! 貸し出し票に書かれてあった!

 

今年15冊、昨年からの通算で237冊

コメント欄、閉じてます~

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すべての雲は銀の…上下巻 村山由佳

2023-01-23 00:56:17 | 読書

良書です‼

人生につまずいた経験が全く無い人なんて居ないと思います。

主人公は兄に恋人を寝取られ、失意のまま友人に誘われ長野県のスキー場宿へアルバイトへ出かけ…そのまま居つくのですね。 大自然の中で、動物たちの世話をし、畑を耕し、地域の人々と関わりを持つ中で、少しずつ自分の居場所となっていく…

そこで関わる人々もまた、それぞれに深刻な悩みや過去を抱えている訳です。

先に著者のエッセイを読んだばかりだったので、作中、ロバを買う!なんて話を読むと、「あぁ、実際に馬を飼ってたものなぁ。自然の中で自給自足の生活をしていた経験が活かされた小説だなぁ」と思う。

庭仕事をしたり、夏場の草取りは蚊に刺されるし嫌だけど、土いじりって、確かに心や身体の異変を正常に戻す作用がある気がします。

学校へ行けなくなってしまった小学生の女の子が駆けこんで来たり、鶏の卵を数えたり、雄鶏に蹴られたり… 学校へ行こうとすると体調が悪くなる子も、農場では元気に3歳児の面倒を見たり。 

学校なんて 行かなくったっていいじゃない! こうした体験から多くを学べるのだから、、、と思いながら読み進め… ラストの方は、あ~~やはり村山由佳!と思う場面がありましたが、まぁ、そこは置いておき…。

今の時代に読むべき一冊かも…しれません~

 

お次は、『能・狂言』 現代語訳をしたのは別役実 谷川俊太郎

能と狂言の歴史については、井沢元彦さんの『逆説の日本史シリーズ』にも書かれていましたっけ。 能は庶民も楽しむもの、秀吉と家康は特に自らも能を演じていたとか。面を使うので、歌舞伎ほどには難しくなく、(表情を作る必要がないため)能の舞台観賞のみならず、演じることを趣味としていた武将もいた訳ですね。 ちょっと怖い話が多い能に対し、狂言は笑い話が殆ど。繰り返しも多く、お決まりのパターンだと知っていて楽しむ、まるで毎週観ていたドリフターズのコントのようです。

 

最後に『古事記』上下巻

5年くらい前だったでしょうか~ 古典の古事記を読もうと、解説付きではありましたが図書館で借りたことがありました。でも挫折! 今回は里中満智子さんによる漫画で描かれた古事記です。

ギリシャ神話にとても似た話も多く、日本という国の成り立ちを神話で綴った、実は面白い内容だったのだなぁと。上巻は、貪欲な神様たちが登場。人がよいと、騙し討ちに合う点も、今とさほど変わらない気がします。ほんと、色々な神様たちがいます。覚えられない… 名前も長くて…

ところで、神様は永遠の命であったのに、何故、神の子孫である天皇は、人のように死を迎えることになったのか? それは、

「妹の他に、姉も一緒に嫁がせよう」という、とある神様の申し出を これまた、とある神様が断ったから。

妹は美しく、姉は醜かった。 そこで醜い姉を里へ帰したら、

「長女こそ、永遠の命を意味する石の神だった。それを断ったのだから、其方はいつか必ず人のように死を迎えるだろう!」という訳。 へぇ~~~ 面白いなぁ~~~

なんというか、「ブスはいや!」という当時の人々の男性価値観がとてもよく反映されているシーンではないでしょうか。人の心の動きなどが感じられ、酷いなぁ~と思いつつも、現代とさほど変わらないのね、古来人の心…と思ってしまう。淡々と歴史を綴ったであろう日本書紀よりは、ずっと面白いでしょうね。🤭 ちなみに日本書紀も挫折した人です。💦 

ヤマトタケルノミコトの話など、武勇伝だけど、父親から遠ざけられ、愛情を受けて育たなかった人という意味で、ちょっと哀しい… ここも印象的でした。

(今年13冊。 そして235冊 Since 2022)

 

 

Comments (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れ ときどき猫背 そして、もみじへ 村山由佳

2023-01-15 18:21:50 | 読書

 

 生まれた時から猫がいて、その猫亡き後も、小学生3年の時に迷い込んできた三毛猫がお産。4匹の子猫の内、一匹とは高校2年の冬まで共に暮らした自分にとって、このエッセイは心温まる内容でした。野生児を感じさせる親と子の 親離れ…というものは、自分の猫の間にはありませんでしたが… 

 村山由佳さんの元夫、自然に囲まれた私生活等も初めて知る事ばかりで (当たり前か!)興味深いエッセイでした。

 

 とうとう、最後まで読んでもハリセンボンは出て来なかったぞ! 

あとがきになって、ようやく…❣🤭

 子供の頃、「嘘ついたら、ハリセンボンの~ます! 指切った!」

裁縫用の針を千本、飲まされるのか!?と勘違いしていた子供でした。

ハリセンボンって、威嚇すると針が立つらしいですが、それほど尖った針ではなく、逆に人間の手には簡単に捕まえやすくなるのですね。

市場に出される時は、丸裸にされて、(針を抜かれて)並べられるというお気の毒な…

だから、逆襲かぁ、と納得!

 

 いきなり名古屋飯巡りから始まり、味噌うどん。。。食べたい! グルメに♨ 旅好き著者による、「仕事で旅も趣味の内」って言ってないけど、そういう声が行間から聴こえてきそうな文章を綴るフリーライター、椎名誠氏って、面白い方ですね。 

まだまだコロナ禍で旅が出来ない今、本を読んで旅気分~ 気楽に手にとって読める点も良いです。

 

(今年に入って計8冊。2022年から通すと230冊🤩)

Comments (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする