健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

救急無人飛行機

2014-11-07 08:30:11 | 研究
心臓発作を起こした人のもとに、生死を分ける発作後の数分以内に除細動器を空から届けることが可能な「救急無人飛行機」の試作機が、オランダの大学に所属するベルギー人学生によって公開されたそうです(AFPBB NEWS)。この無人飛行機は、最高時速100キロで飛行できるそうです。欧州連合(EU)では毎年約80万人が心停止を起こしているそうですが、生存率は8%。この救急無人飛行機は、12平方キロの範囲内であれば1分以内に、除細動器を患者のもとに届けることができ、生存率は8%から80%に上昇する可能性があるとのこと。この無人機は救急サービスを表す黄色で塗装され、6個のプロペラで駆動し、重さ4キロの荷物を運搬可能。今回の場合、運ぶのは除細動器とうことです。無人機は携帯電話での緊急通報を探知し、GPSで現場へ。現場に到着すると、救急医療隊員などの操縦者は、機体に機載されたカメラを通じ、現場の状況を映像で確認し、患者のそばにいる人に指示を伝えることができるそうです。ちなみに無人機1機の価格は、1万5000ユーロ(約210万円)前後になる見込みだそうです。
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