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豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

礼文島の縄文女性ゲノム解析

2019-05-17 08:30:21 | 研究
北海道礼文島の縄文時代の遺跡で見つかった女性の人骨から、ゲノム(全遺伝情報)を高精度に解析することに成功したそうです(読売新聞オンライン)。女性は茶色の瞳を持ち、肌の色は濃いめで、酒に強かったとみられるそうです。縄文人の起源や特徴の解明につながる成果で、論文が近く学術誌に掲載されるそうです。解析したのは、約3800~3500年前(縄文時代後期)の船泊遺跡から出土した女性の人骨。奥歯の中に保存状態のいいDNAが残されており、現代人のDNAと同程度に解析できたそうです。遺伝子の特徴から、女性の肌はシミができやすく、耳あかに湿り気があり、髪の毛は細く縮れていたとみられるそうです。船泊の縄文人は脂肪が多いアシカなどを食べていたとみられ、高脂肪食に適応した遺伝子変異も見つかったそうです。さらに、現代日本人が縄文人のゲノムの約10%を受け継いでいたことも判明。東アジアでは、大陸にいる漢民族より韓国、台湾、フィリピンにいる人に近いそうです

https://www.yomiuri.co.jp/science/20190513-OYT1T50209/
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