健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

「亀田の柿の種」

2017-09-15 08:30:02 | 研究
亀田製菓の主力商品「亀田の柿の種」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から「宇宙日本食」の認証を受け、国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士が食べることができるようになったと報道がありました(YOMIURI ONLINE)。米菓が認証されるのは初めてだそうです。認証を受けたのは、専用パック(縦9センチ、横9センチ、高さ4センチ)に入った35グラムのピーナツ入り柿の種。乾燥剤などを入れて賞味期限を1年6か月に延ばしたそうですが、中身は市販のものと同じだそうです。同社が宇宙食の開発を始めたのは2014年。柿の種の「発売50年」を16年に控え、新たな研究テーマとして輸出などに役立つ「長期保存」に注目したのがきっかけだったそうです。JAXAの定めた宇宙日本食の基準は、▽常温で少なくとも1年半の賞味期限があること▽電気系統に影響が出ないよう飛び散らない工夫をしていること▽容器が宇宙空間の環境に耐えられること――などだそうです。同社はこれらの基準に合わせるため、容器の蓋を途中から開きにくい構造にして、さらに面ファスナーを取り付けて繰り返し開閉できる工夫を施し、無重力状態でも中身が飛び散らない専用のパックを開発。摂氏50度から氷点下50度までの環境にさらしたり、450 mmHgでの減圧検査を行ったりしても問題がないことを確認。また、乾燥剤や脱酸素剤をフィルムパウチに入れて1年半保存した後、味に変化がないことも確認したそうです。発売50年となった16年の認証には間に合わなかったものの、JAXAは今年8月7日、柿の種を宇宙日本食に認証。有効期限は5年間で、早ければ来年にも宇宙飛行士が柿の種を選び、宇宙に持ち込まれる可能性があるそうです。同社では今後、JAXAと相談しながら、他の味の柿の種や、「ハッピーターン」などの認証取得も検討していくそうです。

http://www.yomiuri.co.jp/science/20170906-OYT1T50019.html
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする