健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

人工知能で自閉症判別

2016-05-02 08:30:50 | 研究
発達障害の一種「自閉症スペクトラム障害」かどうかを、脳活動から高い精度で判別できる人工知能(AI)技術を開発したいう論文がNature Communicationsに発表されたそうです(YOMIURI ONLINE)。この障害は現在、問診などで診断しているそうですが、より客観的で正確な診断が実現し、新たな治療法の開発につながる可能性があるそうです。この障害は、自閉症やアスペルガー症候群などの総称。研究では、18~53歳の患者と健常者計181人の脳を、機能的MRI(磁気共鳴画像)という装置で測定。脳を140領域に分け、二つの領域を結ぶ神経回路計9730組の状態を人工知能で解析。その結果、特定の16組を調べれば、85%の正確さで判別できたということです。
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