麻疹、おたふくかぜ、風疹を予防する新三種混合(MMR)ワクチンの接種後に熱性けいれんを起こす子どもが少数存在する理由を説明する遺伝子的な手掛かりを発見したとの研究論文が、Nature Geneticsに発表されたそうです(AFPBB NEWS)。MMRワクチンの接種を受けた子ども約1000人に1人の割合で熱性けいれんが発生するそうです。MMRワクチン接種後2週目に熱性けいれんリスクの上昇を示す2個の遺伝子変異の存在が、今回の研究で確認され、これら2個の変異は、ウイルス侵入時の免疫系の反応で重要な役割を担う遺伝子に存在するそうです。研究ではさらに、一般的な熱性けいれんに関連し、MMRワクチンとは関係のない変異も4個を確認。これらの変異は、神経細胞間の重要な情報伝達経路である「イオンチャネル」の制御に関与する遺伝子に存在し、4個すべてを持っている子どもは、変異数が最も少ない同条件の子どもに比べて、熱性けいれんを起こす確率はほぼ4倍高かったとも。これら6個の変異によって説明されるのは、発作の遺伝子的原因のごく一部以上のものである可能性は低く、MMRワクチンを廃止する必要はないとも。MMRワクチンは公衆衛生における成功例の一つで、年間100万人以上の子どもの命を救っていると推定されるそうです。今回のような研究で得られる知識は最終的に、ワクチンのさらなる安全性向上につながる可能性があるそうです。
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