健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

オキシトシン

2013-08-02 08:30:15 | 研究
オキシトシンがストレスと関係して、不安や恐れなどを引き起こすことが分かったそうです(Qlife Pro)。オキシトシンというホルモンは、愛情や信頼、幸福などといった感情とリンクし、癒やしのホルモンや愛情ホルモン等と呼ばれることもあり、一般にはプラスのイメージを持たれていました。しかし、オキシトシンがストレスと関係して、不安や恐れなどを引き起こすことが分かったそうです。オキシトシンに反応しないようにしたラットと、オキシトシンに過剰に反応するようにしたラット、通常のラットを、攻撃的なラットと一緒にして社会的ストレスを与え、その後一旦攻撃的なラットを隔離し、6時間後にもう一度攻撃的なラットと接触させたところ、オキシトシンに過剰反応するラットでは、以前の経験を覚えていて、恐怖の反応を見せたそうです。このことから、オキシトシンが過去の社会的なストレスを記憶に植えつけることで、後に同じような状況を経験すると、不安や恐怖を呼び起こすことが分かったそうです。
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