健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

食事制限や運動しないメタボ対策

2013-11-01 08:30:26 | 研究
夢のような薬の可能性が見えてきました。肥満が原因で発症する糖尿病やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を治療する薬の候補物質を見つけたことが発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。 肥満の人では、アディポネクチンという「善玉ホルモン」の分泌が減り、糖尿病やメタボにつながることが知られています。アディポネクチンを薬にできれば糖尿病などを改善できると期待されるが、構造が複雑なため、飲み薬としての量産は難しいのです。研究では、飲み薬として使えそうな数百の化学物質を試し、アディポネクチンと似た働きをする物質を発見したというもの。脂肪の多い食事で太って糖尿病になったマウスに物質を飲ませて、効果を検証したところ、マウスの食べる量や体重に変化はなかったものの、血糖値や中性脂肪の濃度が下がったそうです。また、肥満による筋力低下を抑える効果もみられたとも。心臓病の合併など様々な事情で運動や食事制限ができない人に朗報で、飲み薬を目指して5年以内に臨床試験を始めるそうです。とうとう薬で・・・・・。驚きの研究成果です。
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