睡眠不足が脳活動の変化を引き起こし、結果として強い空腹感を感じて太る食べ物を食べたいと切実に思うようになる証拠が発見されたそうです(MSNニュース)。これまでも先進諸国での肥満の急増と睡眠時間の減少との間に相関関係があることが指摘され、因果関係は存在すると考えられてきたものの、そのメカニズムはこれまで科学的に説明できていませんでした。今回の研究では、MRI(磁気共鳴画像装置)を使って、睡眠不足の被験者の脳活動における変化を特定したそうです。被験者23人に対して、頭部のMRI検査を2回実施。1回は夜間に十分な睡眠を取った後に、もう1回は夜間に十分な睡眠を取らなかった後に実施。被験者には翌日、80種類の食品の写真の中から、食べたい品目と分量を選ばせ、その間に脳活動を測定。その結果、睡眠不足の被験者の中で、大脳皮質の食欲と満腹感を評価する領域に脳活動の低下が見られることを発見。またこれと同時に、渇望に関連する脳の領域に脳活動の上昇も確認したそうです。さらに興味深い結果として、睡眠不足の被験者が高カロリー食品により強い食欲を感じたそうです。適切な判断と決断をつかさどる領域で脳活動が低下し、同時に報酬に関連する領域で脳活動が増大するという結果は、互いにぴったりと適合しており、睡眠不足と体重増加と肥満との間の関連を説明できるかもしれないと。十分な量の睡眠を取ることは、体重管理を促進する重要な要素の1つになるかもしれないということです。
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