健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

手首で1拍ごとの血圧を連続測定

2016-05-09 08:30:47 | 研究
手首に機器をつけるだけで心臓の拍動の1拍ごとの血圧を連続して測定できる技術が開発されたそうです(財経新聞)。心臓は1日に10万回程度拍動し、1拍ごとに血圧は変動しています。夜間や早朝の高血圧や急激な血圧変動は脳・心血管疾患の発症リスクを高めると指摘されています。今回の新技術は、トノメトリ法を用いて世界で初めて手首に機器をつけるだけで1拍ごとの血圧を測定できるというものだそうです。トノメトリ法とは、手首の体表近くにある動脈に圧力センサを押し当てて、1拍ごとの血圧を測定する測定方法で、46個のセンサを1列に並べた独自の圧力センサを開発。さらに、センサが正しく血管を圧迫しているかを検知し、自動的にセンサの角度を調整する機構も。手首につける機器のみで、簡単に1拍ごとの血圧を測ることが可能になったそうです。夜間(睡眠中)の連続血圧測定の臨床研究も始まっているそうです。
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